scp紹介第12回scp-188-KO
こんにちは。第12回です。
本日もよろしくお願いします。
今回はこちら
scp-188-KO
項目名はネタバレになるので後回し
オブジェクトクラス:Keter
今回のオブジェクトは-KOとあるが、これは韓国支部のオブジェクトである。
こいつは何かというと、サモア諸島にあるクレーンである。
1900年代に突如表れたらしい。
こいつはどのように収容されているかと言うと
・駆動音をバレないようにする
・建設が中止になったタワークレーン
・民間人の立ち入り禁止
まぁ動かせないオブジェクトだから、ここまでは分かる。
しかしだな…
・このオブジェクトの異常現象は地球全体に及ぶよ
・でも現象は隠せないから情報の遮断をしようね
・地質学、天文学、気象学などを扱う学会には財団のエージェントを潜入させ、情報の遮断を行うよ。
なんと、学問に対しても情報統制を行っている。
こんだけやってもまだ足りないらしい
・このSCiPの長期的な危険性を排除する為に安全に破壊もしくは停止させるための研究が進んでるよ。
なんと!財団の保護という理念に反しても破壊するという方針になっているのだ。(他にはクソトカゲも完全破壊となっている)
さて、こんなクレーンの特徴だが
・破壊はできない
・だけど、溶かすことはできる
金属でできてるので、破壊はできなくても融解はできるみたい。
しかしだ、必要な温度は25万K(ケルビン) となっている。
…ケルビンって言われてもピンと来ないよね。
ちなみに太陽の表面温度が6000Kである。
こいつはクレーンなので吊り上げる先があるのだが、こいつは直径1mの穴の中にある。
そのワイヤーの長さは6377.5km
…もう一度言おう
ワイヤーの長さは6377.5km である。
地球の半径よりちょっと長いくらいのワイヤーが地面の中に通っているのだ。
さて、何度も言うがクレーンなのでちゃんと何かを吊り上げている。
しかし稼働する時間がとても短い。
・1日1回12時になると1秒だけ稼働する。
・秒速0.05mm
と、圧倒的な長さにそぐわない怠け者っぷりである。
一日に0.05mmしか動かないとかやる気あんのかこのクレーン。
1年計算でも1.8cmなのだ。
さて、ここからが本題だ。
一体こいつはなにを吊り上げているのか
地球の重心である。
そう、こいつは地球の重心を吊り上げている。
一日0.05mm?年間1.8cm?
遅いなんてもんじゃない、早すぎる。
地球の空気や水なんかは重心に引っ張られる。
その重心が移動したら地球の環境に影響が出るのは当たり前だ。
実際どうなっているか。
・太平洋地域の海面温度が地球温暖化で予想される数値の2倍以上の速度で上昇
・極地方の氷河が遅い速度で太平洋の方向に移動
・月の軌道が微細に変化していることが確認
・太平洋と大西洋の間に微妙な気圧差が発生しています。
このままこのクレーンが重心を動かせば、気流や海流だけじゃない。
地殻変動が起こりうるし地球の自転にだって影響が出るだろう。
だからこいつはKeterなのだ。
当然財団は対策を考えている。
ロープを何とかして溶かそうという案だ。
しかし、今地球の重心は元の位置から推定2桁m移動してると推測されている。
もしも、地球の重心が2桁m一気に移動したら…?
この案は却下ではなく保留となっている。
いざとなったら、実行する気でいるのだろう。
こいつは毎日動く性質なので、実行が早い方がいいとは思われるが、どのくらいの被害になるか誰も分からないのだ。
もしも、人類が滅亡するほどの被害だったら?
scp-188-KO
【地球の心臓】
CC BY-SA 3.0に基づく表示
SCP-188-KO - 지구의 심장
by dem42
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