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判断基準

2017年にヴェルスパ大分での3シーズン目がスタートした。

自分の中で、大分での生活に期限を決めた最後の年の3年目だ。

前の年に続き、この年もシーズンを通して試合に出場し続ける事ができた。

チームメイトやスタッフにも信頼されてきているのを感じるようになって、居心地の良さを少し覚え出した。

試合にも出られる環境だし、チームや大分のことも大好きになっていた。

ただ、そういった感情と共にある意味逆の感情も自分の中にはあった。

その居心地の良さに居心地の悪さも感じていた。

もっと自分にとって厳しい環境に行きたい。。

シーズンを通して試合に出続け、それなりに手ごたえもあったが結局オファーが届くことはなかった。

やっぱりJ3って遠いなあ。。

湘南時代にレンタル移籍で行かせてもらったJ3がこんなに遠く感じるとは思っていなかった。

ただ、自分の中では着実に力をつけていて、上でやれる感覚はあった。

呼ばれなかったら自ら飛び込もう。

オファーがなかったことが、ある意味自分の背中を押して大分を自ら辞める決断をした。

ユースの頃の監督にお願いをして、J3のYSCC横浜を紹介してもらい、セレクションに参加をした。

このセレクションに落ちてしまったら、逆にカテゴリーが落ちてしまう恐れもあったが、期限を決めてやってきたたこと、上に行きたい自分に迷いはなかった。

大分で得た自信や上に行きたい気持ち、積み重ねてきた事に根拠のある自信があり、なんか上手くいく気がしていた。

何かをチャレンジするためには、根拠のある自信を自分の中で作り出す作業が大切かもしれない。

大分での3年間は自分と向き合い続ける事で根拠のある自信を作り上げてきた。

セレクションの結果、一年目はアマチュア契約でのオファーを頂いた。

条件は厳しいもので、相談している人からは否定的な意見も多くもらった。

ただ、自分の中での大事な"判断基準"はただ上でやりたいという事だけだった。

何かを決断する時は自分の中での判断基準を大切にして、それを信じるようにしている。

結局"自分がどうなりたいか"が大事で、それを自分に問い続けて自分の中の価値観を知り、判断基準を作る。

周りの人の判断基準は契約の提示内容でも、この時の自分の判断基準はカテゴリーを上げる事だった。

この決断が正解だったと自分で証明していくことだけを考えていたように思う。

はっきりとした判断基準があったため、この提示にも迷うことなく飛び込めた。

念願のJ3。レンタルである意味簡単に行けたあのカテゴリーに対する捉え方はまるで違っていた。

3年かかってやっと掴んだ。

とにかくワクワクしてシーズンを迎えた。
ここで結果を残せばまた先が見えそうな気がして。

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