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運命とは

運命
どうも、Яくんです。
ここ最近は暗いネタばかりで読むのが嫌になってきてしまった方が多いと思います。
そこで今回は概念系の中でも読んでて面白いと思えるようなネタを書いてみました。
自分のことに一切関係がないので、感情なども入っていなくて読みやすいかと思います。
では、どうぞ。

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皆さんは、『運命』というものを信じるだろうか。
僕は、信じていない。
しかし、運命というものが存在するかどうか考察してみるのはとても面白い。


ひとりの物理天文学者が面白い説を唱えたので、紹介しよう。

運命というよりこの世の在り方についてなのだが、1812年にピエール=シモン・ラプラスがある提唱をした。

『もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、かつもしもそれらのデータを解析できるだけの能力を持った知性が存在するとすれば、この知性にとっては、不確定なことは何もなくなり、その目には未来も過去同様に全て見えているだろう。』

どういうことかというと、物事には原因と結果があるように、それさえ理解してしまえばその未来も過去も知ることができるということだ。

わかりやすく例えると、これくらいご飯食べればお腹いっぱいになるなぁ、とか、これくらい運動すれば痩せるかな、とか。
ピタゴラスイッチを起こす感じで。
この時間の電車に乗るにはこの時間に家を出れば間に合うとか、僕たちはある程度予測することはできる。

ただ仮に、世界に存在する全物質の位置と運動量を知ることができるような知性が存在していたら、原子の時間発展を計算することができるから、その先の世界がどのようになるのか知ることができるということだ。

これを"ラプラスの悪魔"という。

どれだけ強く押せばどれくらい動くのか、というような感じで、これを原子レベルで分析することができたら正確に未来を予測することができるということである。
ただ、ここで重要なのは「未来だけでなく、過去もそうである」ということだ。

宇宙の誕生からどのようにして惑星が誕生したのか。そしてどのようにして地球に生命が誕生したのか。もしこの世の超膨大な情報量を処理することができる超天才的なスーパーコンピューターが存在していたら、可能かもしれない。


超天才的なスーパーコンピューター、と言えば…

『A.I.』

今後さらにAIが進化したら、全ての現象を予測することができるようになって、完全社会が実現してしまうかもしれない。
もしこれが現実になってしまったら、自由意志が無くなってしまうかもしれない。

ただ20世紀に入って量子論が出てきたことで、この世の複雑な構造、世界に存在する全ての原子の位置と運動量は無限大であるため、それを知ることは無理だということになり、ラプラスの悪魔という考えは古いものになった。

しかしながらこの認識は少し違っていて、現代の量子論的に言うと、正確な位置と運動量というもの自体が、ないのである。

またこの世の情報量は無限だと思われていたが、実際には有限だと現代の量子論的には言われているため、それを分析すれば実は過去も未来も知ることができるかもしれない。


自由意志が、あるのか、ないのか。
生まれてからの選択は全て決められていたもの。そして、これからのことも全て決まっている。

今こうやって考えてる自分もあらかじめ決められていたことで…という。考えても一生終わらないやつである。

まあ楽観的に考えれば、未来が決められてて自由意志がなかったとしても、自由だと思って生きていればそれは自由なのではないかと思う。
スピリチュアル的な観点で言うと、もちろん自由意志はあって、それが生きる目的であるのだ。

要は考え方の問題なのだ。
考え方次第で色々な生き方ができるということだ。


終わり。

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