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量子コンピュータジョブフェスタ2024に参加しました!

3月2日に開催された量子コンピュータジョブフェスタ(文部科学省Q-LEAP事業/理化学研究所主催)に参加しました。

少し時間が経ってしまいましたが、一緒に参加した同僚の所感も踏まえた参加レポートです。

量子コンピュータジョブフェスタとは?

一言で言ってしまえば、量子コンピュータに取り組む企業のみを集めた合同説明会です。

昨年も実施し、今年で2回目の開催でした。
2024年4月新卒/転職組向けということで、今年のタイトルはジョブフェスタ「2024」となっています。

大阪大学 藤井啓祐教授(理化学研究所とクロアポ)の企画で始まりました。(以下は2022年4月のツイート)

学生支援、キャリアパス構築、産業人材育成まで一体的に設計されています。
研究だけでなく、社会との接点にも目を向けられていて、視座が高く本当に尊敬します。

タイムテーブル&会場の雰囲気

今年はリアル・オンラインのハイブリッドで開催されました。昨年はオンラインのみだったため、リアル開催は初めてになりました。

内容は👇でした。

参加企業からの取組紹介
→個別ブース説明(20分×5)
→懇親会

懇親会ができるのはリアル開催のメリットですね。

参加企業は、ハード・ソフト、大手・ベンチャー、国内・外資からバランスよくといった感じ。

イベントチラシ(右下に参加企業一覧あり)

ほとんどが、量子コンピュータのハード/ソフトベンダーで、ユーザは三菱ケミカル株式会社のみでした。

見たところ、現地参加は約100名弱(定員max)で、個別説明パートでは、毎回各ブースに5〜10人程度入る感じでした。

最後の懇親会には、企業も含め現地参加の半分以上は参加したのではないかと思います。

懇親会の様子

今回、理化学研究所、大阪大学、量子ベンチャー企業「QunaSys」(藤井教授が顧問)が事務局をされていました。
ロジが完璧で、ストレスフリー&オンタイム進行でした👏
心から感謝申し上げます🙇‍♂️

所感①:継続して開催を!

話した限りでは、参加者・参加企業からは前向きな感想・コメントが多数で非常に盛況でした!

就活生/転職希望者だけでなく、B4など情報収集目的の人も一定数観測できました。
去年から継続参加も多く、継続して開催するのがよいなと感じました


去年参加→量子ベンチャーと出会う→インターン→今年は事務局で参加
という人もいて、単なるジョブマッチング以上の場になっていることも良い点だと思います。

今後、(個人情報なので取れるかわかりませんが、)ジョブフェスタきっかけで実際に就職等に繋がる事例が報告されるといいなと思います。

所感②:現地100名が丁度いい規模感?

上記のとおり、現地参加者は100名弱で、ほぼ定員maxでした。

個別ブースを見ている感じでは、多すぎて個人が埋もれることも無く、少なすぎて盛り上がらないことも無かったので、丁度いい規模感だったのかなと思います。

量子コンピュータに分野を絞ったのも良い方向に働き、参加企業側の安心感向上、学生のフィット率も高かったと聞きました。

また、一般の企業説明会と一緒にやると、まだまだ量子業界がニッチすぎて誰も来ない(そりゃそうだ)ので、分野を絞っての開催はうまくハマっていると思います。

所感③:さらに輪を広げるには

ヒアリングの印象では、知ったきっかけはSNS(Twitter)が多かった印象でした。

もう少し参加者のバリエーションを増やす/幅広くリーチするには、研究室内や研究室間での誘い合い、他の教育プログラムと連携などした広報・周知も必要かなと思います。

また、今回は東京開催ということで、遠方参加者はいなかった様子。

今はオール国プロ予算でやっていますが、企業スポンサードで経費を集め、関西・中部開催や関東開催でも一部旅費支給なども要検討という話もありました。

企業数は劇的には増えないので、規模感は上記のとおり100名程度とすると、複数開催が学生にとってはありがたいでしょうね。(そんなに需要あるんか?とも思いますが…😅)

文部科学省では、キャリアパス構築のプロジェクトを新たに実施します!

現在、Q-LEAP事業で絶賛公募中です。

ジョブフェスタだげでなく、インターン、学生による企業支援などに取り組むプロジェクトです。

ジョブフェスタのような学生と企業との接点を更に増やし、産学での人材育成・交流、就職を活性化します。

先日、東大と大手ベンダーが連携した講座が開設されましたが、こうした取組に繋げることが本プロジェクトの1つのゴールかと思います。

おわりに(余談)

文部科学省からの参加も多く、「暇なんですか?」とのお声をいただきました笑

ジョブフェスタは人気イベントなので、総出で参加しています!
外に出る機会を大事にしているので、イベント参加も本業です!
文部科学省内で「外勤で忙しい」とアピールできます!

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