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シニアのロンドンひとり旅➕語学留学⑥

68歳のシニア🧓がロンドンの語学学校に通い出しました。さてどんな毎日が待っているでしょう。

先週から午後だけの授業になり、1日の時間の使い方がちょっと難しくなってきました。元々は午前中に授業があって、午後は時間を自由に使ってロンドン市内の美術館、博物館を始め名所等を訪問しようとの計画でした。授業が12時半から始まることになると、どこかに行くにしても中途半端になってしまうのですが、これまでよりも小刻みに行動することにしました。その結果、大英博物館やナショナルギャラリーを訪ねる回数も急に多くなってしまいました。これらの施設は基本的に無料ですが、予めネットで予約をしておいた方が簡単に入場することができます。予約の空き枠を見ながら計画的に予約することにしました。
大英博物館には7月12日を最後に、結局ひと月をかけて計10回訪問してやっと全部の展示を回ることができました。今回は主要な展示のところで時間をかけて説明ボードを読むことで、英語の勉強と展示内容の理解を促進することにしました。全体を通して、一つひとつのコーナーの展示物が貴重なものばかりなので毎回ため息をつきながら鑑賞することになりました。エジプトの遺跡はやはり歴史の重さを改めて感じるとともにこの膨大な貴重品をよくぞ持ってきてしまったものだという印象です。またメソポタミア、インド、中国、朝鮮半島の展示もそれぞれ歴史の重みを感じるものばかりで、日本の部屋でも昔の武具から北斎の浮世絵を含め、国宝級のものがたくさん展示されています。また私が改めて興味を持ったのが、古代からのイギリスの歴史とイスラムに関する展示でした。イギリスの歴史については、古代からスタートしてローマ帝国を始め異民族の侵略を経て、現在の王政につながる長い歴史の背景を興味を持って観ることができました。またイスラムの文化については、語学学校の仲間にイスラムのメンバーが結構いることもあり、普段いろいろな背景を聞いていたので大変興味を持ってみることができました。コーランについてもきちんと説明を読むことでイスラムの人たちが大切にしていることの背景を理解しようとしたことは、初めてのことで大変良かったと感じています。今回の一連の大英博物館の鑑賞を通じて改めて感じたことは、異文化を客観的にきちんと理解することで多様性社会のなかでの異なることに対しての敬意の気持ちをきちんと持つことの大切さでした。
日を改めて、大英博物館から分離した大英図書館にも足を運びました。ここにはなんと1億7千万の蔵書と他に膨大なデジタルアーカイブがあるとのことでした。図書館のなかにギャラリーがあり、シェイクスピア、レオナルドダヴィンチ、ミケランジェロの原稿やビートルズの曲の下書きなども展示されていてまたまたびっくりしてしまいました。一連の博物館、図書館の展示をみて改めて、大英帝国の歴史の強大さを感じることができました。美術館については改めて報告したいと思います。
(7/17 Ryo Shimo)

エジプト関連の展示
インド関連の展示
イギリスの歴史の一端
イスラムのコーランの展示


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