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竜馬のおすすめ映画 「ブラッド・スローン」

映画コンサルタント竜馬の評価 3.5

Amazon ビデオでも配信中の「ブラッド・スローン」
比較的派手なアクションシーンが少ないのもギャング映画にしては新鮮さを感じるかもしれない。シンプルなストーリー構成は週末の疲れた金曜日に何も考えずに観ても楽しめる作品の一つ。

主人公を演じるイケメン俳優のニコライ・コスター・ワルドー主演の本作はこれまでのギャング映画とは一味違った魅力を放つ。

根っからの不良とは違い、不慮の事故から服役することになった主人公ジェイミーは刑務所の中で生き抜くためにギャングの一員としての生き方を選択する。


模範囚として仮釈放を許されるも、麻薬捜査官、地元警察、そして仲間だったはずのギャングの裏切りが交差する。

ジェイミーの家族にまで魔の手が忍び寄る中、大切な人たちを守るために映画のクライマックスには苦渋の決断をすることになる主人公ジェイミー。

最後まで家族を守りぬくことができるか、そして◯尻を掘られることなく野獣の中で最後まで生き抜くことはできるのか。

やるか、やられるか、掘るか、掘られるか。
少し悲しい映画のラストは実際に見てからのお楽しみ。

実際にアメリカの刑務所に服役していたKEI氏も本作品に関して以下のようなコメントをしていた。

https://realsound.jp/movie/2017/09/post-113518_3.html

この映画は、最初交通事故から始まっています。そういう些細なことから人生というのは変わってしまうんだということを学ぶべきですね。交通事故というのは、車に乗る人ならば誰でも可能性のある話で、それが最終的に犯罪集団のボスになってしまう可能性があるわけです。たとえば、交通事故を起こして日本の刑務所に入ったとき、たまたま同じ部屋にどこかの組の親分がいたとします。日本は7人部屋だから、そういう人につかれると、結構きついんですよ。そこで子分みたいになってしまう人もいるかもしれない。そしたら出てきたときは、もうヤクザですよ。だから、たとえどんなに最悪な状況であっても、自分が選ぶ道というのは、やはり慎重に決めたほうがいいですよね。

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