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消防士を目指す方のための記事

こんにちは。りょうたです。

今回は消防士になりたい人向けで話をしていきます!

・どんな試験があるの?
・どれだけ勉強すればいいの?
・圧迫面接って本当?

など、気になるところはたくさんあると思います!

ここでは、消防士になるためにどうすればいいかを細かく書きました。

なので、なんとなく消防士になってみたい人にも、本気で今現在消防士を目指している人にも新たな発見はあると思います。

実際に私は元消防士で東京消防庁のほか様々な消防本部を合格することができたので、参考になると思います!

私の観点から書いてしまっているところもありますが、実際に試験を沢山受けた内容なのでそんなにずれてはないと思います。

あとはまだ2.3年前の話なので結構新しい情報ですし。

では消防士になる流れを書いていきます。

消防士になるための受験票の書き方

まず、消防局・本部・組合などはそれぞれ別で運用されています。

なので、東京消防庁の職員は東京から出ることはないし、横浜市なら横浜から出ることはないです。

大体7月くらいに自分の勤めたい市町村に受験票を出します!

受験票を提出するまでの流れ
①自分が働いていきたい消防本部を確認する
②試験日や採用試験内容を確認する
③受験票やエントリーシートを提出する
④試験を受ける

その時にエントリーシートとか、自分の長所短所などあると思います。

そこはある程度はテンプレがあると思います。

本などを参考にしつつ、自分の志望動機・長所・活かせる部分など個人のものを書いてください!

別にそれだけで決まることはありませんが、あなたが面接官だったらどんな人を採用したいですか?

字が汚い人と綺麗な人だったら綺麗な人だし、

企業側に立ってみるとただ人のために働きたいってよりも、具体的なエピソードがあって文の起承転結ができている人を採用したいですよね。

それができれば、各市町村に提出しましょう!

ここで大事なのは、たくさんの市町村に応募することです。

東京消防庁や政令指定都市なんかは試験日が違うことが多いですし、よくよく見ると5月くらいから採用試験をしているところもあります。

別に受かったら行かなきゃいけないなんてことはないので、まずはたくさん受けてみて、雰囲気を掴みつつ、最悪第一志望が落ちたら行こうと思っておけばokです!

消防士になるには併願状況を「なし」にする

併願状況ってところがあると思うんですが、そこは「なし」でokです。

理由は、
・どうしてもそこにいきたい!
・今年ダメでも、来年御社を受けさせていただきます!
って思いを伝えるためです!

これ他の市町村受けてるってバレそうって思うかもですが、

個人情報保護法で、自分の併願状況が他にバレることは絶対にないです。

なので、併願状況は「なし」にしましょう!

では②の筆記試験についてみていきますね。

消防士になるための筆記試験(1次試験)

さて、エントリーシートが書けたら9月の一次試験に向けて勉強するわけですが、
まずは市町村の倍率についてみていきましょう!

まず、採用人数ってどうやって決まっていると思いますか??

採用側はだいたいですが、退職した人数分採用するんです。

だから何かっていうと、そこの次の退職者が多い市町村を選べば倍率が下がって受かりやすいってことです!

これ誰も知らない消防の裏側事情なので、知り合いや仲の良い友人が勤めている職場では、次の退職人数を聞いてみると良いです。

消防士になるための勉強方法

一次試験内容
・一般知能(文章理解・判断推理・数的推理・資料解釈など)
・一般知識(社会科学・人文科学・自然科学など)

まずは傾向を知りましょう!!

消防や警察は、理系の問題の方が多く出る傾向になります。

特に文章理解・判断推理・数的推理・資料解釈などは必ず出ますので、ここは完璧にまで勉強しましょう!

試験中に「おっ!判断推理めちゃ出てくる!ラッキ〜」

くらいに思えると良いと思います!

逆に古典や漢文なんかは捨てましょう!

古典や漢文はそもそも出るかもしくは出ても1問や2問なので、勉強するなら他やった方がいいと思います。

文章理解や英文の問題はどれだけ時間をかけずに正答にたどり着くかが大事だと思います。

一般的に、7割取れればokだよ!ってみんな他のサイトでも言っていますが、
確かにそうだとは思うんですが、7割目指したら7割しか取れないんです!

目指すなら8割・9割目指しましょう!!

消防士になるための体力試験対策

まず体力試験について見ていきます。

体力試験の内容
握力
上体起こし(腹筋)
腕立て伏せ
長座体前屈
反復横とび
立ち幅跳び
懸垂
20mシャトルラン

上体起こしや反復横跳びなんかは中学校・高校なんかでもやっていたと思います。

なので何か特別なことは必要ありません。

強いて言えば、腕立て伏せ・懸垂をやっていった方がいいです。

具体的な数字でいうと、腕立て伏せは40〜50回はできるように、懸垂は15回くらいできるといいと思います。

私が消防を受けた時、やはり差が着くのはこの二つでした。

懸垂は消防入ってもすごく使うので、やっておいて損はないですし、懸垂ができると運動神経が良さそうな消防士に見えます!!

ちなみに消防士になってからの筋トレ方法はここに書いてあります。

さて、ここまで体力試験が重要そうに書いてきましたが、ぶっちゃけ人並みにできれば問題ないです。

なんでかっていうと、体力試験で落とされる人はよっぽどってことがない限りないんです。

私が採用試験に行った時は懸垂1回もできない人が受かってました。

なので、消防の試験のために毎日筋トレを3時間やる!!っていうくらいなら、毎日腹筋腕立て懸垂だけを合計30分や1時間だけやって、後は一次試験の勉強をしていた方がいいです!

一応私が実際に行なっていた筋トレメニューをここに書いておきますね!

筋トレメニュー
ストレッチ3分
腹筋ローラーで立ちコロ10回×3セット
V字腹筋30回×3セット
ディップス(懸垂バーか公園を活用)10回×3セット
懸垂ワイド×3セット
懸垂ワイド逆手×3セット              
計1時間

消防士になるための面接試験対策

続いて面接試験について見ていきます。

消防の面接試験って聞くと圧迫面接を想像される方多いと思います。

ですが、そんなことないです。

私が受けたところはどこも圧迫を感じたことはなかったです。

そもそも面接を行う理由なんですが、

エントリーシートだけでは測れないものを見たいからです。

面接を設けて企業担当者が志望学生と直接会って話す意義は、「自社で活躍できる能力・資質を持っているのか、それは本当なのか」を精度高く確認できることです。

だから要するに、その消防組合にとって必要な存在だと証明すればいいんです。

消防に必要な存在ってなんでしょうか?

救命士は別ですが、私だったら「若くて活気にあふれている、人助けが本気でしたいと思っている人」を採用したいです。

そしてもっというと、「救命士になりたい!」っていう人よりも、「救助隊になりたい!」って人を採用したいです。

理由は簡単なんですが、救急隊が欲しい時は救命士を採用するんですよね。

わざわざ救命士の資格を取らせるために消防士に凄いお金をかけるよりも、救命士の資格を持って入ってきてくれた方が安くすむんです。

しかも、消防は「若い力」が欲しいんです!

ってことは、救命士志望の人より救助隊志望の人の方がいいに決まっています!

「じゃあ俺は救急隊志望なのに救助隊志望で入ったら救急隊なれないんじゃないの?」

って思うかもしれませんが、そんなことはないです。

まず救急隊になるまでに消防学校で初任科教育は受けなければならないし、超最短でも2.3年は絶対にかかります。

入ってから救急隊になりたいです!って言っていろんな研修に参加したり、自己申告で書いたりすれば、上から認めてもらえると思いますよ!

なので、必ず救助隊志望にしなきゃいけないとまでは言いませんが、私だったら救助隊志望って言いますね。

ちなみに救命士は凄く受かりやすいと思います。(お金がかからないので)

さて、志望が決まったところで実際に聞かれる内容を見ていきましょう!

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これは私が面接をして実際に急いで書いたメモです!笑

なんでこんなの書いたのかっていうと、友達が後日同じところ受けたので、その友達に見せるためだったんです。

というわけでこれだけの内容で終わったんですが、実際1時間話しているんです。

一次試験で書いた論文の内容なども話に入ってくるので、それを忘れないようにしておいてくださいね!

実際に何かいたか覚えてる?って聞かれますから。

まあ人によって回答は違うと思うので、まずはこの質問全部すぐ答えられるようにしてくださいね!

また、自己啓発に関しても11月9日から始まる、秋季火災予防運動についても私は知っていました。

秋季予防運動については結構聞かれるのにも関わらず、他のサイトや専門学校なんかでは教えてくれないので、しっかりと抑えてくださいね!

後は前述でも述べた通り、併願状況については

「ここしか受験しておりません。受からなければ、また来年ここを受験します!」

と言いましょう!

また本気だということを伝えるために、私はその市町村の見学や説明会にも出席していました。

出席する際に名前を記入したりすることも多いので、一つのアピールになります。

なので本気でなりたいのであれば、普通救命講習や説明会などに出席しておきましょう!

ではそんなこんなで体力試験・面接試験について終了します。

ここのまとめ
体力試験はあまり関係ない→毎日1時間で良い
消防は「若い力」を望んでいる
傾向と対策を知る必要がある
その組織や市町村についても調べておく必要がある
消防士になるのは4月から
結果発表は11月下旬から12月上旬にかけて行われます。

ここでもし受からなくても、必ず辞退をする人はいるので、補欠合格の人は合格するかも知れないって気持ちを持っておきましょう!

公務員試験に落ちてしまった場合

また落ちてしまった場合は、必ず専門学校に通いましょう!!

バイトと独学で1年後また試験に望む人がいますが、そうするとデメリットが一つあります。

それは給料が低いままです。

要は独学だと一年浪人して入る19歳の人は、高卒で入る18歳の人と給料同じになってしまいます。

すると60歳で貰えるお金が1年少なくなるので、1000万円くらいの損益です!

なら、勉強や面接の面倒も見てくれて100万円や200万円で通える専門学校に言った方が賢いですよね!

消防士になるのは難しくはない
ここまでみていただけたらわかると思いますが、消防士になることはそこまで難しくありません。

しっかりと勉強をして対策をねれば、受かる試験だと思います。

もちろん、救急救命士の資格を持っていたり市長や他の職員と面識があれば優遇されてしまうことはありますが、絶対に受からない試験ではないことは明らかです。

少しイメージはついたでしょうか??

少し極端な内容かも知れませんが、私が実際に受けて感じて入庁して改めて感じた経験談から話させていただきました。

見るとわかりますが、”消防士は倍率が高くて私は馬鹿だから無理だ…”なんて思う試験ではないんです!

しっかりと勉強して面接対策すれば、消防士になるのは叶うと思ってます。

だからこそ、夢に向かって全力で行動してください。

本当に応援しています。

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