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俺なら行けると思ってた初心者時代@可能性と現実

こんにちは。こんばんは。おはようございます。
レーシングドライバーの澤井良太朗です。

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やけにだらしないですね。

それもそのはず。
これは、僕が福井県から遥々関東に出てきて、筑波サーキットコース1000を2回目に走る直前の写真ですからww

車両はFJ1600. ELEV Racing Dream様の1号車。
今では、黄色のマシンとピンクのマシンになりましたが、当時は真っ黒なカラーで、ステッカーも貼ってなかったです。

みてると懐かしくて泣きそうになりますね。

2021年の夏頃

今では、ヘルメットも新調し、ペイントも施し、バラクラバ(フェイスマスク)が見えるのがダサいと気づいて、隠すことも覚えましたよ。



初めの方の記事にも書いた気もしますが、この日はあいにくの雨。

しかも、初走行の時は、洗濯板の前のS字コーナーで、思いっきりスピンしてドライブシャフトを折ってしまっていたので、ビビりながらの走行でした。
タイムはたしか50秒くらい。。

2021年の夏だと、テスト程度で軽く流しても39秒6とかは出たと思います。


そんな僕の初心者時代は、おれなら行ける!!
と強く思い込んでいたし、自分を信じて疑っていませんでした。


なぜなら、僕は、物心ついた瞬間から車やレースが好きで、一生グランツーリスモ3をプレイし、アーケードモードのライセンスでは、全て金メダル。

周りの同級生達よりも車への理解が強く、車に関しては1番だ!という井の中の蛙 
という環境で育ってきましたので、よく分からないプライドが心のどこかにありました。


まあ、そんなに現実は甘く無く。
練習走行では、いつも思うようには進まず、自分が嫌になる時もありました。


こんなはずじゃなかった。
これで本当にレースなんて出れるのか?
何しに関東まで出てきたんだよ。
金の無駄。



そんな事を考えながらの練習走行は、一つの作業となっていました。
縮まらないタイム。
迫っている期限。
そんなこんなに追われながら、時間だけが過ぎていく。


約1年、FJ1600で筑波サーキットコース1000を走っていると、気がつく事が。
これをずっとやっていて、レーサーになれるのか??


僕はその時初めて、自分自身の自信に疑問を投げかけました。
それが、達成可能性というキーワード。


またまた、やってきました。
漫画ナルトに登場するキャラクターウチハイタチ
イタチ先生は、こんな事を言っていました。


僕は、何故か分からない理由で己の事を認めてあげていなかった。
と、いうより、認めたくなかったんですよね。


だって、誰よりも車の事好きですもん。
それだけは、どのレーサー、どの車好きにも負けていませんが、知識と速さは負けています。

しかし、今は遅い。負けてる。
そう考えるようになってから、色んな人のアドバイスがすーーっと耳から脳に入ってくるようになりました。

また、それは車に限った事ではありませんでした。
仕事の場でも、年下でも、先輩でも
近しい存在の人でも。
誰からの情報も、入りが良くなりました。


それが分岐点となり、
アドバイスを素直に取り入れると、素直に速くなることがわかった僕は、達成可能性の割合を高めることができました。


前触れが長くなりましたが、少しだけポイントを綴っておきます。


1.みるのは「先」では無く「足下」から

あなたは、今どこをみていますか?
明日?
明後日?
半年後?
一年後?

足下って、どこですか?

答えは、




今日




では無く








です。

人間は常に前を見ていますから、将来の事なんて起きていたらいつでも見れます。

見るべきは、ちょっと面倒ですが、目線を下げたり、後ろを振り返る。つまり「過去」です。

将来のことを考えた後に今を見ると、色々足りて無いですよね。

ちなみに僕は、スーパーFJに乗りたいということばかりを考え、足下を見れていませんでした。

これが、初乗りの時の写真です。
控えめに言って、めちゃくちゃかっこいいですよね。

僕は、この景色だけを追いかけて練習していました。
今足りていないものも理解せずに。


これでは、今直面している課題とは勿論、向き合えません。
課題に向き合わないと課題は解決しない。つまり結果は出ません。
したがって、いつまで経ってもスーパーFJには乗れない。という訳です。


2.「今」の見方の工夫

今を見る時、何に注目してみたらいいでしょう。
考えてみて下さい。








A.???




考えましたか?







これは、断言します。
レースに限らずです。




客観的な結果
です。



レースで言うと、タイム
ビジネスだと成果など


僕は、筑波サーキットコース1000から
本コースに行くまでに、39秒台
スーパーFJに乗るのには、本コースで2秒8を切る
という目標が設定されていました。


例えば、この目標を達成するためにはどうしたら良いのか。
ドラテクを磨く?いっぱい走る?

では、
ドラテクをどの程度磨けば目標が達成されるのか。
沢山走ったからと言って、速くなるのか。

そうとも限りません。


何秒短縮させるために、ここでこうする必要がある。
と考え、区間タイムなどの客観的な部分から詰めていきます。

そうすると自ずと頑張るポイントが出てきますよね。
そうなればこっちのものです。
その問題は、いつ解決できるのか。解決できる可能性はあるのか。

色々とわかることが増えていきます。
それで初めて、現実と可能性を比較して考える事ができます。


3.時には過去もみる

今を見れるようになったら、過去を見るようにして下さい。
なぜなら、自分の武器は、普段は見えないところにしまってあるので、自分でも意識しないと確認できないからです。

いざと言うとき、後ろにある物を前に持ってきますよね。
自分の生きた過去は、全て自分の武器になります。

今も1秒後からは過去に変化し武器になります。

学生時代に何をしてきましたか?
幼少時代にどんな経験をしましたか?
学歴は?職歴は?
経歴は?

何かをしたいと思ったら、過去の自分に縋り付くべきです。
今の自分が縋りつきたい自分を今作らないと、過去の自分には縋り付くことはできません。


タイトルに戻りますが、
何かしたいと思った時
なんの可能性を考えますか?
成功する可能性
失敗する可能性

自分にその経験があったり、知識があれば可能性は高まり、本気で動けば現実になりやすいですね。

逆に初めてだと、その可能性が減ってしまい、失敗する可能性が高まるため、本気で動くことすらできなかったりしますよね。

それに伴った現実を見るようになり、諦めるか継続するかの分岐点となります。


4.まとめ

何かを始める時。
へんなプライドは絶対に捨てて
アドバイザーの方のアドバイスは全部盗んでやるくらいのテンションで行った方が成長速度は爆速です。


また、何かを始める際は、目標が必ずあると思いますので、今の現状で、その目標が達成されるのか今一度考えて下さい。

そうすると、未来は開けると思います。



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