見出し画像

傘を閉じて歩き出すよ ここから/塩見きらさんしか読んじゃダメです⑧

塩見きらさんしか読んじゃダメシリーズも遂に第8回になった。
ぶっちゃけ塩見きらさん以外の有象無象の人が読んでるのはバレてる。

今回は、2022/10/22 神宿 JAPAN TOUR-Over the Rainbow- 沖縄公演について書く。

幸先のよいスタート

沖縄への旅は最悪のスタートを切った。

そもそも前日(10/21)は某グループの中野サンプラザワンマンを見に行っていた。予定では、中野サンプラザから夜のうちに成田空港に移動して、第三ターミナルの机で一泊して、朝一の飛行機で沖縄に向かうつもりだった。
そのはずが、中野サンプラザワンマンの特典会列が42.195kmぐらい長く、中野から成田への終電が終わってしまった。仕方なくその日の夜のうちに千葉まで移動して、千葉で一泊し、翌朝始発で空港に向かうことにしていた。

しかし、まあ十分予想できたことだが、完全に「気持ちよく」なってしまっていた自分はストゼロりんご味500mLをキメて完全に泥酔してしまった。
目覚めた時には、飛行機は既に飛んで行った後だった。


(他のアイドルのライブ行って泥酔して飛行機乗り遅れる は流石に怒られるw)

とりあえず、飛行機を探す、探す、探す…。
もともとは数千円代で取っていたはずの飛行機。慌てて探すも、3万円代のものしかなく…。

正直沖縄を干す選択肢もあった。あったと思うよ。
同日は別のグループのイベントなんかもあったし、そっちに行ってしまう選択肢も十分にあった。
それでもやっぱり、「今日行かなきゃ後悔するだろうな」と直感的に思ったから、何とか行ける方法を探した。

とりあえず羽田行きの電車に乗りつつ逡巡。
羽田→那覇チケットも既にほとんど売り切れ。
何とか2万円代のLCCの空き席を押さえて、
とりあえずリンガーハットでも食べる。

そしてとりあえずスタバを飲む

ほんとうは朝一の飛行機で沖縄に降り立って首里そば行く予定だったのに……

しょんぼり心を胸に、6時間遅れで沖縄へ。

声出し

沖縄ライブの特殊性は、声出し可ライブ、というところにあった。

自分が舁夫になったのはコロナ禍から。
それまでに行っていた現場はももクロとでんぱ組ぐらい。

ぱんぱぱぱんぱん しゃーいくぞー!

じゃなくて

はーーーーーー! じゃーじゃー!

の世界線で生きてきたし(古い)、
サビはとりあえず
「そろそろ行こうぜイエローパンチョス」
の世界線で生きてきた。

声出しのある神宿はYouTube上の存在でしかなかった。


国際通り


声出し。正直不安があった。

別現場で、声出し組と地蔵組とでぴったり割れてしまった現場があったので。
もちろん各々が好きな推し方をしていればいいんだが、
上記二組がそれぞれ排斥するようになると非常によろしくない。
というか声出し「組」・地蔵「組」みたいにラベリングしちゃうのがよろしくない。

ほんとは声出したい気持ちがあるのに
チキった自分は地蔵してしまうんじゃないか

あるいは、
ほんとは声出したくないのに
無理して声を出してしまうんじゃないか

チキって声出さないだけならまだしも、
声出し「組」に対して一歩引いて見ちゃうんじゃないか

っていう不安が正直あった。

そこそこな規模の不安だったと思う。
何せ遅刻して慌てて飛行機に乗った。
那覇空港到着後、即ライブで心の準備もできてないし。

念のためチューハイをloadingした(なんやloadingって)

約束のあの場所で

蓋を開けてみれば、
びっくりするほど声が出た。

5周年ワンマンの動画とか
それより前のライブ動画とか
画面の中にだけあった「神宿」に遂に出逢えた気がした。

そしてその「神宿」は、
2020年4月、
コロナ禍に突入し鬱屈とした日々を送っていた頃に
パソコンからふと流れてきたあの「神宿」だった。

「KMYD」のラスサビの、夢にまで見た大合唱
自分の声がその一部になった
大粒の涙を流しながら歌った

Kawaiiさを Maxで 君にエール 送るよ 夢の場所 連れてきたい K・M・Y・D

KMYD/神宿



アンコール「#前に進む唄」の歌詞、

声の限り夢を見る 約束のあの場所で

#前に進む唄 /神宿

完全に"ここ"だった
ここでしかなかった


つまり、"ここ"です

太陽なんて嫌いだけど

沖縄公演で披露された新曲「わたしでごめんね」

太陽なんて嫌いだけど
雨はもっと嫌いだ

なんかそんな感じの歌詞だったような気がする。

神宿は、今まで直面してきたいくつもの困難を、長い長い「雨」に例えてきた。

降り止まない雨に思えても
気付いたら虹に変わる様な
当たり前だけど忘れてたこと
傘を閉じて歩き出すよここから

#前に進む唄 /神宿

だからこそのツアータイトル「Over the Rainbow」なんだろうな


イントロで「ッシャーーー!ィ"ヤ"ッターァ!」ってなってるポーズ


さいごに

その後の飲み会の話とかは端折る
そもそも酔っ払い過ぎてよく覚えてない

島唄に合わせてコールしたりペンラ振ったりしたのがすっごい楽しかった

その後よく覚えてないけど、
コンビニで酒追加して
よくわからん公園で
沖縄の大地と一体化したのは覚えてる

結局カラオケなんかも回りながら
限界の体力でホテルに辿り着いて

結局翌日は何もできないまま沖縄を離脱したw
翌朝早起きして地元の食堂に行こうとしてたんだが
気持ち悪すぎてやめたw

気持ち悪すぎて
あれほど楽しみにしていたサーターアンダギーも一つも食べなかった

でも不思議と後悔はなかった
不思議だったね

あのライブを経て
その後の飲み会を経て
完全に人生のトゥルールートを選んでしまったわけで
その日の自分にとっては
どんな選択肢も正解だった

最後に那覇空港のストリートピアノで一曲弾いた。
保安検査場通過期限まであと5分というところで
急いで一曲弾いた
リテイクできない緊張感の中で
あまり間違えずに弾けたのは奇跡に近い

成田空港について、初めて旅の終わりを感じた
この時間が終わってしまうことが、とてつもなく寂しくなった。

今まで通って来た現場を一つ一つ振り返ってみた。
最前列を引き当てたものもあれば
緑券が出ずにアセアセしてた現場もあれば
泣きながら真面目な話をした現場もあれば
テキトーな話をして笑い合ってた現場もあれば
「ぽゅょ~」だけで会話した限界特典会現場もあれば…
いくつものかけがえのない現場を過ごしてきた、幸せな日々だったなと、改めて思った。

そして、最近は他愛もない話ばかりで
あまり真面目なことを喋っていなかったような気がするから
こうして久しぶりに記事を書いている。




ここまで読んでくださった律儀な塩見きらさんへ
一番大事なことはこちら↓に書いてあります❕
最後までしっかりお読みください!

読むな読むな言ってんのに律儀にここまで読んだ塩見きらさん以外の全ての人類へ❕
課金してくれたら許す❕

ここから先は

37字

¥ 403

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?