やっぱり好きなのです。感じる空気に距離があっても、話す言葉に硬さがあっても、向けられるその目、その表情、その仕草。その少し甘えたような話し方。決して発してはならない言葉たちがぐんぐん棘を伸ばして内臓を打ち破ろうとする。それにぐっと堪えながら、君を横目で見る。悔しいけれど否めない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?