特に女性は鉄分不足にご注意を

こんにちは!諒設計アーキテクトラーニング
「食・栄養食・健康食・美容食資格取得講座」担当スタッフです。

今日は栄養素の中でも「鉄分」についてお話しします。

鉄分は体内に存在する電解質の1つで、
食事から摂取できる栄養素なのですが、
特に若い女性は不足しがちで、
鉄分が不足すると貧血が起こすようになります。

この病態のことを医学用語では鉄欠乏性貧血といいます。

かなり多くの人が鉄欠乏性貧血に罹っていて、
20~40代の女性の5人に1人が
鉄欠乏性貧血になっているといわれているほどです。

原因には胃や大腸といった消化器の病気や
痔による慢性的な出血もありますが、
女性では生理が大きな原因となっています。

生理で血が失われるので、その度に鉄も失われることになりますが、
特に子宮筋腫などの女性特有の病気で過多月経になると、
鉄欠乏性貧血を起こしやすくなるのです。

生理があるために女性は男性よりも鉄分が不足しがちですが、
偏食傾向がある人や、ダイエットで節食している人は鉄分が不足し、
鉄欠乏性貧血になることがあるので注意してくださいね。

というのも、
鉄欠乏性貧血を発症すると食事から鉄分を摂るだけでは通常治りません!
治すには鉄剤を毎日欠かさず、
6か月以上続けて服用しなければならないのです。

ですから鉄欠乏性貧血にならないよう、
予防のために普段の食事からしっかりと摂取するよう心がけましょう!

鉄分は赤身肉やレバー、貝類、
ホウレンソウ、小松菜などに多く含まれていますよ。

ただし、鉄分が多く含む食品ばかり摂るのもよくありません。
これをすると鉄分は摂れても、
他の栄養素が不足してしまう可能性があります。

それに鉄分には、お肉などの動物性食品に含まれるヘム鉄と、
野菜などの植物性食品に含まれる非ヘム鉄の2種類があって、
あわせて食べると体内で吸収されやすくなります。

さらに、鉄分とビタミンCを同時に取ることで、
鉄分の吸収がよくなります。

このように、複数の栄養素が相互に良い影響を与えますので、
1つの栄養素にこだわるのではなく、
バランスよく食べることが重要となります。

特に思春期や、体をよく動かす人は多くの栄養を必要とします。
このような人は食事量にも気を配り、
バランスのよい食事を十分に食べるよう心がけましょう(^^)


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