あるべき姿

こんにちは。

僕はプロサッカー選手になり今年で8年目になります。

ただ、8年目にしてサッカー選手としてのお給料だけで生活が成り立っているのは今年が2回目です。

一年目の湘南と今の水戸。それまでは何かしら仕事をしながらサッカーをしていました。

若い頃から活躍して、ずっとサッカーのお給料だけでやって来れるって素晴らしい事ですよね。J2以上になればだいたいの選手がそうだと思います。

ただ仕事しながらキャリアを重ねて来たからこそ感じる事があったので少し話したいと思います。

今回は2015年から2017年まで在籍したヴェルスパ大分時代の話をします。他のチームでの話はまた違う機会で。

大分時代、自分はチームスポンサーであるスポーツショップで働きながらサッカー選手をしていました。

ある意味、スポンサー側にも立ちながらプレーしていたって感じですね。

毎朝朝礼で売上を確認して、予算を達成していたら嬉しいし、達成していなければどうすれば売り上げが上がるかを考えます。
自分の担当も決まっていて、僕は主にランニングコーナーを担当していました。

働いた3年間でそれなりにランニングシューズの知識がつきましたね。笑

試合が近づけば、レジで試合のチラシを渡していたりもしていました。

そもそも、選手をしながら何故働かなければいけないのか。

それは単純で、選手に払える予算が少ないから。つまり、チームとしての収入が少ないんですよね。

先日チームのmake value project でチーム収入の約5割〜6割がスポンサー収入であると言う話がありました。

カテゴリーが下がっていくにつれ、チームにスポンサーが付くって凄くハードルが高いです。

一つのスポンサーを探してくるのに営業の人は本当に苦労しています。

チケット収入も少なく、お客さんを呼ぶのも本当に大変です。

そんな経験をしてJ2に来ると、心底恵まれた環境だなと思いました。

水戸も決して予算が高いクラブではないのですが、それでもスポンサー収入、チケット収入などでサッカークラブが成り立っているって素晴らしいなと思います。

そんな中、世間のコロナ禍でサッカーが出来ない選手たちは、サポーターやスポンサーさん、クラブのことを色々考えて、SNSでの発信などか多くなってますよね。

ただコロナが無くなったら、こういった選手からの発信もだんだん少なくなっていくのかなとも少し思います。

スポンサーさんやサポーターのお陰でクラブが成り立っているのであれば、こうして普段から色々な発信をしていく事が本来選手としてあるべき姿なのではないかなと思います。

自分もあまり発信は得意ではないですが、出来る事を少しでも継続してやっていきたいなと思ってます。

コロナ終息後もさまざまな角度から選手主導でサッカー界を盛り上げていけるようにしたいですね。

長くなりましたが、今思っていることを書いてみました。最後まで読んでいただきありがとうございます。

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