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伊藤美来ライブツアー2024〜from now on 〜 の感想を書いたら7000文字を超えてしまった

今年も伊藤美来さんのライブツアーを全通(3年連続3回目)したのでツアーが終わって改めてセトリを聴き直したりもしたので色々と書いていこうと思います。
感想と考察もどきが混ざっていたり、間違い、読みにくい所など多々あると思います。また、曲によって文字数が明らかに違うところもありますが好みの問題ってことで生暖かい目で読んでくだされば。

ちなみに各会場の大雑把な座席の位置としてはこんな感じで
色んな角度からこのライブを楽しめたのかな〜と思っています。

 名古屋 6列目(目の前が通路)
 仙台  15列目くらい(後ろが通路)
 大阪  2列目(前列に機材があり実質最前)
 東京  2階スタンド下手側3列目

名古屋は踊りやすく、仙台はステージの演出が見やすくて、大阪はとにかく距離が近く、東京は会場が見渡せる、って感じでした。


①全体を通して

②セットリストを見ていこう

③各曲についての考察だったり感想(アンコール曲無し)

④まとめ


①全体を通して

ツアーのタイトル『from now on 』は
これから先ずっと、これからも みたいな意味の言葉で、今から先の未来についてが1つ目のテーマ。
そしてもう一つが直近のリリース曲である『Now on Air』からの着想で「夢」が2つ目のテーマ。
そして夢、未来というテーマを表現するために今回重要だったのが「声」だったんじゃないかと思います。このテーマは”声優アーティスト”伊藤美来だからできたものだと思います。”歌手”や”アイドル”の人にはできないと思います(批判する意図は全くないです)

開演前のステージのセットはみっくのライブにしてはシンプルな印象。大きなスクリーンが背面にあるだけで、大きな階段だったり高低差があるものはあまりなかったです。
しかし、ライブが始まって4曲目のワタシイロから移動式のLEDボード(LEDさん)が登場。
これが今回のツアーでの新しい挑戦だと、みっくもMCで話していました。

私は2022年の『What a sauce!!』と2023年の『Everyday is a Gift』にしか参加したことがなく、それ以前は分からないのですがみっくのライブは「ライブ」というよりも「ミュージカル」「演劇」を見に来ているという感覚が強かったです。それが今回はみっくの歌声や生身の表現に焦点を当てて、それらを演出の1つとしているというのが方向性なのかなと感じました。
この方向性はOPと幕間の映像にも表れていると思います。
『Now on Air』のMVを彷彿とさせるようなアフレコ風の映像では「声」という言葉が何度も登場していました。
「声」というものに焦点を当てるために「視覚的」に目を引くもの、例えばステージに高低差をつけるみたいなことはやらなかったのかなと感じています。

②セットリストを見ていこう

OP映像
M1 Now On Air
M2 Plunderer
M3 all yours
MC1
M4 らびちゅ
M5 ワタシイロ
M6 トロイメライ・ミライ
MC2
M7 傘の中でキスして
M8 あお信号
M9 あの日の夢
幕間映像
M10 点と線
M11 ガーベラ
M12 ルージュバック
MC3
M13 パスタ
M14 空色ミサンガ
M15 閃きハートビート
M16 Oh my heart
M17 shocking blue
MC4
M18 No.6

En1 孤高の光 Lonely dark(名古屋)
En1 青100色(仙台)
En1 恋はmovie(大阪)
En1 La-Pa-Pa Cream Puff(東京)
En2 Good Song(東京のみ)


③各曲についての考察だったり感想(アンコール曲なし)
アンコールってあまりツアーのテーマに関係なく人気な曲が選ばれているかなと思ったので特別に分けてまでは書かないことにします。
MVだったりライブ映像が公式で存在するものについてはリンクを貼っていくのでみんな見てくださいね(圧)

M1 Now On Air

ど頭からいきなり新曲!!
正直ここはある程度予想しててその通りだったなって感じでした。
「夢の続きをリライト」
「はじまりのナンバー君に届け」という歌詞
むしろ1曲目に歌ってこその曲だと思います、少なくとも今回の「from now on」においては。
「間違い続けても一緒なら叶えられる」とか歌詞を追うほどこの曲がこのライブの答えやん???ってなります。改めていい曲すぎますね。
そして単純にみっくの歌声がかっこよすぎましたね。めちゃくちゃ声出てたし、一気に「みっくのライブ」へ引き込まれていきました。
余談なんですがEveryday is a Giftの時はGiftを歌う時に毎回緊張してるのが伝わってくる印象でした、ですが今回は初演だった名古屋のNow On Airの時に少し緊張を感じたくらいで、1曲目からみっくの進化を感じる瞬間でした。

M2 Pluderer
落ちサビからのみっくの「いくよ!!」っていう煽りを聞くのが大好き部。
正直、Pludererの歌詞も夢を歌っているってことに今回初めて気づきました。
Pludererに限らず今回のツアーを通して既存の曲の歌詞をじっくりもう一度理解するいいきっかけになりました。過去を振り返ってその先の未来に進んでいくっていうコンセプトに合ってますね(こじつけ)。

M3 all yours
もうこの曲やるの!???大丈夫??最後まで持つの???
って初見でなってました。
思いっきりコールしたりクラップしたりとにかく楽しいこの曲が3曲目なのは本当に最高でしかなかったです。
「信じて私がほら居場所になる」
夢を追いかけてると孤独感を感じる時もあるよねってMCで話していたのが印象に残っていて、そんな経験をしてきたみっくが書いて届けようとしてくれる歌詞だからより心に染み入ってきます。


M4 らびちゅ
「最新シングルのカップリング曲」をMC明けに入れ込むって相当自信がないとできなくないですか??ましてやあの3曲の後ともなると。そんでめっちゃ盛り上がるんだからすごい。
音源はいきなり歌い出しから始まってますけどライブ用にアレンジされててイントロが2秒くらいあったのもオシャレでした。2公演目からはあのイントロを聞くのが快感になってました、ライブ音源CDを何卒。
この曲とにかく伊藤美来の「可愛い」が詰め込まれていて、歌詞、声色、振り付け全部が可愛いで埋め尽くされてます。
「らびらびらびしたい ぷんぷんchu」×2の顔、可愛すぎて悶絶です。
可愛い曲を作ろうって提案したコロムビアの人、ありがとう。振りコピしようと4公演とも頑張ったけど見よう見まねだと結構難しかったんですよね。【みっくと覚えようらびちゅダンス!】みたいなコンテンツをツアー期間中、Shortsとかインスタにあげて欲しかったぁぁぁって。振り付け可愛いんだから普通に伸びそう。今日のためのずんだ色に塗った爪見たかったな(仙台公演参照)

M5 ワタシイロ
もうこの曲やるの!???大丈夫??最後まで持つの???曲その2
「キラキラ光れ」のところでみっくと一緒に手でキラキラの振り付けをやるのが個人的に好きポイントです。今回初めて導入された通称「LEDさん」に映し出されていたカラフルな色が印象的で、「みんなのワタシイロ」を表現してるように感じました。曲ごとの全く異なる世界観を演出することを可能にしたっていう点で今回のLEDはめちゃくちゃいい働きだったなって思います。ガチガチにセット組むライブでは出せない良さですね。
「準備はOK!」のところが待ちきれなさすぎて、その前の「明日はどんな色になる」の辺りから上半身だけ飛んでいきそうになるくらい縦揺れしてましたね。ワタシイロもライブ仕様にアレンジされてて2秒くらいイントロあるのもオシャレで良きでした。ライブ音源CDを何卒その2。


M6 トロイメライ・ミライ
「もう本編終わる雰囲気やん」って一番感じた曲。去年の印象が強すぎてこの曲が来るとお別れの時間っぽくなってしまいませんか????
背景のLEDに青空の映像が流されていたのが印象的で、曲の中で「明るいミライ」について歌っているそのメッセージ性をさらに高めてくれるいい演出だったな〜〜と今振り返っています。
M7 傘の中でキスして
間奏で背景のLEDに映し出された映像と一緒に踊るの好き。振り付けがピッタリ揃ってて呼吸するのを忘れてしまいそうなくらいに曲の世界観に引き込まれました。
What a sauce!!の時は本物のダンサーさんと一緒に曲の世界観に合わせて踊っていたけど、それを今回はLEDを使ってやってるところにこの曲の幅広さを感じてます。
M8 あお信号
LEDをはじめとした演出が控えめでみっくの声を際立たせてるのが良かったです。ここからライブの雰囲気ガラッと変わったような印象。
実は私がこの曲をライブで聴くのが初めてだったらしく、そんな感じ全くしないくらいに馴染みがある曲を今回聴けて単純に嬉しかったです。
M9 あの日の夢
オレンジの照明とペンライトの光、
東京公演のスタンドから見えた景色めっちゃ綺麗でした。イントロからあったけぇ雰囲気するもんね。
この曲、CD音源と今回の歌い方が違う箇所があった気がしていて
例えば「こんなにボロボロでも構わない」であれば
音源なら「こんなに〜〜ボロボロ、、」だった所が
今回は「こんなに。ボロボロ、、」のように一度途切れてさせているような気がしました。
意図的かは分からないのでオタクの妄想かもしれないんですけど、ここは「夢に向かって頑張る中で思わず気持ちが途切れてしまう」という感情を表現したんじゃないかなと解釈してます。早く円盤で映像を見返したい。
『あお信号』と『あの日の夢』を歌ってる時のみっくは「自信のなかった昔の自分」を思い出してるような苦しい表情をしてたと思います。最前列からは笑っている表情、悲しい表情1つとっても全然違うんだと気付かされました。表現者ってすごい。
でもみっくはそういう経験を沢山乗越えて今は「未来と夢」を前向きに見れているということをこのツアーで表現して私たちに伝えようとしてくれました。そんなみっくと一緒ならどんなことも乗り越えられそうな気がしています。
M10 点と線
幕間映像でめちゃくちゃ匂わせてからの点と線。今書きながら気づきましたけど『Now On Air』と『点と線』を引っ提げたこのツアーにおいてOPの次の曲が『Now On Air』、幕間明けが『点と線』っていうのは『あの日の夢』までがAパートだとするとここからはBパートなんだなと(遅い)。
みっくの鮮やかな声と曲の綺麗な音がとにかく相性良くて聞いてるだけで心地が良いです。三拍子が全くわからん。
結局三拍子?のリズムの取り方を習得できないまま終わってしまいました、会場のオタクもみんなバラバラだったしあれ難しすぎませんか??

M11 ガーベラ
イントロで2枚のLEDに炎が燃えてるような演出で雰囲気を一変させてたのが印象的です。「声」という目に見えないものがテーマの核の一つだからこそ、映像という目に見えるものの使い方次第で色んな曲だったり演出が可能だったんだなと思います。
かっこよいドレス風の衣装に変わって細かな振り付けで衣装がヒラヒラと揺れるのがあまりにも美しすぎました、、。
点と線の時は立ち位置がLED側だったんでお着替え後のあまり衣装が見えなかったんですがここから前に出てきてくれたので衣装が全部見えました。
肩出しお腹出ししてくれてありがとう。
M12 ルージュバック
「shu-wa shu-wa」の所の振り付けをしてるみっくの表情がとてもキュートで、一緒に振りを真似するのも楽しかったです。
背景の映像がポップで可愛かったし、歌詞とリンクしていた映像だったなって朧げながら記憶に残ってます。2番の最初「赤く染まって」のタイミングで照明が赤にパッと切り替わるのが毎回気持ちいい。
M13 パスタ
この曲について書くうえで大阪での最前経験を書かずにはいられません。
2番のAメロではステージの左右に来て屈んで歌ったりしてくれました。
その距離が近すぎて、、近すぎて、、もうずっと見ていたい、あの時間が続けばいいのにって思いました。カメラの延長戦上の座席だったのでカメラに向かってサービスしてる数秒間はずっと俺を見てたと言っても過言では無いでしょう!!!!!!!
【伊藤美来は写真や映像で見るより本物が一番可愛いです】(ココ大事)
自分の中のパスタの歌詞に対する解釈として「簡単な方を選んでもいい」っていうのは前々からあったんですけど、「夢に向かうことは素晴らしいけど孤独だしとても大変なこと」(記憶に基づく意訳)っていうみっくの実経験から「たまにはゆる~っとしませんか」っていうメッセージを伝えたくてこの曲をセトリにチョイスするのがすごいと思いました。(語彙力)

M14 空色ミサンガ
自分の中での楽しみ方の最適解が
「ひたすら音に合わせて身体を揺らす」で決定です。
この曲を聴いてると気持ち解きほぐされる感覚になります。「色々難しく考えすぎなくてもいいよな〜」って心が軽くなるんですよ。とりあえず踊ってみれば案外なんとかなるんじゃないかって思わせくれる曲です。自分なりの解釈ですが、『パスタ』で伝えようとしていたメッセージと親和性があるからセットリストの中でもこの位置に置かれたのかなと思います。
M15 閃きハートビート
『空色ミサンガ』から間髪入れずに『閃きハートビート』に繋ぐ流れ、初見の時は大声出てたし何度見ても鮮やかすぎて感動してた。この曲はイントロがないからこんな使い方ができるんですね、勉強になりました。
Perfumeで言うところのCEツアーの『Cling Cling』から『Pick Me Up』みたいでしたね。
「恋は奇跡」のウインク、さすが”初代ウインク女王”、今回も完璧でした。
「(教室の)すみっこで」「(ちっぽけな)魔法を」の部分のコーラス部分、コールした方が楽しいんじゃないですか?誰か先陣切ってやってください(丸投げ)

M16 Oh my heart
リリースの時からずっと大好きな曲。「『Everyday is a Gift』で見納めだけはやめてくれ〜〜〜〜〜」と願っていたのでちゃんとセトリ入りしてくれて嬉しかったです、これからもライブの定番曲の一つになってくれるでしょう。
「負けない」「世間のセオリーなんていらない」など、歌詞自体も前に進んでいこうとする姿を歌ってるので『from now on 』のテーマにもバッチリでしたね。TikTok風の背景映像の存在に仙台公演で初めて気付いたんですけど名古屋の時も流石にありましたよね?自分が気づいてなかったのか本当に無かったのか記憶がないです。
落ちサビの「負けない、愛が明日が夢がせめぎぃ〜〜⤴︎⤴︎👆合う」が聴けて大満足です。ライブ仕様が増えると現場に行く喜びも増えるってもんです。(公式のYoutubeでライブ映像見れます。百聞は一見にしかずです。)


M17 Shocking Blue
青文字で「Shocking Blue」って出る背景映像がかっこいい。みっくを見るようと映像用で目がプラス2つ欲しい。ずっとぶち上がれるし踊ったり飛んだりがとにかく楽しい。「誰も誰も誰も」の所でみっくと同じ振り付け(手を前に伸ばす)するのが個人的に好きなポイントです。みっくの歌声も力強さに全振りしてバチバチかつ間奏での煽りも強いし、良い意味で「みっくのライブ」らしくない瞬間が味わえる曲ですね。生バンドで聴きたい、、、

M18 No.6
No.6の歌詞ってめちゃくちゃ良いんですよね。
「素敵な今に巡り会えますように」
「だから夢見る、ちょっとだけいい明日を」
今回の「夢」「未来」っていうテーマにピッタリすぎて、そりゃあ本編の最後に持ってくるよなって納得しました。個人的な話をするとこの曲があったからみっくに出会えて、素敵な今に巡り会えてます。ありがとう。


③ まとめ
みっくもMCで「私の曲ってこんなに夢を歌ってるのが多かったんだ」と話していましたけど、私も全く同じことを思ってます。セットリストを振り返ってると「この曲も夢についての歌詞やん」となって驚くことが何度もありました。
自分自身の夢についてあまり深く考えたことがなくて、「こうなりたい!」「夢はこれです!」みたいなものは正直言って今もないんです。
でも、ツアーを通して「自分の夢って何があるだろ」とか未来について考えるようになりました。今は夢を持ってなくても一つ何かを考えるきっかけをみっくから与えてもらったなと思います。

「新しい未来 淡い期待の先で 巡り会えますように」
押し付けがましくなく、背中を優しく押してくれながら
”未来にはいいことがあるんじゃないかな?”と寄り添ってくれる
みっくの曲、声、人柄、全てが大好きです。
”これからの未来”も今よりさらに”少しだけでも楽しいものになる”と
程よく願って生きていきたいですね。


P.S
エンディング後のメッセージの名義が
伊藤美来➡︎みっく➡︎美来
へとツアーが進むにつれて変わっていってるのはファンとみっくの”心”の距離がツアーを通して縮まっていったことを表してるのかなと思いました。
この写真もライブの大切な思い出です。

名古屋では”伊藤美来”
仙台でも”伊藤美来”
大阪では"みっく"
東京では"美来"

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