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動画編集の仕方を変えた話。

今回この記事を読む前に下記の動画を見て欲しいです。

この動画から編集の仕方を変更しました。
作ってる本人や目の肥えた「同業者」なら気づく変更なのだが、
「視聴者」の方々が
・違和感を感じない、
・違いが分からない、
ならこの新しい編集スタイルで行こうと思ってた。


まず始めに


上記の動画の冒頭から12分までが新しい編集の仕方。
それ以降は従来の編集のやり方。

違いは分かっただろうか?
画角、色調、BGM、排気音などではない。

正解は

「繋ぎ」

である。

は?何それ?と思うだろう。
だが、動画を編集した事がある人間なら誰しも1度は悩む部分である。

もっと細かく説明すると


Aシーン→Bシーン→Cシーンに移る時の繋ぎの仕方を変えたのだ。

なかなか細かい話になっていくので、一つ一つ説明していこう!!



シーンが変わる時には当チャンネルは三つのパターンを使っている。


①ディゾルブ
今のシーンから次のシーンに行く時に使うメインの移行方法。
現在のシーンが徐々に薄くなり、次のシーンが徐々にでてくるやつ。
世間一般でも超メジャーなディゾルブ。
当チャンネルは基本はコレ。

②暗転
次のシーンに行く時に、一旦画面が暗くなって、その後に新しいシーンがでてくるってやつ。
当チャンネルでは、目的地に着いて大きく場面が変わったり、逆に次の目的地に出発!って時に使われます。
動画だと2分50秒あたりのループ橋の休憩所についた時や、トイレ休憩から夜叉神峠に向かう!って時に使ってるのがコレ。

③ジャンプカット
今のシーンから次のシーンまでそのまま切って繋ぐ方式。
BGMが使われてる場面では基本コレ。
BGMがあるのに、ディゾルブや暗転を入れて繋ぐと流れが悪く感じるため、
音楽が流れてる時は、そのまま繋ぐ感じにしています【例外あり】
動画編集が上手い方やプロの方は、このジャンプカットがとにかく上手い。


「なんかこの動画、ストレスなく長時間見れるな~」
と思う動画は絶対的に動画の繋ぎ方が丁寧で上手いのだ。


やっと本題


で、何をどう変えたのか?
それは①のディゾルブだ。



冒頭から12分まででディゾルブを使ってる部分と、
それ以降でディゾルブが使われてる部分で微妙に違うのだ。
どう違うのか?

それは・・・冒頭から12分までは次のシーンがでてくる際に、
映像が0.1~0.3秒ほど止まって見えるのだ。
【多分止まってる】

逆に後半の方は、いつも通りの編集なので滑らかに次のシーンへ移行している。


この現象は自分が使ってる編集ソフトフィモーラ

の仕様で、バグなどではない【多分】
昔からある仕様で他の編集ソフトでは起きない現象。

で、この0.1~0.3秒の止まった感じを消すために、毎回少しめんどくさい編集方法を取らなくてはいけなかった。
いわゆる「普通」の動画なら0.3秒くらい止まって見えても全く問題ないのですが、バイクの走行シーンだと非常にテンポや流れが悪く感じられ、多少映像に見慣れた人ならすぐ気づく部分。
故にこの「止まる」仕様を毎回めんどくさい編集方法でどうにかしていました。

ちなみにフィモーラじゃなくて、サブスク系の編集ソフトならこの現象は起きないけど、毎月数千円かかったりとかは自分の中では「無駄」に感じるので買い切りのフィモーラ1択である。
【というかフィモーラの性能で当チャンネルの動画は十分すぎるのだ】

話をもどして・・・


ここ最近調べた所、この仕様は

・昔より改善された。
・スマホなどではほぼ分からない。

が判明したのだ。

自分はTVもPCモニターも4K対応なので、それらで視聴すると残像?として止まって見えるのだが、確かにスマホ(iPhone14Pro)で視聴すると、
「うーーん、微妙」ってくらい分からないレベルだった【良い意味で】

なので今回チャレンジしてみたのだ。
この「仕様」に抗うため、めんどくさい編集作業を今までやってきたのですが、これからは「通常」通りの編集作業にする予定。

通常に戻す事によって、編集時間は3割ほど減らす事ができるし、編集ミスがあった時にも、直しがとにかくやりやすい。

何より「めんどくさい」と感じる作業を減らせるので編集作業に取り掛かるまでの【気合】がそこまで必要じゃなくなるのが大きい笑

自分はYouTubeの収益で生活している訳ではなく、趣味の延長線で動画投稿している状態なので、収益で生計を立ててる人より圧倒的にモチベは低い。

故に編集作業が楽になるに越したことはない。
【最近なにかと忙しいし】

ただ唯一このめんどくさい編集スタイルにもメリットがあって・・・。

それは排気音が途切れない。

ということ。通常の編集スタイルだと、どうしても音と音を繋げる際に
「プツップツッ」という不愉快なノイズが入りやすい。


【多くのモトブログでもこのプツプツ音が入ったままの動画が山ほどあります。改善策を知らないのか、気にしてないのかは分かりませんが・・・】

それらを消すために0.1~0.4秒ほど音を無音でつなげなければいけない。
故にイヤホンなどで聞くと音の途切れが如実に分かるのです。
逆に従来の編集スタイルだと、映像と映像、音と音を重ね合わせている部分があるので、排気音が途切れず繋がってくれるのです。


赤線で区切ってます。左が新しい編集スタイル、右が従来。
右の方がデコボコしてるのが分かると思います。
この凸凹にする事で映像と映像、音と音が重なるので滑らかなシーンの切り替え、無音の部分が無くなります。ちなみに他の編集ソフトではこの作業は必要なし笑


最後に

ここまで読んでくれた方々の中には
「たかだか0.1秒や0.3秒とか、そんな事で~~~」と思う方もいるだろう。

だが「見やすい映像」とは細部に様々な工夫が施され、
見る人の事を考えて作られている。
それらが重なり合って「良い映像」が完成される。

4Kで撮影したから良い映像ではない。
ZOOMの録音機で録音したから良い音ではない。

そこから画角、レンズ変更、固定方法、色調調整、撮影場所、加工、繋ぎ方、音声加工、など様々な部分をこだわって
ようやく「普通」の見れる映像が完成する。

もちろん「視聴者」の方々にその努力を分かれ!と言ってる訳ではない。
ただ、あなたが「なんか良いな~」と思う動画には必ず
そうゆう「丁寧」が隠れているのだ。

なんて言うんでしょうね、料理でいうところの
「隠し味」「ひとてま」って所です。


長くなってしまいましたが、ここまで読んでくれてありがとうございます。
長く動画投稿を続けるためにも、作業効率を上げていくのは当たり前な事。

見てくれる方々に変わらないクオリティを提供しつつ、自身が楽をできる部分も探していこうと常々思っています。
【出来ればクオリティもあげていきたいのですけどね笑】

半端者の動画ですが、これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

最後の最後に・・・・

早くYZF‐R9、発表されないかな~笑
サーキットマシンに近いはずだからダクトからライトは廃止されてると思うんだけどどうだろう。

最近SSに乗りたい欲求が強すぎて毎日、
ZX‐10R、ZX‐6R、CBR‐600RRばかり調べてます笑
でもやっぱりR1が一番かっこいい。


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