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固定ってナンダ?

最新パッチ、禁断のメモリアも盛況のうちにスタートし、無人島に監禁…間違った、高難度コンテンツとして万魔伝パンデモニウム零式(煉獄編)に挑戦しているヒカセンも多いのではないでしょうか。
高難易度コンテンツに挑戦する上で必ず登場するワード「固定」。
最近冒険者になったヒカセンにとっては、今回のレイドレースや、周りのフレンドたちが高難度コンテンツに挑戦している状況を眺めているとその言葉を必ず目にしていることでしょう。そのため、「固定」に興味を持った人もいるかもしれません。
来るべき次の絶や零式辺獄編の後のナギ節に備えて、私なりの経験で「固定」について経験を共有したいと思います。
また、当記事では外部ツールに関する言及がありますが、必ずしもツールを肯定するものではありません

1. そもそも「固定」とは?

「固定」とは、「固定パーティー」の略称です。
FF14ではパーティーを組まずにコンテンツに挑戦することも可能ですが、必要なメンバーを予め集めておいて毎回同じメンバーでコンテンツに挑むことを「固定パーティー」と呼称します。つまり、「固定メンバーパーティー」です。
通常、固定パーティーは特定の時間を決めてメンバー全員の都合をあわせてコンテンツに挑みます
この記事でも、「固定パーティー」のことは「固定」と記載します。

反対に、固定以外でコンテンツに入ることを「野良」と呼びます。
野良はその都度パーティー募集で目的に応じたパーティーに入ったり、レイドファインダーなどでシステマチックにマッチングしたりします。
また、そのハイブリッドとして「半固定」という形態も存在します。
一般的なレイドコンテンツである8人全員を集めるのではなく、一定人数を集めてたりない人数は都度パーティ募集などで募集するなどです。

2. 固定の種類

固定には大きく分けて3種類があります。

(1) 攻略固定
あるコンテンツを目標に定め、同じコンテンツを攻略(クリア)したいメンバーを集める固定です。
主に最新版の零式コンテンツ(以下、零式)や絶コンテンツ(以下、絶)、青魔道士ログのコンテンツなどで使用されます。
零式の場合、武器と胴装備が全員に行き渡る8周(初クリア含め、8週間かけて8回4層までクリアする)するのが一般的です。
実装初期は週の内5日以上集まるケースが多いです。

(2) 消化固定
最新版の零式、絶のみで使用される固定の形態です。零式、絶は実装からしばらくの間、アイテムを取得できるのはその週で最初にクリアしたときのみです。そのため、特に零式ではロット運次第でアイテムが多くもらえたり少なくなったりします。これを公平に分配するのが消化固定です。
実施する周数(零式は8周が一般的)を定め、その周数コンテンツ攻略を行います。
絶については週に1回もらえるトークンを獲得しに行きます。
週の内1日で終わることが多いです。

(3) 目標挑戦固定
タイムアタック(TA)や自分の腕磨き、装備集め、マウント集めなど、共通の目標を持ってコンテンツに挑む固定です。
大型パッチの合間、コンテンツの攻略などが落ち着いてきた時期(いわゆるナギ節)に多く発生します。
週何日やるかなどはまちまちです。

3. 固定に入るメリット

一般的に固定に入るメリットは以下のような内容があげられます。

(1) 攻略方法が共有できる

毎回同じメンバーでやれるということは、攻略方法、例えばどこでどの軽減を入れるとか、このギミックはこういう風に処理する、といった統一した意思を持つことができるので、一般的に野良に比べて攻略は安定します。
また、外部ツールとしてDiscordやSkypeなどを使用することによりVoiceChat(VC、ボイチャ)で情報を共有することが可能です。これにより、「ボス下に集合して散会」といったギミック処理のヒントをリアルタイムで共有すること(コール)ができ、ギミック処理が苦手な人の成功率を底上げすることもできます。

(2) ロットが安定する

零式コンテンツに限定した話ですが、メンバーで計画的にアイテムを分配するため、安定してアイテムを獲得することができます。ただし、とても早くアイテムを集めることはできません。(※固定内でそういうルールを定めれば可能)
最も早くアイテムを集めることができるのは、野良の運がいい人です

(3) 仲間と経験が共有できる

攻略に関するメリットではありませんが、同じコンテンツを長期間一緒に挑む仲間ができることは楽しいことも多いです。まず、単純に仲間と一緒に目標を達成することは満足感があります。また、同じ仲間と攻略しているうちにだんだん親しくなることにより、化学反応が起こって面白いいシーンが発生したりします。よくTwitterなどで固定の面白シーンの切り抜き動画などが流れてきたりします。

4. 固定に入るデメリット

一方、固定に入るデメリットは以下のような内容があげられます。

(1) 時間が制限される

固定は日時を決めて一緒にコンテンツに挑みます。これは逆にいうとその時間は必ず固定の活動をしなければならなくなります。好きな時に好きなだけ攻略したい、ということが難しくなります。

(2) 野良攻略に制限がかかる

零式では8人全員がその週未クリアの状態でコンテンツをクリアすると最大限の宝箱を獲得することができます。そのため、その週固定でクリアしていないコンテンツは野良でクリアすることは基本的にご法度です。自分がクリアできる実力が十分あったとしても、他のメンバーがクリアできない場合はクリアすることができない(=アイテムを獲得できない)というジレンマが発生します。

(3) 人間関係によるストレスが発生する

固定は同じメンバーで攻略をするわけですから、諍いが起きる場合もあります。中には、我慢しきれず暴言を言う人もいます。そうでなくても、考え方の違いなどによって神経がすり減ることがあるかもしれません。また、メンバー間で恋愛関係が発生して嫉妬や肩入れなどで人間関係が崩れることもあります。全く知らない人が8人集まるのですから、こういったことも珍しくありません。ここではあえて紹介はしませんが、Twitterなどで検索すると、すぐにそういった動画も見つかります。こうしたゴシップは注目されやすく、こうした晒しをきっかけに冒険者の生活を引退する人も少なくありません
そうでなくとも、自分は攻略できるのに他の人が足を引っ張っていると感じてストレスになることもあります。
そうした軋轢の結果、固定が途中で崩壊し、中途半端な状態で野良攻略などに切り替えなければならないこともあり得ます。

5. 固定のタイプ

固定で最もトラブルになりやすいのはデメリットの(3)人間関係によるストレスです。
そのためには固定の大まかなタイプを把握しておくことが重要です。
以下に極端な形で固定のタイプを紹介します。

(1) ワイワイにぎやかタイプ

VCを使ってにぎやかに攻略する固定です。コンテンツ中も雑談などが発生したりします。仲がいい場合はとても楽しいです。目標達成よりも「楽しくやる」ことを重視しているケースが多いように見えます。コールが独特の言い回しだったりすることもあります。うまい人たちが集まっている場合は、クリアすることは当然として、楽しくプレイするために固定を組んでいることも多いようです。
時々絶叫系(ギミックをミスしたときに叫ぶ、意味不明な言葉を連発するなど)の人がいる場合もあります。絶叫系のメンバーがいる場合は、それを許容できるかできないかで大きくストレスが変わります。(びっくりしてしまう、集中が途切れるなど)
もうひとつ注意すべきとして、雑談が多すぎて集中できずにギミックのミスが増えるケースがあるということです。これを許容できるかできないかは考え方次第でしょう。楽しければいいなら許容してあげてもいいかもしれません。
良い固定も悪い固定も、Twitterで動画の切り抜きが流れてくるのはだいたいこのケースです。

(2) しーんと攻略集中タイプ

VCなどを使っていたとしても、雑談は多くありません。VCでは攻略に関するコールなどのみが話されるケースも少なくありません。簡単にいうと事務的です。攻略に集中することはできますが、わいわい楽しく攻略することを期待して入るとがっかりするかもしれません。また、大人しい人が多いと、「責任の所在を明らかにするのを避ける」ためにギミック失敗時の反省や、軽減に関する相談が曖昧になる場合が多くなるように思います。また、ストレスをため込んで突然爆発するようなメンバーが発生することもあるかもしれません

(3) VC無しタイプ

割合としては少ないですが、VCを使用しない固定も一定数あります。この場合、ギミック処理や軽減の相談はすべてチャットで行われます。そのため、VCを使用するよりも情報共有に時間はかかります。とっさの無敵処理や蘇生の共有なども難しくなります。当然コールはありませんので、ギミックは自分でしっかりと理解する必要があります。入ったことがないのでわからないのですが、事前準備(認識の共有など)に多くの時間を割くのだと思います。雑談の多さはあまり関係ないようですが、コンテンツ中は基本的に雑談は不可能になります。

(4) 攻略以外もどんとこいタイプ

コンテンツの攻略だけでなく、ナギ節にはFF14以外のゲームや、オフ会などを楽しんでいる固定もあります。中には、コンテンツを攻略すると毎回リーダーが焼き肉をおごってくれるといった固定なども聞いたことがあります。もはやリアルの友達に近い形になります。接点が増え密度が高まると楽しい思い出も増えますが、当然トラブルになるようなリスクも大きくなります。また、そうしたことに興味がないメンバーが入ると疎外感が生まれやすいです。たいていは人脈をたどった身内で構成されているので、募集が出ることは稀です。(1)の派生系や、もともと現実世界の知人などでコアメンバーが構成されているケースが多そうです。

6. 固定に入るにはどうしたらいいか

固定に入る方法は無数にありますが、ここでは一般的な方法を記載します。

(1) Lodestoneで募集日記から入る

Lodestoneには常に固定募集の日記があります。そこで自分の条件に見合った固定を検索し、募集主が指定する方法で連絡を取りましょう。面談やお試し(その時行ける最新の零式などが一般的)で一緒にコンテンツに行くことを経てはじめて正式加入をすることができます。世の中の固定はほとんどがこれにあたります。
類似したものでコミュニティファインダーや固定マッチングサイトなどもありますが、たいていはLodestoneに詳細が記載されています。

(2) 人脈で入れる固定を探す

xxさんの固定がDPSを探しているらしい、といったフレンドなどの話から固定のリーダーと人脈を作り加入させてもらう方法です。また、コンテンツで一緒になった人などにスカウトされるようなケースも稀ですがあります。そのためには、とにかく人脈を広く持ち、実力を高めることが大事です。ある程度知っている人や、事前にどんな固定なのかを十分に聞くことが容易なので、フィットしやすいというメリットがありますが、万一トラブルになった場合は紹介してくれた人との人脈も危うくなるリスクをはらみます。

(3) 自分で作る

入れる固定が無ければ作ればいいのです。自分自身が固定のリーダーとなり募集します。好きな条件、好きなルールを決めることができるので理想の固定を作ることができるでしょう。ただしそれは理論上の話であって、加入するメンバーはあなたのルールを必ずしも守ってくれるわけではありませんし、時に予想外のことをやってのけます。そうして発生したトラブルの調整はもちろん、日程調整やメンバー集めなどの事務的な処理をこなす必要があります。

7. 固定で気を付けるべきこと

固定によってルールは千差万別なので必ずこうしておけば大丈夫ということはありません。ですが、たいていの固定では以下に書いたようなことができないと必ずトラブルになります。トラブルにならなかったとしても、おそらくその友人とはそれきりの付き合いとなるでしょう。

(1) 時間、約束を守る

とにかく時間厳守です。
XX月XX日 XX:XX開始、というルールなら、必ずその時間にコンテンツに突入できる準備をしておきましょう。
ただし、時にはリアルの事情などで遅刻するケースもあると思います。大抵の固定は遅刻したときのルールが決められています(例:何かあった場合はDiscordに連絡する、など)。そうしたルールを守る分には問題ありません。ただ、ルールを守っていても繰り返してしまう場合は、あなたの生活リズムにその固定の時間があっていない可能性が高いです。状況にもよりますが、そうした場合は話し合って固定を抜けるなどをしたほうがお互いにメリットが大きくなる場合が多いです。
逆に、そういうことにならないように、固定に加入する場合は活動時間を重視するとよいでしょう。

(2) 暴言を吐かない

固定を組む以上、モニタの先にはあなたと同じ普通の人間が7人いることを忘れないようにしましょう
リアルに置き換えて見れば簡単にわかるのですが、他者に暴言を吐いている人間は当然尊敬なんかされず、ただ蔑まれるのみです。そのあと必ず固定では居心地が悪くなります。そして、あなたは固定から除名されることになるでしょう。固定の他のメンバーはNPCでもなければあなたの太鼓持ちではないのです。さらに、暴言は直接言われた人でなくてもそれを聞いた人のパフォーマンスを20%低下させるという研究もあったりします。あなたが低下した他の人のパフォーマンス分を活躍できるならいいのですが、ジョブによって役割が異なるこのゲームではそれは不可能に近いでしょう。あなた一人が抜けたほうがすべてにおいて物事が解決します。
また、自分が暴言だと思っていなくてもそう感じるとる人もいます。例えば何かをお願いしたいときに「~~しろよ」と伝えるのではなく「~~してくれると助かる」とか「~~したほうがうまくいくのではないか」と言い換えるだけでも相手が素直にアドバイスを受け入れやすくなります。
ただ、誰もそうしたあなたの本性を暴く権利を持っているわけではないので、そうした癖に自覚がある場合はお互いのために固定には入らない方がいいでしょう。

(3) 返事をする

確認されたことには返事をしましょう。状況が曖昧のまま進めると、物事はたいてい悪化します。確認されたことには必ず返事をして、しっかりと共通認識を持つことが大事です。逆に、問いかけた方は返事がない人については見逃し・聞き逃しているという認識を持ちましょう。後からトラブルになることもあるので、必ず確認したほうが良いです。

(4) 間違ったことがあれば謝る

もはや幼稚園児に言い聞かせるようなことばかりですが、これは事実です。高難度コンテンツでは、自分が失敗したときに自覚がないケースはざらにあります。そうした場合、必ず動画などで何が問題で失敗したかを明らかにしたほうが良いです。そして、その原因が自分だった場合は素直に謝りましょう。自覚がある場合は言わずもがなです。この「謝る」という行動は、即ち「ギミックを理解している」という意味になります。謝らないより、謝られた方が他のメンバーは安心できます。
過ちを犯して悔しい気持ちはわかりますが、人は失敗を許すことはできますが、失敗を認めない人間を受け入れることはできません。そして、謝られた側は寛大な気持ちでそれを許しましょう。次にクリアできそうなときにミスするのはあなたかもしれないのですから。

(5) 決断する

あなたがリーダーの場合、トラブルが発生したときに物事をあいまいに処理するのは、大抵の場合禍根を残します。例えば遅刻が続いているメンバーがいる場合、そのまま流してしまうのではなく、ちゃんと注意して改善を求めましょう。時にはそのメンバーを除名する決断をする必要があることもあります。必要な場合は実行しましょう。曖昧なままメンバーの不満がたまり固定が崩壊してしまって7人を失うよりは、1人を切って補充したほうがチームの損傷は少なくなります。ただし、一方的に決めるのではなく、必ず改善のチャンスを作ってあげることが肝要です。
嫌われたくないならリーダーはやらないほうがいいです。リーダーとは常に孤独なもの。わかっているけどね…。

(6) コソコソ悪口を言わない

時には不満がたまって愚痴を言いたいこともあるでしょう。ですが、こうした愚痴は絶対に関係者の目に触れないところでやってください。TwitterなどのSNSで思わせぶりなツイートをするのは以ての外です。このような愚痴・悪口が明らかにされることによって崩壊した固定は少なくありません。固定メンバーにアカウントを知られてないからといって、迂闊にツイートすると必ず痛い目を見ます。あなたのフォロワーにあなたの固定メンバーのフレンドがいるかもしれない、固定メンバーが実はあなたのアカウントを知っているかもしれない。大抵、固定に入る際の面接の前にあなたのアカウントは調査されています。知られていないと思っているのはあなただけかもしれません。
ベストはそうした愚痴を外に出さないことですが、人間そう簡単にいかないことも確かです。ストレスとうまく付き合う方法を自分なりに考え、発散することが肝要です。リスクの少ない方法としては、Twitterにフォロワーのいない非公開アカウントなどを作成し、そこで愚痴を発散することです。使用する際にアプリを分けるとより安全です。また、何らかのキャンペーンなどのために一時的にでも公開しないことが大事です。そこまですればおそらくあなたの愚痴は守られるでしょう。ただし、後から読み返したときにあまりにも虚しくなる可能性を私は否定することはできません。
やはりベストは愚痴以外のストレス発散方法を見つけることです。

(7) フレンドを誘うのは慎重に

今まで散々書いてきた通り、固定にはトラブルやストレスがつきものです。仲の良いフレンドを誘いたい気持ちはわかりますが、今まで楽しく遊んでいたフレンドとの関係を一度に破壊してしまう可能性が固定にはあります。FCやLSで誘い合って遊ぶのと、固定で活動することはまったく違うことだと認識しましょう。他メンバーとフレンドに諍いが生じて板挟みになることがあるかもしれませんし、あなた自身が今までに感じなかったことに関してストレスを感じフレンドと衝突するかもしれません。フレンドを誘う前にこうしたことが起こりえないかしっかりと調査、シミュレーションをし、間違いが起こらないように注意しましょう。
仲の良いフレンドと関係が切れてしまうことは、あなたのゲーム生活をつまらなくするものだと強く認識してください。

(8) 身内固定に入るのは慎重に

長年コアメンバーが固定されている、いわゆる身内固定に加入するときは慎重に検討しましょう。
身内固定には大抵身内にだけ通じるルールがあります。そして不幸なことにその存在に本人たちが気づいていないことが多いです。それは身内ばかりで行っているため、当たり前になりすぎて気づけていないのです。これはルールだけではなく、言葉の意味の解釈といったことにも当てはまります。同じ言葉でも少し違った意味で解釈していると、そうした細かいズレがのちに大きな問題になることもあります。
また、単純に仲良しグループに入ったことにより会話の面白いポイントや話題がわからず疎外感を感じることもあるでしょう。身内の中に入って最初にハブられるのはあなたである可能性が最も高いことは受け入れてください。

(9) 面談は必ずする、VCありで

自分以外の7人のメンバーのことをよく知らない限り、いざ固定に加入する前には、何らかのコンテンツに同行する面談(顔合わせ)は必ず行いましょう。VCありの固定は必ずVCありで。実力の基準を満たしていても、その固定に合うか合わないかは完全に別問題です。一緒にコンテンツに行ってその雰囲気を少しでも感じてください。そうすることにより後から「こうじゃなかった…」ということを少しでも防ぎましょう。
逆にこうした面談がない固定は怪しむべきです。

8. 固定に入る前の準備

(1) 腕を磨く

ほとんどの場合、固定に迎える側は入る人間のことを全く知りません。そのために面談やお試しコンテンツをします。ですが、まず最初に見られるのはあなたの履歴書です。そしてこの履歴書は、あなたが好むと好まざると第三者によって自動で生成されると考えたほうが良いです。特にPS4やPS5でプレイしている方にとっては寝耳に水のような話ですが、あなたと一緒にコンテンツに行った人が外部ツールによってあなたの成績をアップロードしています。それはあなたがうまくプレイした時かもしれないし、ものすごく下手にプレイした時かもしれません。他人がやることなので、あなたに制御することはできません。そうしたあなたのコンテンツ中の行動が数値化され、(主に火力が)万人に見られています。あなたが初めてこの話を聞いた場合、あなたの実力はすでに可視化されています。この数字をよくすることに楽しみを見出している人が多いことも事実です。
この履歴書を他人から見られなくする方法はあります。ですが、それをやってしまうと大抵は警戒されます。つまり、見られたくない=自信がない、と判断されるのです。良い悪いは別として、事実としてそうした状況が横行しています。
そのため、こうした外部ツールを一切禁止している固定も存在しています。
では何をすればいいのか?そう、腕を磨くしかありません。コンテンツに通い、練度を上げていつ誰があなたの成績を暴露しても問題がないようにすれば良いのです。
また、同ロールで違うジョブを練度高く操作できる人は重宝されます。(もちろん異なるロールで練度が高ければさらに)。これはジョブの調整などがあってジョブの強さに差が出た場合にジョブチェンジ(いわゆるお着替え)が簡単にできるためです。
履歴書が問題なければ、誰もがあなたを受け入れてくれることでしょう。そう、性格にさえ問題がなければ。

(2) ギルを用意する

零式の初期攻略に限った話ですが、開始時点の最強の装備が製作可能な装備、つまりギルで解決できる装備になります。またこの装備はマテリア禁断装着が可能なので、大量のマテリアが必要です。どちらかというと装備よりもこのマテリアにお金がかかります。
手前味噌ですが、詳細は下記の記事を参考。
エデン再生編零式に向けた準備をナメていた話(1) ~大迷惑 金ねーぞ編~
装備はともかく、マテリア禁断までしなくてもクリアできる火力があればいいのでは?という考え方もあると思います。そしてそれは尊重されるべきです。あなたが野良で攻略しようとしているのならば、そういった旨のパーティ募集さえすればそれで問題ないと思います。
ですが、固定に入るということは、チームでそのコンテンツを攻略するということになります。足りないところを補い合うのがチームです。仮にあなたが攻略に必要な火力があったとして、他のメンバーにそれが足りなかったとしたときに、足りないメンバーが努力するのは当然ですが、あなたが準備を怠っていたためにクリアできなかったのならば、それはチーム全体の失敗になります。あなたの準備不足が失敗の原因のひとつになるのです。一見理不尽にも思えるこの考え方ですが、チームで攻略する以上、それは受け入れるべきことです。
もしこの考えに納得ができない場合は、固定に入らず野良で攻略するのが良いでしょう。

(3) 十分な時間を確保する

固定は時間が決まっているものです。例えば8月に活動する予定がある固定なのに、夏休みを利用して長期の旅行を計画するといったことは止めましょう。可能な限り、仕事の繁忙期も避けましょう。もしくは、仕事の時間の影響を受けない深夜の固定を選びましょう。ただし、十分時間な睡眠は確保できるようにしましょう。無理をしても体調を崩して結局活動日に穴をあけてしまいます。

(4) 目標コンテンツを開放する

びっくりするような話ですが、活動開始日にそのコンテンツに突入できなかった固定が世の中には存在します。絶の前提である零式クリアなどをしていなかったためです。その固定は活動する前に解散となったそうです。
そうしたことが無いよう、本当に当たり前のことなのですが、あなたは注意する必要があります

9. 最後に

色々書きましたが、私は固定の活動が好きです。今一緒に煉獄編を攻略している固定パーティも、コアメンバーの5~6人はエデン再生編、パンデモ辺獄編、4種の絶を共にかいくぐってきた仲間です。およそ2年近くも付き合いがあります。こうやって長い期間付き合うことができるのも、生活リズムや攻略に関する考え方・姿勢といったことに一致する部分が多いからだと思います。私の固定はこの記事でいうと「しーんと攻略集中タイプ」ですが、それでもこうやって長く続けられるのはお互いの間にある程度の信頼関係が作れているからだと思います。私の固定の中のコアメンバーの中でもゲームの上手い下手には差がありますが、それでも一緒にプレイすることを望んでくれています。これはとても嬉しいことです。
固定活動を楽しくし、ひいてはゲーム自体を楽しくするためにはこの「信頼関係」が最も重要です。この信頼関係は、あなた自身の行動でしか築くことができません。あなたが面白い人間であることは必要ではありません。面白い人間であることは親しみを深めることには重要ですが、信頼とはあまり関係はありません。信頼を高めるのは、普段のあなたの行動・言動でしかないのです。
その上で、様々な固定に入ってみることにより自分で気の合う雰囲気の固定を探してみましょう。もし、あなたがその固定で活動を続けたいのなら、思い切ってリーダーにその気持ちをぶつけてみましょう。時には迷惑になることもあるかもしれませんが、大抵の場合そのリーダーはあなたの気持ちを嬉しく思ってくれるはずです。リーダーもあなたの本当の気持ちがわかっているわけではありません。そうやって意思を表明することにより、今後のあなたの道も開けてくるはずです。
また、性格に全く問題がないあなたがどんなに完璧に準備して本番で実行したとしても、トラブルは起きる時は起きます。時にはあなたに問題があろうとなかろうと、非常に受け入れ難い不可解な理由で納得し難い待遇を受けることがあるかもしれません。当然不快で腹が立ちます。しかし、人間関係はそんなものです。その7人との関係はキッパリ絶って、次に進みましょう。時間はかかるかもしれませんが、またいつか楽しく固定活動をする日はやってきます。その固定があなたに合わなかっただけなのですから。


長々と書きましたが、固定に入ることを望むすべての人が楽しく固定活動ができるように願って、この記事はおしまいにします。

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