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【幕開け】 東証マザーズに上場しました

2019年12月11日の本日、我々株式会社マクアケは東京証券取引所マザーズ市場に上場をいたしました。

2013年の5月に産声をあげた会社でしたが、沢山の方々のサポートのもと多くの苦難を乗り越え、今日また新しいスタートを切れることとなりました。

よく「いつから上場を考えていたのか?」と質問されるのですが、

実は、私の中では会社を設立する前からイメージをしているものでした。

今でこそ、ビジョンを言語化して

「生まれるべきものが生まれ、広がるべきものが広がり、残るべきものが残る世界の実現」

という言葉を掲げていますが、

当然、当時から頭の中の絵や心の中の想いとしては創業メンバー皆で同じことを考えており、

そういった世界の実現を目指す社会のインフラとなる上で、

どこかでパブリックカンパニーという在り方に形の上でもなることが自然であると考えていました。

当然、思えばそうなるものでもないのですが、

幸運なことに、本田圭佑さんという投資家や、市川海老蔵さんという支援者に、ご出資いただけたことは大きな転換期でしたし、

思いを汲んでいただき、より難易度の高い険しい道を選ぶことを出身元のサイバーエージェントに背中を押していただけたことが、本格的に踏み出す勇気に変わりました。


ここに至るまでの6年半、

とにかく始めた頃は、有るか無いか誰もわからない、どんな市場を形成するべきかもわからない、事業として成り立つのかは我々以外の誰もが懐疑的、というような状況でしたし、

明るいアップサイドを想像しながらも、息を吐くかのように消えていく資金に胃を痛めながら、我武者羅にメンバー全員で駆け回ってました。

神出鬼没とばかりに国内外を駆け回ったり、様々な領域の現場に行き、産業構造や仕組みを教えてもらうことで、モノを作る会社や、お店を出したい人、コンテンツを作りたい人、面白いものを広めたい人、何かを残し紡ぎたい人、などの、生のニーズを知ることにとにかく汗をかいていたと思います。

その中で、我々がどんなサービスを提供するべきなのかを、”クラウドファンディング”という言葉の枠を意識せずに、不立文字の精神で、まさに三現主義に基づきながら、地道に前へ進んできたことは、Makuakeが発揮するべき価値を頭をひねり、考え、チャレンジし、作り、新しい独特なマーケットの築き上げにつながったと思います。
(もちろん、申し訳無いくらいに課題だらけですし仕掛けたいことだらけでまだまだ発展途上ですが。)

この、ビジョンを抱きながらマーケットやユーザーの現実と現場から目を逸らさないカルチャーは続けていくべき良きカルチャーだと思っています。


しかしながら、

まだまだ我々の存在はちっぽけで、それ故に、

世の中には

生まれるべきなのに生まれず、広がるべきなのに広がらず、残るべきなのに残らないものが多すぎる状況が蔓延していると考えています。

我々の考えとしては

世界中の法人も個人もチームも皆が持っている自らの何かしらの「力」を、自分の望むものの誕生や広がりのために出し合えれば、むやみにお蔵入りしてしまう状況が無くなると考えています。

そのためにも、上場後の長いジャーニーにおいて、もっともっと世の中の色々な「力」をつないでいくことで、アタラシイを創出していきたいと思っています。

我々自体は何も変わらず、より謙虚に、真摯に、ビジョンの実現に邁進していく所存ですが、

さはさりながら、今回の上場という機会を、新たな加速のキッカケにしていきたいと思っております。

挑戦者を応援する我々自身の新しい挑戦の幕開けとなります。

どうぞこれからの更なる長旅の応援をよろしくお願いします。

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