どれだけ先を見据えられるか?があなたの人生を左右する

大学の同期と飲みに行った

大学1年の時からもう4年の付き合い。
コロナに入ってから多くの友人と疎遠になったが、こいつとだけはずっと関り続けていた。



絶望的な期間であった2020年4月、その時期の希望ともいえるゲームに俺を誘ってくれた人物であり、俺にとってはかけがえのない友人である。

お互い波長が合うのか、同じゲームをずっとする事もあれば、大学の授業を一緒に受け、時には飯を食べに行き。
大学生活の終盤では卒論のラストスパートをお互いに頑張った。


そんな彼と俺は、3月末に卒業式を控えている。はれて卒業。
春からは就職で横浜に行くらしい。新横浜駅付近のマンションに住むそうだ。
東京までも近いうえ、これからの都会生活が楽しみになっているという。


「隣の芝は青い」という言葉があるが、俺も例に漏れずこの言葉を常々痛感している。
他人の目をあまり気にすることはないが、他人と自分とを比較することはとても多い。


昔、まだ高校生だった頃
東京などの都心に対して大きな憧れを持っていた時期がある。
東京や大阪に遊びに行った時は発展の具合に心が躍っていた。

大学1年の頃には
「今はこんな田舎に住んでるけど、卒業したら絶対に都会に出るからな」という思いを根底深くに根付かせ日々を送っていた。

生粋の新しいもの好きだから、最新という言葉や新商品という言葉にとことん弱い。だからそれがあふれる都会に行って暮らしてみたかった。


そんな自分は
友人が横浜に住むと言った瞬間、少なからず憧憬の念を覚えた。


昔、自分がなりたいと思っていた姿に近しかったからである。


だがその選択肢を、自分自身で切ったこともまた、


事実なのだ。


そしてその選択を今でも間違ったと思ったことはない。


なぜなら俺は、自由に生きたいから。
自由に生き、数年後にはどこへだって行ける時間と金、精神的余裕を手に入れるから。

そのために今、苦しい思いをしてもかまわない。
これが自分の生きたい人生であり、選んだ選択肢なのだから。


だが世の中の人は、どうしても
今、今、今、今
といったように、
短期的な判断だけで物事を意思決定しがちなのである。

そりゃもちろん今の状態は大事だ。

けれど、今すぐという即効性を求めたところで、それは短期的な応急措置に過ぎず、あまりいい結果をもたらさない。



高校生の時の自分であれば、迷わず都会で就職することを選ぶだろう。
しかし今の自分は選ばない。


この明確な差は、


「長期的な思考ができているか」


この1点に尽きる。


仮に都会で就職したとする。
週5、6働き、1日休んだらまた仕事が始める日々。

俺は、都会で暮らしてみたい。
けど、都会で暮らしてみたいだけで、決して都会で働き詰めになりたい訳ではないのだ。
新しいものが好きで、それに触れていたいだけで、都会で悩み事をしながら家と会社の往復をしたい訳ではなかった。

だから、今じゃなくていいな、と思った。

別に数年後でも、この生活ができる。
都会に遊び感覚で1週間くらい行って、都会の雰囲気に触れ
ふらっとまた広島に戻る。(今の活動を続けていけば、仕事が入る事もありそうだけど、、笑)


高校生の頃からすれば、夢物語。
でも今、俺の中でこの暮らしは決して
非日常だと捉えていない。
俺の人生設計の中では、いずれ訪れる日常なのである。


もちろん、ちゃんとした根拠をもとにしている。

ちゃんと理論立て、5年後、10年後の未来を予想しながら進んでいけるか。
自由に自分のやりたい事で生きるというのは、並大抵の事ではない。

どんなことをやるにも、最初は時間と労力が必要だ。
そしてそれはとても苦しい。金もないし、周りからは本当に大丈夫?と心配される。

これを耐え忍び、自分の未来にワクワクしながら着実に進むことができる人のみが
唯一の成功を勝ち取ることができるのだ。

未来などわからない。
そういった声を多く聞く。

とても難しい事だと思う。
いきなり普段考えない事を考えることは、誰だって難しい。

けれど、自分の未来の事なのだ。自分で決めずに誰が決めるのか?


最初は本当にぼやっとしていてもいい。


毎日音楽していたい、毎日ライブしたい、毎日旅行行きたい、毎日お洒落なカフェで毎朝過ごしたい

これが叶う自分のライフスタイルは何なのか?

ふらっと旅行に行きたいなら、店舗型のビジネスであったり就職の選択肢がその時点で消えるし、逆にその土地の人たちと仲良くなりまくりたいなら店舗型の方がおススメであったり。



僕の師匠に当たる人物は
「不動産の検索条件と一緒やで。条件を追加していくと、自分のマッチした物件に絞られるが、広すぎると物件数が多すぎて無理。内見に行くにしても、ある程度絞ってから行かないと、一生見つからない。」
と言っていた。


自分の人生を、どれだけ先まで想像できるか?
俺だって最初は全く持ってわからなかったし、2年前に今の未来は見えていなかった。

けれど、方向性だけは決まっていた。

ぼんやりとでいいから、方向性だけでも定めておく。


これが、世の中の人全員に必要だと思います。

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