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相談しなかったところのアイデアが浮かんだ話

今回はこれの第二弾で、気づいたことを言語化してみる試みです。

最近ワークショップの準備で知人に相談した"後"に、相談していない部分の改善案を思いついた。
相談したところならまだしも、どうして相談していないところで気づくことがあるのだろうか。気になったので、どのようなことが起きたのか少し考えてみた。

ワークショップ作りの流れを見直す


そもそも、ワークショップを作るとき、普段はこんな流れで内容を考えている。

<準備の流れの例>

  • 自社サービス使ってワークショップ考えるぞ

  • テーマに沿った内容だと、機能①と機能②を使うのがよさそう。細かい部分は相談しよう。

  • 問いかけの文は見直した方がよさそう。機能①使うのやっぱりよい。そのままいけそう。機能②は、機能③に替えてもいいかも。全体の展開整えたらOKだな。

  • 完成

多少省略したが、スムーズなときはこんな感じだと思う。相談したところは、大きく変わることもあるが、他の部分は調整くらい。

しかし今回は最後の部分だけ違った。比較しやすくするため、固有名詞などは内容を同じにして書く。

<今回の流れの例>

  • 自社サービス使ってワークショップ考えるぞ

  • テーマに沿った内容だと、機能①と機能②を使うのがよさそう。細かい部分は相談しよう。

  • 問いかけの文は見直した方がよさそう。機能①使うのやっぱりよい。そのままいけそう。あ、相談してなかった最後の活動で機能④使った方がスムーズじゃん。これも一緒に修正しちゃおう。

  • 完成

相談前に全体の流れを想定したときには、機能④を使う発送は浮かばなかった。それが、人に相談した後になってアイデアが浮かんできた。この、相談してない部分でひらめくのは、どのような理屈があるのだろう。

ひらめいた仮説をあげてみる

どのような理屈で、相談していない部分のアイデアが浮かんできたのか。思いつく理由を挙げてみる。

説1.イメージがより具体的になったから

まず、人に話すことによって、展開のイメージがより具体的になった可能性。たしかにイメージが具体的になれば、今まで気づかなかった機能を再検討できる。しかし、今回相談したのは一部で、その他は流れ程度しか話していない。なので、相談してない部分が具体的になる理由はわからない。もしかしたら、見直すきっかけにはなったかもしれない。

説2.考える余白ができたから

ワーキングメモリの概念を説明できるほど理解してないので、概念の詳しい説明は省略する。
簡単に説明すると、"短期記憶と思考は同じ容量の中で行われる"という説だ。今回は声に出したことで短期記憶分の容量が不要になり、思考する余裕ができたのかもしれない。「机上の書類をしまったから作業スペースができた」みたいなことである。
これもありそうだけどもう少し考える。

説3.抜け漏れに気づいたから

全体の展開を見直したタイミングで、シミュレーションの抜け漏れに気づいたという可能性もある。

そもそもワークショップを考える時には、メインとなる活動を考えるのだが、その際にツールの機能を思い起こして、活動を充実させる機能を選択する。
例えば企画書に対するフィードバックを複数人から返す際、Miroならコメント機能を使うか付箋で書くかを選べるし、Googleドキュメントならコメント機能や提案機能を使ったりもできる。

つまり、ツール仕様を思い起こし、活動がよりスムーズにできないかをシミュレーションしている。今回の相談していない部分でのひらめきは、機能と活動の組み合わせを繰り返しシミュレーションしたことによって、抜け漏れに気づいたということかもしれない。

と、考えてみたけれど、明確に理由を一つに特定することはできない。どれもありそうだなと思う。

困ってなくても相談してみるのがよさそう

今回はワークショップを作るときの流れを考え直してみた。どうして相談していないところが改善できたのかは不明だけれど、相談することには意見をもらう以外の恩恵がありそうだ。困っていなくても、誰かに相談することをおすすめする。

今回は以上です!

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