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2021 インカレトラック レースレポート

大会:文部科学大臣杯第76回全日本大学対抗選手権自転車競技大会

日時:2021年8月13,14日

会場:長野県美鈴湖自転車競技場

天候:雨

レース:4kmチームパシュート、男子オムニアム

リザルト:4kmチームパシュート 13位 4,40,697

:男子オムニアム    スクラッチ10km          14位                                    テンポレース10km     15位
            エリミネーション       18位
            ポイントレース24km    16位

           総合 16位

使用機材

バイク:Cervelo T4

ホイール:F Campagnolo Bora Ultra 50 / R Campagnolo Ghibli

ギア比:53×14


大学に入学して初めての全国大会。慣れないトラック競技。そして今回トラック競技初めてのレース競技。何もかも初めての大会となった。全国レベルの大会はいつもピリピリする感じがあるが、今回のレースは落ち着いていた。今年のインカレは4kmチームパシュートと男子オムニアムに出場した。

レース前日

12日昼頃に会場入り。トラック競技場の雰囲気は好きだ。コンパクトな感じで全体を見渡せる、スタジアムのようだ。身体を動かすために4kmチームパシュートの合わせと軽く刺激を入れつつ周回をした。美鈴湖のバンクはきれいで走りやすい。明日は雨予報で大会期間は雨の予定だった。試走後は身体を休めて明日からの連戦に備えた。

レース1日目

1日目は男子オムニアム予選と4kmチームパシュート。オムニアムは予選と決勝があり、予選を突破して決勝が本格的なレースとなる。まずは男子オムニアム予選ポイントレース12km。トラック競技初めてのレース種目。雨でバンクが滑りやすくなっていた。スタートからペースが速い。結局逃げが決まるアタックに反応できず、先頭が周回遅れにさせない程度に保っている様子でレースが進んだ。このままいけば予選落ちは大いにあった。気持ち的にも焦りはあったが、最後のポイント周で4着をとり、9位でギリギリ予選通過できた。分からないことばかりだった。予選を通過できたことにほっとした。

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オムニアム予選後は4kmチームパシュート。チーム戦は初めてだ。合宿でもこれをメインに練習してきた。スタートする際はうれしいと感じた。今までのレースは個人戦だが、今回は仲間がいる。その安心感はいつもとは違う気持ちでスタートラインに立てた。練習してきたとおりにレースは進んだ。4kmなんてすぐに終わってしまう。しかし、その分きつい。回すことだけを考え、早くゴールすることだけを意識した。

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4,40,697でゴール。全体の13位という結果だった。正直速くないタイムだ。だが、今の自分たちにはベストのタイムだ。これからもっと伸びていけると思う。来年、再来年に是非期待してほしい。チームで強くなれるはずだ。

レース後はクールダウンをして明日へと切り替え。今日は運で予選突破できたと思い、明日に集中した。もうレースに走れなくなる心配もなくなったので集中できると思った。

レース2日目

レース2日目は男子オムニアム決勝。オムニアムの醍醐味、4種目のレース競技での総合順位で結果を決める。一日で4種目レースをする。トラック競技で一番過酷なレースだ。各校1名しか出ることができない、言わば各校のエースが出場する種目だ。1年でこのレースに出れることに感謝してレースの準備に取り掛かる。昨日よりも雨は強かった。結果を求めることも大事だが、落車だけしないことに気をつけた。アップはmtb同様しっかりと行った。

1種目はスクラッチ10km。スクラッチはトラックのロードレースみたいなものだ。最後のゴールで順位が決まる。スタートからゆっくりとした展開でレースは進んだ。巡行中も他の選手と接触しないように丁寧に走ることに集中した。残り3周で立教の中島選手が飛び出したので思わず反応してついていった。2人が飛び出ている展開でこのまま逃げ切れるかもと思ったが、ラスト周のバックで大勢にまくられた。最終周のスピードは比較にならないほど速かった。14位でゴールをした。ゴール後すぐにローラーをし脚を回す。これがあと3回もあると思うと気持ちが重かった。

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2種目はテンポレース10km。テンポは4周目以降から毎周回先頭の選手だけポイントが入る種目だ。スクラッチとは違ってポイント周からペースが凄く速い。ついていくのにやっとだった。インターバルトレーニングの休みがないレースのようなイメージだ。終始速い。結局張り付くのがやっとでポイントをとることができず、15位ゴール。オムニアム種目で一番きつい種目だと思った。

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3種目はエリミネーション。エリミは2周回以降から最後尾が切られていく種目だ。最後は残った2人で勝負して順位を決める種目。見てる方には面白い種目だろう。私はここで黒歴史並みの失態をした。スタートから思った以上にペースが速くて最後尾になった。前を抜かそうと思いダッシュをかけたが、前に上がれず最初に切られた。18位だ。ただ単に悔しかった。まさか最初に切られるとは思わなかった。動画で予習した時はあまりペースが速くないように見えていたが、走ったから分かるがスタートから速かった。スタートで最後尾になった時点で負けていた。くよくよしても仕方なかったので、最後の種目に向けて切り替えた。

4種目はポイントレース24km。最後の種目だ。ポイントは2kmごと(6周回ごと)にポイントがあり、1位から4位にポイントを獲得できその合計点を争う種目だ。今までの種目で距離が一番長い競技。スタートから目に水が入ってしまいコンタクトが取れそうになってしまった、しかし、そんなことを考える暇もなかった。ペースが速くなかなか前に上がれない。ローテーで上バン使ってる時のアタックに集団に入れず一番後ろからになってしまう。一回でもいいからポイントを取りたいと思いポイント周に狙ってみるが、不発に終わった。そのまま何もできず16位でゴールした。良かったことは最終周にちゃんと脚が回っていたことだと思う。総合順位は16位。これで初めてのインカレトラックは終了した。

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初めてのトラックレース種目。前を追うのに精一杯だった。もっと経験を積まないといけない。トラックレースの走り方、休み方、戦術すべてにおいて劣っていた。初めてで完走できたのはすごいと称賛されたが、自分自身納得いかなかった。改善するべきところは沢山ある。マークする選手や休む時にもっと上バンを使うこと。トラック競技はまだまだ難しい。オムニアムは本当に過酷な種目だと実感した。超しんどい。今までのレースでキツかったランキングtop3には入る。来年はどうなるかわからないがまた出場する機会があるなら全力で頑張りたいと思う。落車しなくてよかった。

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沢山の初めてを経験できた大会だった。オムニアムもチームパシュートもこれからもっと強くなれるように切磋琢磨していきたい。これからもトラック競技がんばっていこう。

監督、コーチ、立命館大学自転車競技部の方々、応援して下さった方々、応援・サポートありがとうございました。

立命館大学自転車競技部 高本亮太

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