お茶に含まれるアミノ酸

こんにちは!諒設計アーキテクトラーニング
「飲み物・ドリンクの資格取得講座」担当スタッフです。

本日は「お茶に含まれるアミノ酸」をテーマにお話します。

お茶に含まれる成分として、
カフェインやカテキンがよく知られていますよね。
これらはお茶の渋味や苦味の元となる成分です。

一方、お茶に含まれるアミノ酸にはテアニンをはじめ、
グルタミン酸、アスパラギン酸、アルギニン、セリンなどがありますが、
これらはお茶の旨味の元になる成分となります。

アミノ酸の中でもとりわけ多いのがテアニンで、
お茶を飲むとほっこりする感じを自覚する方が多いと思いますが、
これはテアニンの作用によるものといわれ、
テアニンは脳の神経細胞を保護し、α波が上昇します。

α波はリラックスしている時に上昇する脳波ですので、
テアニンにはリラックス効果があると考えられているのです。

また、カフェインによる興奮や覚醒作用を抑える働きもあります。
そのため、テアニンとカフェインを同時に摂取することによって、
カフェインの作用を穏やかにし、記憶力やパフォーマンスの向上など、
仕事や勉強において嬉しい効果を得られるといわれています。

さらに、認知症の1つであるアルツハイマーの予防、
うつ病、統合失調症の治療・予防に対する効果も報告されています。

このように、アミノ酸にはさまざまな効能がありますが、
お茶の種類によって含有量は異なります。
特に多いのが抹茶、玉露、煎茶といった緑系のお茶です。

ですから、アミノ酸をたくさん摂取したい場合には、
緑系のお茶を選ぶのがよいでしょう。

また、アミノ酸は旨味のもととなる成分ですが、
低温でも十分に抽出されます。
その一方で、渋味や苦味の元となるカフェインやカテキンは、
低温では十分に抽出されず、高温で抽出されやすくなります。

高温で淹れることで、渋味や苦味がアミノ酸の旨味を消してしまうので、
旨味を楽しみたいという場合には低温抽出がおすすめです。

お茶を淹れる際には、50~80℃程度の低温で淹れてみてください。
水出しや氷出しもおすすめの淹れ方です。
お湯出しとは違った凝縮された旨味を味わうことができます。

お茶は淹れる温度によって味が大きく変わりますので、
ぜひいろんな温度で試してみてくださいね。

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