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チャンピオンズカップ、ステイヤーズS、チャレンジCの予想

お知らせ

先週に引き続き、ギア指数のテスト版データを全レース配布します。
指数はターゲットに取り込める用のCSV、それと閲覧用のエクセルの2種類をとりあえず用意しました。
取り込み方は先週の記事をご覧いただけましたら幸いです。

日曜分

*2020/12/05 23:16 訂正版アップ

土曜分

また、ざっくりとした振り返りはTwitterにて。

まだ調整中ではありますが、参考にしていただけましたら幸いです。

チャンピオンズカップ

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チャンピオンズカップのギアは3速。
通常、ダート戦はレースの道中が速く上がりは掛かる失速ラップ、つまりエンジンブレーキが強い「止まる」レースになりやすく1速や2速的なバテない強みが活かされるレースになりやすいのですが、中距離戦ともなればバテないだけでなくトップスピードも同程度に必要となります。
総合力が問われる3速で強い馬を評価していきます。

となるとやはりクリソベリルを評価しないわけにはいかないでしょう。
国内で無敗を誇る同馬は3歳時の兵庫チャンピオンシップや前走のJBCクラシックのように速い流れでも止まらない強さ、そしてデビュー2戦目や昨年の当レースのようなギアが上がった際の強さを兼ね備えています。
ただ、気になるのは今回の状態。
調教コラムでも記載しましたが、今回は状態面に不安があるのではないかという事です。
競走馬は生き物であるだけに、いかに能力の高い馬でも体調に問題があればその力を発揮できないことは往々にして起こり得る事なので、その点だけ。

相手筆頭はやはりチュウワウィザードでしょう。
昨年の当レースでは直線で壁になる不利がありながらも4着。
上がりは3位で、不利がなければそれ以上のタイムも出せたと思われ、スピード能力ならむしろクリソベリルを上回ると見ています。
カフェファラオ、エアアルマス、モズアスコットとこのあたりまでは差がなく続いており、2番手グループは比較的混戦。

クリソベリルの体調が大丈夫かどうか、2番手グループをどう組み立てるか、と考えることが多そう。
ただ、2番手筆頭のチュウワウィザードが4番人気なら妙味ありそうです。

ステイヤーズS

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ステイヤーズSのギアは4速。
JRA最長距離となる当レースはその距離と内回りで行われるという側面から直線に入ってもギアがトップまで上がるレースにはなりません。
もちろん加速は重要ではあるものの、それなりに失速するのでエンジンブレーキの掛かるレースでバテないガッツも重要となります。

指数的には差がなく並んでいますが、4速1位はポンデザール。
同馬は1速に向けて数値が高くなっているように、エンジンブレーキの効くレースで失速しないのが強みです。
直線が短く洋芝の札幌競馬場で強さを発揮するのもそのゆえんでしょう。
今回、4速でスピードも問われる条件ですが、相対的にスピードあるメンバーも多くないのでここなら。

逆に2位ヒュミドール、3位ゴールドギアはトップスピードに優位性を持つタイプ。
指数的にも接戦なのでこのあたりまでは中心に評価したいところです。

チャレンジC

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チャレンジCのギアは4速。
阪神競馬場の内回りで行われる当レースですが、2000m戦は意外と緩いラップの上がり勝負になる事が多く見られます。
とはいえ、さすがに直線は短くなるので5速ほどのトップスピード比べとまではなりません。
エンジンブレーキが多少効くようなレースとなります。

4速指数は1位ヒンドゥタイムズが抜けています。
3走前の下鴨ステークスの内容が良く、京都競馬場の内回りコースで上がり3ハロン33.2秒を記録。
自身のラスト1ハロンには11.1秒と上々のトップスピードを見せました。
退けたサンレイポケットは重賞でも好走しており、同馬も通用する裏付けは十分です。
これまでスピードに対してスタミナが不足しておりエンジンブレーキが効くレースではバテてしまっていましたが、前走のケフェウスステークスでは前目の位置から4着と善戦。
ここでの経験はさらに活きてきそうです。

人気上位が指数も上位。
1位-2、3位-4位以下という構図ができているので、そのあたりで組み立てていきたいところ。


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