『ピーターパン』を観て~大人になんかなりたくないというメッセージ性の是非~
加入している動画配信サービス的なもののメニュー画面をつらつらと見ていたら、ディズニー映画の『ピーターパン』が何故かピンと来て、再生してみることにしました。
そういえば映画でちゃんと観たことってないんだよなあと思いつつ。
なんかこう、『ピーターパン』の主題って「子供の持つ純粋な心は素晴らしい」みたいなメッセージ性かと思ったんだけど、改めてこの作品をまじまじと観るとそんなことはないですね。
★ティンカーベルのウエンディへの嫉妬心。
↓
自身も含め、全員がフック船長の罠に落ちる。
★ロストボーイ達(ピーターパンの弟分たち)の粗野さ、乱暴さ。
↓
すぐにケンカばかりしていて本当にみっともない。
★ジョン、マイケル(ウェンディの弟たち)の無知さ。
↓
油断してインディアンたちに速攻で捕まる。
★ピーターパンのウエンディ、ティンカーベル、人魚たち、タイガー・リリーへの八方美人ぶり。
↓
結局誰のことも幸せにしていない。
この作品が「子供の純粋さ」の代表になった所以が俺にはちょっと理解しかねたので、是非皆さんの意見を聞かせて下さい。
そしてフック船長は本当に美学の無い悪人として描かれていて、まったく尊敬に値しない人物ですね。
船の上で歌う船員を簡単にピストルで撃ち落とした瞬間に、「あっ、コイツは組織(海賊団)のトップの器ではない」と確信しました。
エンターテイメント作品に登場する『悪』たる存在に『美学』はマストです。美学無き悪とはこれ即ち『不快』でしかない。
「なるほど~。」と思いながら『ピーターパン』を観終わった後、こんな映画があることを唐突に思い出しました。
『フック』(1991年)
https://www.youtube.com/watch?v=X31GMAs6EjQ
大人になったピーターパンの冒険を描いた作品とのことです。
ぜ、絶対こっちの方が面白そうじゃん!!!
子供より大人の方が絶対に良いですね。
大人になってからの方が人生は楽しいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?