scp紹介第16回 scp-3092


なんとなくぬいぐるみシリーズを紹介しようと思いました。
今回はこちら

scp-3092 「ゴリラ戦」

オブジェクトクラス:Euclid



scp-3092はUFOキャッチャーである。

このUFOキャッチャーはコンセントで動くものである。

実験する時には偽物の鎮静ライフルを持った職員が待機しなければならない。




…鎮静ライフルなんて物騒なものかと思いきや偽物である。
なんでなのかは後ほど説明しよう。


このUFOキャッチャーの異常性というのは取った物がすべてゴリラのぬいぐるみに変化してしまう。(このぬいぐるみをscp-3092-Aとしている)

この出てくるゴリラが問題なのだ。




とりあえずこのscp-3092-A(以下ゴリラ)は動くのである。
まぁぬいぐるみが動くこと自体は普通だな。
さらに知性もあるし五感もあるみたいだ。
まぁよくある。



おかしいのはここからだ

こいつらどこで勉強したのか、やたらとゲリラ戦術に長けているのである。

しかしご安心を、武器を持っているがそうは言っても言っても非殺傷だし、罠も持っているがいたずらを仕掛けているようなもので殺すのではなく迷惑をかけようとしている。

まぁ本人達は死者を多数出した大規模な損害と主張してるけど…


さて、こんなゴリラ達だが身体が傷ついて綿が出たりすると死亡する。















と、思いきやただの死んだフリである。

この状態のゴリラ君に話しかけたりちょっかい出したりすると、身振り手振りで「今死んでんだから余計なことすんな」って言われる。


ちなみに傷を治すと蘇生されたと判断し活動を再開する。

冒頭の偽物の鎮静ライフルを用いるというのも、こいつらのサバゲーごっこに合わせたもの

これで収容できるなら実銃もいらんし、実際の鎮静剤すら必要ないんだから安いもんだね。



こいつらはファミレス兼ゲーセンで見つかった。
そこには一般客がいたもんだからさぁ大変。
複製されて合計21体になったゴリラ(のぬいぐるみ)がレストランを占拠したのだった。





…まぁすぐに沈静化されたみたいだけど
財団はモノホンの武器使ってるしね。

その場にいた民間人には記憶処理をしカバーストーリーとして、ペットのチンパンジーの逃走という話を流している。
(カバーストーリーというのは、民間人にscpを知られないように財団が流すでっち上げのストーリーだよ!でも、記憶処理と組み合わせると効果は絶大!)


こいつらがEuclidなのは2つ理由があると私は考えている。

1つ目はこいつの異常性について
こやつは特に異常のないぬいぐるみに触れることでゴリラを増やせるのだ、ゴリラのぬいぐるみでなくても構わない、結局ゴリラになるんだからね。

2つ目はゲリラ戦術に長けているせいか時々収容違反してはいたずらを仕掛けてくる。
脱走していたずらをしかけるゴリラのぬいぐるみ。
かわいいですね。


そんなとある日…










(いつものように)収容違反した2体のゴリラは
ヘルマー博士の部屋にイタズラを仕掛けた。

足を躓かせて、雑な侮辱を書いた枕に顔を押し付けるという形を想定していたが、あろう事かヘルマー博士は大転倒!

本棚にぶつかって鎖骨を粉砕骨折というゴリラのいたずら史上最大の大怪我をしてしまった。


2体のゴリラは即座に他の職員に知らせて大人しく再収容に応じた。部屋にあった道具はヘルマー博士への謝罪文や贈り物に変化していたそうな。

さらにそれ以降足元を狙った罠は使用されていないというね。



CC BY-SA 3.0に基づく表示

SCP-3092 - Gorilla Warfare
by HunkyChunky
http://www.scp-wiki.net/scp-3092
http://ja.scp-wiki.net/scp-3092