「人狼」が、なぜ流行るのか?
「人狼」が流行っている。
人々は本音と建前の間にある、裏切りから快感を得る為に何度も村に足を運んで行く。
「明日は誰を殺した方が自分が有利か?」だけを考えている。
「あなた…正気ですか?」
昨日はアイツの肩を持ち、今日は自分の身を守る為にアイツを吊るし上げ…死に追いやる。我が身を守るために裏切りが成功した喜びを快感を覚え、まるでSEXのように興奮する。
少し無理がある…。でも生き残った時にクる快感がある事は確かだ。
でも、なぜ流行っているのか?人々は何を求めているのか?を調べて僕なりに考えてみた。
まずは、昔話としてWikipediaに色々な説があります。
15~17世紀、スイスのヴォー州は魔女や人狼の巣窟と疑われていた。1602年、3人の女性がサタンから手に入れた軟膏を塗ると狼に変身するとして訴えられた。訴えによれば、彼女たちは人狼の姿で子供を誘拐し、サバトの儀式で食べたという。それから22年後、ある男性が人狼となり家畜を殺害したと自白した。
今では少しずつ、ネット上でルールが固められ、アプリで分かりやすくプレイが出来る。そして何より紙とペンだけあれば携帯がなくても出来る事も魅力と流行りの原因と思う。
他にも魅力として上げるところは色々ある。
「コミュ力の向上・駆け引き・場回し(ホスト) 」
僕は昔、よく友人達と「ババ抜き」をやっているのを思い出した。内容的に近い気がするけど、【エモくない】と思った。
人狼はエモい。ババ抜きはエモくない
理由として、僕の仮説を出してみる。
まず、人数を5人で考えるとババ抜きも人狼も鬼は1人になる。ここで重要なのが状況によっては、鬼が変わる事。
ババ抜きでは、自分のババを誰かになすりつける事が出来る。最後まで気をゆるめる訳にはいかないが、少し安心してゲームを進められる時間が出来る。
人狼は村に入ったら出るか死ぬ直前まで役を演じ続け、生き残らなければならない。
心理学として、どこか種類が違うと感じている。『芸者と役者』ってどこか似ているが全然違う。
メンタリストとして活躍している『DaiGoさん』
「3分間の心理学」では、こう語る
クジャクがなんで羽が派手なのかっていうと、派手な羽って生存競争の時不利になるじゃないですか。じゃあなんでそんな不利になる雄に雌が魅力を感じるのかっていうと、そういう生存に不利な特徴というハンデがあってなお生き残るというのは遺伝子が優秀って事なんですよ。
人狼では我が身を守る為に、芸者さんのようにお客様全員に対して、時には大きく派手に振る舞い、時には寄り添う魅力を伝えて生き抜く力が必要だと思います。
一方。ババ抜きでは全員の状況と前後の人との心理戦になると感じます。誰がジョーカーを持っているか、もしくは自分のジョーカーを前後の人に気付かれる事なく引かせるか。
他にもDaiGoさんは交渉や問答はソクラテス・ストラテジーという方法で進めるとうまく行く
簡単にいうと、質問を使って相手を動かしていくような内容なんですが、それを利用して相手の心を思い通りに動かす
あとは自分で相手の分析と感覚で運要素を少しずつ堅実化していけばジョーカーを引く事がなく、勝てるという。
だから僕はエモさを感じない。
華やかに振る舞い、おしとやかに市民と化け続け、静かに夜(襲撃)を待つ。
これが僕の中で人狼が流行るのかなぁと思います。
このNoteに値段は付けません
正直に言うと、自分でも「いくら」を付けたら良いか分かりません。
読んで頂いて、僕に信頼(価値)が付いたと感じたら貴方の気持ちに任せます。
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