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私が"雨の民"に恋をするまで

注:この記事にはFINAL FANTASY 14はもちろん、その他の紹介する作品のネタバレを含みます。ネタバレを踏みたくなかったら作品名ができた瞬間に回れ右をしてください。

あなたのオタクはどこから?
私はスレイヤーズ!から。

深淵の入口

最寄りの駅に行くまでにバスで1時間かかるような田舎(しかもバスに乗るまでに歩いて30分かかるし、バスは1時間に1本しかない)に生まれた私にとって、自然こそが友人でありすべてであった。
学校が終われば野山を駆け巡り、花を集めたり木の実を集めたり花の蜜を吸ったりしていた。
そんな私にとっての黒船が、スレイヤーズ!だった。

当時の幼くてかわいい私にとってアニメーションは身近な存在であったが、一つの作品やキャラクターに執着することはなく、一つの作品を楽しんだ後はすっかり忘れて次の作品に夢中になっていた。
そんなときに放送が始まったスレイヤーズ!は、すべてが衝撃的だった。
まず主人公の性格が破天荒(しかも女の子!)で、それまですべて主人公=いいやつ、という構図のアニメしか見ていなかった私にはまさに黒船来航といった感じだった。見る見る間に作品にはまり、キャラクターへの執着度も次第に増していった。そんな中登場したのが謎の糸目魔導士ゼロスである。

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獣神官ゼロス
「それは秘密です」で多数の犠牲者を生み出した。

その時、性癖がゆがむ音がした。

とにかくゼロスの魅力にハマった私は、あらゆる媒体(といっても当時はアニメージュのような専門誌程度しかなかったが)で情報を集めた。原作小説があるということを知った後は、原作小説も読み漁った。むずかしいかんじはスレイヤーズでおぼえた

二度と戻れぬ旅路

スレイヤーズNEXTのアニメの放送が終わった後、放心する間もなく次の大波が到来する。新世紀エヴァンゲリオンである。
エヴァについては私はリアルタイムでは見ていなかった。仲の良かった友人から「クソおもしろいアニメがある」という情報を聞いた私は、深夜にやっていた再放送を録画してみることにした。

これがアニメーションなのか…?

革新的な表現技法(とちょっとアダルティな展開)によって、私のアニメに対する概念は粉々に打ち砕かれ、その欠片から何かが錬成されるのがわかった。
そう、オタクという私の人格である。
決定的だったのは最終話間際に登場した謎の中学生渚カヲルによって私の性癖はもうぐちゃぐちゃにされてしまったことだった。

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渚カヲル
日本全国に被害者を出した。石田彰は罪深い。

決して戻れぬ旅路への第一歩を踏み出したことを確信した。赤ずきんチャチャを混じりけ無い真っ白な気持ちで楽しみ、ハラハラし、時には恐怖でテレビを消していた私にはもう戻れないのだと、その時悟った。

エヴァンゲリオンの衝撃は数年続き、映画を見るため(私の田舎には映画館がないのだ)に初めてひとりで東京まで電車で行くなどの成長を遂げた。ひとりで電車に乗る心細さを、碇シンジの心境と重ねて悦に浸っていたりもした。
控えめに言ってもかなり気持ち悪い

この時もう、二度と戻れぬ旅路への片道切符を握りしめていたのは間違いない。

広い世界へ

エヴァンゲリオン完結後はしばらくその界隈をうろうろしていたが、その後私は他のジャンルへと食指を伸ばし始めた。
幼少の頃見ていたルパン三世に違うハマりかたをしたりもした。次元大介のクールさに憧れた。

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次元大介
何をやってもカッコいい。

友人たちの多くは石川五右衛門のことが好きだったが、「次元の大人の魅力がわからんとはまだまだ子供」と偉ぶっていたものだ。年齢を重ねるにつれ、主人公であるルパン三世の魅力もわかるようになり、ルパンと次元のコンビは私の中で今だって最強のバディだ。

そして、高校を卒業した後に私は田舎を離れて一人暮らしを学生寮で始めた。その学生寮は一つの学校だけではなく、周辺の様々な学校の人が集まるような寮だったが、そこに私より年齢が10個以上上で「主(ヌシ)」と呼ばれる住人がいた。その人物は古今東西、あらゆるジャンルのアニメのビデオを所持していた(今思い出しても謎の多い人物だ)。その種類は多岐にわたり、美少女戦士セーラームーンから幽遊白書、きんぎょ注意報!、宇宙戦艦ヤマトなど様々であった。その人物は寮の住人にビデオを快く貸し出しており、私もその世話になった。そこではじめて機動戦士ガンダムシリーズを見た。
私が生まれるよりも前にこんなアニメが放送されていたことに驚いたりもしたが、何よりも独特なキャラクターたちに魅了された。
中でも心にザクり、いや違う、グサりと突き刺さったのが、初代機動戦士ガンダムに登場するランバ・ラルだ。

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ランバ・ラル大尉
違いがわかる伊達男、それがランバ・ラル。

ランバ・ラルはいかにも強キャラという感じのオジサマで、無敵だと思われていた主人公アムロ・レイの愛機ガンダムに肉薄する。数々の渋めのセリフを残しつつ、かつ部下想いの頼りがいのある上官だったり、ラルにベタ惚れの美人な愛人がいたりする。視聴者が見ている姿はちょっとデブなチョビヒゲのオッサンなのだが、きっと本当はむちゃくちゃカッコいいに違いない。
敵キャラであるにも拘らず、邪悪な心を持っているわけではなく、彼なりの正義を持っているところもとても好感が持てた。
クライマックスでアムロと戦うシーンで敗れるものの、「貴様が勝ったのでは無い!そのモビルスーツ(登場するロボット)の…性能のおかげだという事を忘れるな!!」という捨て台詞を吐き、さらに壮絶な自爆をして死んでいくのだ。
私も「そのlogの色は貴様のキャラコンがうまかったわけではない、装備(IL)の…性能のおかげだということを忘れるな!!」とか言ってみたいが、完全にただのイタい人なので言わない。
しかし、たかが数話しか出てこないキャラクターのくせに、ものすごいインパクトである。

死に際とリアリティ

ここでもう一人私の性癖に影響を与えた人物を紹介したい。もうおなかいっぱいだよ、なんて言わず聞いてほしい。
それは、ゲーム、タクティクスオウガに登場する騎士ザエボス・ローゼンバッハだ。

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騎士ザエボス・ローゼンバッハ
このイラストは優男風だが、ゲームの中ではもっと汚い。

騎士ザエボスは物語の中盤で必ず主人公デニムと戦うことになる人物だが、どのルートでも彼は徹底的なリアリストとして登場する。特にCルートと呼ばれるルートでは最高の輝きを見せる。
決戦の地、ブリガンテス城でデニムと対峙する際に吐くセリフがこれだ。

遅かったな、デニム。 待っていたよ。 英雄と呼ばれた貴様がなぜ、解放軍に追われているのか、やっとわかったよ。
公爵は貴様のことがきらいなのさ。 貴様のように手を汚さず、きれいごとばかりを語り、美味しいところだけを盗む…。
汚い仕事は他人まかせで、理想や正義をちらつかせる…。それが貴様だ。
いずれ民衆は、公爵を見限り、貴様を支持するようになるだろう。 公爵より『汚れていない』からな。
しかし、それもつかの間だ。どうせ、貴様もそのうちに『汚れる』さ。
くっくっくっ。
さあ、おしゃべりはここまでだ・・・。

普通ここまで言う!?
現実逃避のために楽しくゲームをして自分の心境を主人公に投影している人だっているだろうに、リアリティという名の剣を容赦なく振りかざすザエボスは本当に慈悲というものがない。
でも、現実だってこういうことはあるよね、というセリフからは、ザエボスというキャラクターに対して妙なリアリティが湧き出てくる。そして、リアリティを持ったキャラクターが強ければ強いほど、その強さがより説得力を増して補完され、魅力につながっていくのだ。
騎士ザエボスはそれを私に気づかせてくれた。
彼はこのセリフの後にデニムたちに打ち取られるのだが、死んだ後もなお印象に残り続け、プレイヤーはいつ『汚れる』のか怯えるわけだ。キャラクターの強さとは何か、単純な腕力やチート的な能力ではないことを、ザエボスの屍は語りかけてくる。
(なお、その後隠しダンジョンでゾンビ兵となって甦るシナリオもあるのだが、それはまた別の機会に…)

悪の系譜

前述の通り、すっかりランバ・ラルに魅了された私は、その後今まであまり見ていなかったSF作品にも食指を伸ばした。アニメに限らず、スターウォーズシリーズにもハマったりした。グリーヴァス将軍はいつ見てもカッコいい。

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グリーヴァス将軍
普通は一人一本のライトセイバーをいっぱい持ってる。厨二的なカッコよさがある。

実写映画ではほかにもジャック・スパロウ船長も大好きだ。

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ジャック・スパロウ船長
相棒のギブスとの「Take What You Can」「Give Nothing Back」の掛け合いは至高。

さらにそこから銀河英雄伝説を見始めたりもしたから大変だ。オスカー・フォン・ロイエンタールは若本規夫史上最高にカッコいいし、ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ提督のいぶし銀の渋さは他の追随を許さない。

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オスカー・フォン・ロイエンタールとウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ提督
共に銀河帝国の軍人だが異なるような同じような道を歩んだ。

一見とっ散らかっているように見える好みのキャラクターだが、実は一本の筋が通っている。それは悪役(主人公や一般的な正義と対立する陣営)であるということだ。

獣神官ゼロス:そもそも人間ではなく魔族である。
渚カヲル:主人公が討滅すべき使途という存在。
次元大介:主人公と対立するわけではないか、そもそも泥棒という悪。
ランバ・ラル大尉:主人公が所属する連邦軍と戦争をしているジオン軍の兵士。
騎士ザエボス:主人公と対立する陣営の幹部であり、リアリスト。
グリーヴァス将軍:主人公の仲間であるジェダイの騎士たちを殺し、殺した相手の武器を集めるという弁慶みたいなやつ。
ジャック・スパロウ船長:彼こそがホンモノの海賊。
ロイエンタール:終盤で心酔していた銀河帝国側の主人公ラインハルトを裏切る。
メルカッツ提督:政治闘争などに敗れ、中盤で帝国軍を裏切り自由惑星同盟に亡命。

上記に例を挙げた以外にも各作品に思い入れのあるキャラクターはいるが、だいたい悪役である。
そう、私はいつの間にか悪の系譜に染まっていたのである。

私の好きな悪役(ヒール)の条件

主人公や一般的な正義と対立するという立場は当然として、ただそれだけでそのキャラにはまるわけではない。分析してみると、以下のような条件が必要なようだ。

・強く、強さにリアリティがある
・自分なりの正義や信念がある
・渋い
・物語中で死ぬとなおよい
・賢くなくてもよい
・顔は良いほうが嬉しいが、良くなくてもよい

それぞれ詳細に分析してみよう。
※ キャラクター例はなるべく広い作品から引用しました。

・強く、強さにリアリティがある

まず強大な敵として主人公の前に立ちはだかるのが大前提だ。強いキャラクターはそれだけで魅力がある。その後、主人公陣営に加わったりするのはあまり好みに影響はしない。
だが、その強さはリアリティを持った強さであってほしい。例えば、めちゃくちゃ小さいキャラクターが軽々しく大きな斧を振り回したりしているのは、なんだか説得力に欠ける。そういう場合は、魔法で筋力を増している、魔法で武器を軽くしている、といった種明かしがほしい。
※ 決して小さいキャラが大きい武器を振り回す造形を否定しているわけではない。むしろ好きな部類だが、そこに説得力がほしい。
それがないと、頭の中でザエボスがこうささやくのだ。

「貴様の強さは今は良く見えるが、その後にもっと薄っぺらい強さを持ったやつが現れて、貴様のことなどすぐに忘れられてしまうだろう」

私は常にキャラクターの強さを騎士ザエボスと戦わせる宿命を背負ってしまった哀れなオタクである。

大きな武器というのは大体威圧感があって、とても悪々しく、いかにも強い感じがする。大好きだ。
だがそれを操るには、たいていの場合は大きな体が必要なのだ。
おや、だんだんと"雨の民"の姿が見えてきましたね。
このパターンに当てはまるキャラクターは、ダイの大冒険のクロコダインや、るろうに剣心の相楽左之助などである。

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獣王クロコダインと相楽左之助
どちらも最初に敵として立ちはだかるパワーキャラである。

・自分なりの正義や信念がある

私は薄っぺらい強さのキャラも嫌いだが、薄っぺらい心情のキャラも嫌いだ。やることが薄っぺらくても(すべてを無に帰すとか)、そこにそれなりに筋の通った理由や、信念(誰かとの約束だったとか)そういうものがあれば受け入れることができる。
例えば最初に述べた獣神官ゼロスは本当にいい加減なやつだが、ある目的のために行動しているのであって、その他のことはどうでもいいことなのでいい加減なだけなのだ。そういう、目的や信念のためにほかのことにはわき目もふらないキャラにグッとくる。
こうした目的や信念はいざというときに立ち返る精神的な支柱となり、それがキャラクターのメンタルを強くしたりする。もちろん、弱さのあるキャラクターだって魅力があるが、ただ弱いだけでは魅力にならない。その裏に、何かやりたいことや目標があり成長途中だからこそ弱いのだ。
このパターンに当てはまるキャラクターは、バットマンのジョーカーや、BLACK LAGOONのバラライカなどである。

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ジョーカーとバラライカ
どちらもお近づきになりたくない恐さがある。

・渋い

これは単純に好みの問題だと思うが、私は渋いキャラが好きだ。
バッタバッタと敵をなぎ倒していく最強の剣士よりも、後方支援をするスナイパーだったり、前線で体を張って盾になるようなキャラにひかれる傾向にある。彼らは大概の場合主役にはならないが、物語の中でだいたい1つや2つ輝くエピソードがあったりする。守備に定評があるキャラクターはだいたい好きになってしまう。現実にはそういったいぶし銀の活躍をする人物は必要不可欠であるし、そういった行動を私は評価したい。
また、普段はパッとしない昼行燈だが、いざというときに切り替わって場の雰囲気を締めたりするキャラも良い。いわゆるギャップ萌えというやつだ。
なぜかだいたいジジイが多い。
このパターンに当てはまるキャラクターは、機動戦士ガンダムUCのヨンム・カークスや、ヨルムンガンドのレームのなどである。

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ヨンム・カークスとレーム
オジサンはカッコいい。

・物語中で死ぬとなおよい

もちろん好きなキャラクターには幸せであってほしいと願うのはオタクの常だ。だがしかし、生きていることが幸せであると思っていないキャラクターも存在する。そうしたキャラクターは過去に罪を犯していたり、何か後悔していることがあったりする。普段は強くても、ふとした拍子に見せる弱音だったり弱点に、私はとても人間(生物)らしさを感じ、愛おしく思う。また、かつて敵役だった人物が主人公陣営に加わるなら、過去の悪事の報いを受けて死んで(もしくはそれに準じる苦しみを受けて)ほしい
散った後でも強く心に残り続けるキャラクターが私は好きだ。
他にも、自分の命と引き換えに目的を果たしたりするシーンにも胸が熱くなる。
このパターンに当てはまるキャラクターは、ジョジョの奇妙な冒険の花京院典明や、スターウォーズのダース・ベイダーなどである。

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花京院典明とダース・ベイダー
過程はかなり異なるが、その散り際には誰もが涙した。

・賢くなくてもよい

バカだっていいんです!そのキャラが魅力的なら。
「オレは難しいことはわからないけど、○○を信じる」みたいな感じで、全面的に信じる相手のために戦ったり、そうした"根拠はないけど温かい"感情に脳が揺さぶられる。
だいたいこういうキャラって脳筋でデカかったりするんですが、怖そうな外見と愛らしい性格がまたギャップがあってかわいいですね。そしてその迷いのなさが強さの根拠だったりするとより良いです。
また、知力そのものがなくて本能だけで戦うようなキャラもオッケーです。
このパターンに当てはまるキャラクターは、Fate/staynightのバーサーカー(ヘラクレス)や、紅の豚のマンマユート団団長などである。

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ヘラクレスとマンマユート団団長
タイプは違うが、どちらも魅力的なキャラクターだ。

・顔は良いほうが嬉しいが、良くなくてもよい

もちろん顔が良いことに越したことはないが、私はどちらかというとそのキャラクターの生き方や考え方、愛らしさといったものから生まれる魅力にグッとくることが多いので、究極的には顔はどうでもよい。もちろん好きなタイプの顔型などは存在するし、好きになるきっかけとしてはあり得るが、必須条件ではない。
むしろブ男や傷だらけの顔の方が印象に残ったりすることってあるよね???
このパターンに当てはまるキャラクターは、HELLSINGの少佐や、パイレーツオブカリビアンのバルボッサ船長などである。

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少佐とバルボッサ船長
実はジャックよりバルボッサの方が好き。

"雨の民"を選んだ理由

さて、ようやく本題だ。
私がFINAL FANTASY 14において雨の民=ルガディンを選択した理由は今までの内容を読んでくださった方なら何となく合点がいくと思う。
ちなみに、ルガディンという言葉は古ルガディン語で"雨の民"という意味なのだそうだ。その名は、故郷である北洋諸島が雨や霧が多い土地であったことに由来するのだそうだ。意外とロマンチックである(こういうところも、また良い)。
もちろん、ロスガルやアウラにも当てはまる部分が多いのは間違いないが、その中でもルガディンを選んだ理由を好きなNPCとあわせて書いていこうと思う。

・大きいことはいいことだ
全種族の中で一番大きい、ということが魅力だった。
散々書いたが、デカい=パワー=強い、である。
デパツの法則と名付けたいくらい。

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ゴウセツ
ルガディンにしては珍しくメインストーリーにがっつり関わった。その強さと優しさはヒカセンたちの印象に強く残った。

・渋いキャラクリができる
おそらく全種族の中で一番ヒゲが似合うだろう。渋さの象徴でもあるヒゲをカッコよくつけられるのはどの種族か?そう、ルガディンである。
また、フルアーマーを装備したときのキャラクリは、他種族の追随を許さないカッコよさがある。

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エインザル大甲将
リムサ・ロミンサの幹部。その正体は伝説の海賊と呼ばれた霧髭である。いつもメルウィブ提督に寄り添う渋いオジサン。

・見た目とのギャップがある

みなさんはルガディン男性の"踊る"のエモートを見たことがあるだろうか?大きくて渋くてカッコいいのに、ダンスはうまく踊れないのである…。なんという、なんといういたわりと友愛じゃ、性癖が心を開いておる。
渋くキメるところはキメて、バカにもなれる。そう、ルガディンならね。

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キュリアス・ゴージ
戦士クエストに登場するローエンガルデのルガディン。その少し抜けた愛嬌ある性格でヒカセンたちに愛される。

そんな理由から、私はルガディンを選択した。

ゲームを始めてから、私のルガディンは思い通りの成長を遂げてくれている。直感で選んだ斧術士(戦士)というジョブは、まさに正解だった。
パーティーの先頭に立ち、強敵の攻撃からパーティーを守る。そしていざ巨大な斧を振り回せばアタッカー並みの攻撃力を(瞬間的に…)発揮することができる。攻守を兼ね備え、メンタル的にも"仲間を守る"という信念に基づくロール、私が好きなキャラクターの通りである。
ゲームを始めた時は完全に見た目と好きな得物だけで選んだが、間違いなく正解だったと確信している。
これぞまさに原初の直感

そして今、愛すべきRysstrach Blankoenと私は旅を続けている。帝国の進撃を退け、邪悪な竜を打ち倒し、恐るべき強大な敵と対決し、異世界にまでその足跡を残す。さまざまな思い出と仲間とともに、今新たな敵に立ち向かっている。
今度の戦いに勝つことはできるのだろうか。きっとできると、私は信じている。
なぜなら、この"雨の人"は、私が恋をしているのだから

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