ジャパンカップ、京阪杯、京都2歳Sの調教注目馬

ジャパンカップ


コントレイル

併せ馬で遅れた1週前が心配される声もありますが、時計的には6ハロン81秒台、ラスト1ハロン12秒台とデアリングタクトと遜色ありません。
ラスト1ハロンも菊花賞時と同程度で、当時は84秒台という事を考えればむしろしっかりと動けており、これは併せた相手を褒めるべきでしょう。
最終追い切りは栗東坂路でラスト1ハロン12.2秒。
福永騎手はほとんど追っておらず馬なりで記録したタイムで、追われれば11秒台は記録したでしょう。
やはり同馬のトップスピード能力はかなりの水準です。
当然、直線のギアが問われるジャパンカップは向く舞台。
これだけ動けているなら菊花賞の疲れも許容範囲と考えます。

デアリングタクト

1週前は栗東CWで6ハロン81秒台、ラスト1ハロン12秒台。
最終追い切りは栗東坂路で4ハロン54.7秒、ラスト1ハロン12.7秒を記録しています。
調教ではそこまで動くタイプではなく、おそらく適性的には(どちらも高いレベルで)トップスピードよりも持続力に長けたタイプ言えそうです。
そういう意味ではジャパンカップよりも有馬記念に向いてそうな気もしますが、1週前の動きを見ても状態面は一叩きされてさらに良化。
斤量面の恩恵もあり、好勝負は必至でしょう。

グローリーヴェイズ

1週前に行われた美浦南Wの動きが秀逸で、4ハロン51秒台のラスト1ハロン12秒台を記録しています。
直線は外ラチ一杯まで進路を取り、通った位置を考えても優秀。
最終追い切りも美浦南Wでしっかりと負荷をかけられており、この秋は京都大賞典勝利からジャパンカップと非常に良いローテーションで進められています。
順調さという意味では同馬がナンバー1と言っても過言ではないでしょう。

京阪杯

フィアーノロマーノ

昨年暮れから短距離路線にシフト。
今週の追い切りでも栗東坂路で4ハロン52.4秒、ラスト1ハロン11.9秒を記録できるスピードは短距離でこそ。
1400m重賞で2連続2着するなど実力を発揮しています。
1200mも2走前4着、前走は馬場悪化で不利な先行策と敗因は明白。
阪神競馬場は得意ですし引き続き評価したいところです。

京都2歳S

バスラットレオン

前述のコントレイルの1週前で先着、さらについ先日の浦和記念を勝利した併せ馬のもう一頭ダノンファラオにも食い下がったのが同馬でした。
かなり豪華な併せ馬でしたが、厩舎の期待も高いという事でしょう。
最終追い切りは栗東坂路で4ハロン54.1秒、ラスト1ハロン12.5秒と目立つものではないものの、持ったままで追えばいくらでも時計を詰めれそうな手応えでした。
現2歳世代でも個人的にかなり評価の高い一頭です。

ラーゴム

個人的に前肢の動かし方が好きなタイプの馬で、1週前には栗東CWでラスト1ハロン12秒台前半を記録しているのですが、こういう前肢を伸ばして走るタイプはトップスピードに優れた馬が多いです。
これまでの戦歴でまだ速い上がりは記録していませんが、レース展開によっては鋭い決め手も発揮できるタイプと見ています。

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