スプリンターズS全頭考察
秋のG1シーズンがやってきた。初戦はスプリンターズSという事で今年の上半期のG1レース、1度も的中のない私は本気で馬券を取る為、ゆるく一頭ずつ見ていきたいと思う。
全ての文章の頭に、『多分』『恐らく』というような単語を入れるとしっくり来るような内容にしていきたいと思います。
【ウインマーベル】
昨年同レースの勝ち馬、ピクシーナイトが3歳牡馬というのが記憶に新しく、キーンランドCで2着、葵S1着と比較的綺麗な馬柱で人気しそうだ。
前走の2着に注目したいが、このレースは外側の馬場が良く第4コーナーで各馬が外に殺到、道中内で脚を溜めていた当馬はロスなく内を立ち回り、同じく空いた内を選び突っ込んで来たヴェントヴォーチェに差されての2着。レイハリア本命の私は最後馬群に沈んでいく様子に涙した。かなり展開が向き、上手く立ち回っての2着、馬場の悪いところを逃げて3着に粘ったヴァレトニの強さ、横山武史の強心臓ぶりが際立つレースであった。
【エイティーンガール】
上がり最速マイスターの当馬は前走のキーンランドC、最後方から大外を伸びていつも通りの末脚を繰り出すも届かず6着。武豊の騎乗する姿勢の綺麗さに感動した。キーンランドCでは毎年好走するも昨年は惨敗。昨年のスプリンターズSは後方の馬は用無しの展開だったので仕方がないだろう。最後方になるであろう今回も、もう少し前で競馬をする同型の馬が何頭かいるので上がり20秒台を繰り出せば勝ち負けだ。
【シュネルマイスター】
初めてのスプリントレース、マイルCSの叩きの為の出走で馬体も緩く横山武史の辛口コメントも相まって世間の評価は低く見える。
NHKマイルC1着、昨年の安田記念3着、マイルCS2着、今年の安田記念2着、と実績は十分で、グランアレグリアに2度も0.1秒差に迫っているのを忘れてはいけない。毎日王冠ではダノンキングリーを抑えての1着。最大打点、実力で言えばは間違いなく当馬が1番だ。NHKマイルCはソングライン本命であったが、シュネルマイスターを切っており馬券的中ならず、というホロ苦い記憶があり、強いのは間違いないので何らかの形で買っておいた方がいいのだろうな、と思っている。
【ジャンダルム】
今年のオーシャンSでナランフレグを下しており、昨年の春雷Sも覚醒前とはいえナランフレグを下しての1着。中山スプリント実績は言わずもがな。どうせ人気しないのだから他の惨敗したレース全てに目を瞑りたい。
【ダイアトニック】
近2走、どこにいたの?状態。阪急杯、函館SS勝ち馬。1番人気で勝って人気がない時は負ける、中途半端に穴人気する、ダイアトニックが好きな方は少々Mっ気があるのだろう。ダイアトニック好きな女性とお知り合いになりたいものだ。
【タイセイビジョン】
近走充実している。私のイメージ、買ったら来ない買わなかったら来る馬筆頭。競走馬界の川田将雅と言えるだろう。
【テイエムスパーダ】
逃げてどこまでやれるか。国分恭介回収率0%の私に何も語る権利はありません。
【トゥラヴェスーラ】
この馬と私の付き合いは昨年の京王杯SCからである。長いような短いような1年半、レース数にして4レースの関係だ。昨年はトゥラヴェスーラと、幻の菊花賞馬であるヨーホーレイクはどこに行ったのか、という事しか考えられないほどだった。
16番人気ながら物凄い末脚で4着に突っ込んできた高松宮記念がフロック視され、次走京王杯では10番人気で上がり最速でラウダシオンの2着に突っ込み、カイザーミノルと共に波乱を演出した。その後長期休養を挟み阪急杯も上がり最速で2着。
ザイツィンガーにうつつを抜かした私は休み明けのこの好走に再度惚れ込んだ。
ここで言及したいのが鮫島克駿のレース運びである。昨年の彼とトゥラヴェスーラの私のイメージはあくまでも大外一気。
内から伸びてきた阪急杯、今年の高松宮記念はそんな大味な競馬をするイメージをいい意味でぶち壊し、枠順など関係ないんだと思わせてくれた。また、ジャスティンパレスで内を立ち回り勝利に導いた鮫島克駿の好騎乗が記憶に新しい。
神戸新聞杯が開催された中京競馬場、今回スプリンターズSが開催される中山競馬場は全く別の質を持つ競馬場、距離であるがそのような細かい事は気にしないでいいだろう。
そしてG1レースの鮫島克駿の最高着順はエアスピネルでのフェブラリー S2着。
それのみだ。
今回は確実に狙える馬でチャンスが回ってきた。騎手としての実力もついた。現3歳世代最強馬であるジャスティンパレスでG2を制覇したぐらいで満足してはいけない。私はこのスプリンターズS2022で、鮫島克駿がG1初制覇を成し遂げるのを信じてやまない。
以上が私のスプリンターズSの全頭考察だ。
ここまで読んでくださった暇な方はさぞ気になるであろう私の印に関してだが、
◎トゥラヴェスーラ
○ジャンダルム
▲シュネルマイスター
※ラヴィングアンサー
とさせて頂く。
これが秋初戦、本気でG1で馬券を勝ち取る為に導き出した結論だ。
全国の競馬ファンがそれぞれの思いを胸に、皆それぞれ違った競馬ライフを楽しんでいける事を心より願っている。
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