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【ラジオDJへの道】第78歩:エピソードトーク&曲紹介Vol.69「北海道でやらかした話」「1/6の夢旅人 2002(樋口了一)」

第69回、(月曜になっちゃいましたが)更新です!

先週は火曜日の最終便で北海道から東京に戻ったと思ったら、色々あって急遽翌日のお昼にはまた飛行機で仙台に行くことになりまして。

そんなこんなで立て込んでいて、noteやらstand.fmやらの更新がだいぶずれこんでしまいました。ということで本来予定していたゲスト回は次回、ちょうど70回目ということでお送りしたいと思います。

そんなこんなで今回は、北海道旅行の後半戦のエピソードトークとなっております。まあ色々とやらかしましてね。詳しくはstand.fmの配信をお聞きください。


その中で触れている内容の補足をしたいと思ってます。

まずはオールナイトニッポン55周年企画「あの夜を覚えている」について。いろんな人が論じてますし、noteでも様々な記事が上がっているので、そこについて深堀りする気も無いんですけど、やはりこの感動したということ自体は書いておきたいと思います。

全編通して”ラジオ愛”が詰まっているこの作品。もちろんANNの記念企画なわけで当たり前なんですけど、やっぱりラジオとしてだとこっぱずかしいというか、表現できない部分をニッポン放送の社屋でのリアルタイム演劇という形で、しっかり表現したのが良かったのかなと。小ネタも満載だったし。

あとは、元々注目していたリモート公演がここまで進化したのかという驚きを感じられたこと。今回の舞台や演出を手掛けた劇団ノーミーツは、その旗揚げ公演から追いかけている劇団であり、このnoteでも2年前に感想を書いてたりします。

そんな感じだったんで、今回の作品については内容はもちろんのこと、その演出方法に注目してたんですよね。それがほんと凄かった。沢山のカメラを使ったカメラワーク(スイッチング)はもちろん、後日談を読んでみると流れていた音にもかなり気を遣っているというね。同じ音だとしてもシーンに合わせて聞こえ方を全て変えているというのを見た時は驚くとともに、その綿密な作り込みに脱帽したのでした。

惜しむらくは僕自身の問題なんですが、肝心の公演を生では見られず、かつ配信最終日のほんとギリギリまで追い込まれての視聴になったんで、見返したりすることが出来なかったことですね。

それもあって、是非映像作品として発売してほしいと思ってます。


さて北海道の続きですけど、ここからは写真でお送りしましょう。

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日本一美しい村、美瑛のドライブ。有名どころは全て回りましたけど、やっぱり雪景色だと少し物足りないというか、色とりどりに彩られる夏がやっぱりいいよなあと思ってしまいました。

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富良野と言えば、やはり「北の国から」。正直、僕はあまりまともに見てないんですけど、だいたいのストーリーは知っている感じで。

ちょうど去年、田中邦衛さんがお亡くなりになったので、その追悼として多くの献花がありました。

富良野にはいくつかの「北の国から」スポットがあるんですが、冬季ということで営業していたのは「拾って来た家」という施設のみ。ただそれが凄くてびっくりでした。

作品内で主人公の黒坂五郎が自ら作ってきた家を忠実に再現した施設で、どの家も味があるというか、作品の事をあまり知らなくても感動するような出来で、ファンにとってはたまらないだろうなあと。廃車になったバスやゴンドラなどを巧みに使って立派な家になるんだから、もはや芸術ですね。

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あとは富良野名物の「オムカレー」。その元祖であるカレーの名店「唯我独尊」で食べたカレーも美味しかったな~。お店の雰囲気も良いし、クラフトビールも旨いしで個人的な好みドストライクなお店でした。

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富良野と美瑛を後にして、廃線が決まったJR根室線の富良野~新得間を進みます。2016年の台風被害で線路が壊れ、代行バスとなっている東鹿越~落合間は結局6年経って復旧されぬまま終わりそうです。それもそれで寂しい。

ちなみにこの区間の中には、名作「鉄道員」の舞台となった駅(幾寅駅、作品内だと”幌舞駅”)もあるんですが、運行が再開されぬまま終わってしまいます。

あと個人的には、自宅の最寄り駅の一つである”落合駅(東京メトロ東西線)”と同名である”落合駅(JR根室線)”を初めて目にして少し感動しました。いやあ、いつも乗り換え検索の時とかに「落合駅(北海道)」というのを何度も目にしてたんですよね。

そんなこんなで、新得駅到着の時にはもう辺りは暗くなってました。そこから一度帯広に出て、帯広からは札幌まで特急で移動。まあトンネルばかりでしたけどね。

札幌に戻った時には日付が変わる寸前で、札幌時計台が示す時刻は23時半になってますね。

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翌朝は朝イチで札幌から小樽へ辿り着いて、朝食を「三角市場」にて海鮮丼を食べます。北海道らしい朝食ですよね。

そして小樽からカーシェアを利用して余市のニッカウヰスキーの工場見学へ。朝ドラ”マッサン”でも有名な竹鶴政孝氏が実際に作った余市工場。当時から使われ続けている工場の施設を見つつ、邸宅やミュージアムも見られて、なかなかに充実した時間でした。

惜しむらくは車で来たのでせっかくの試飲が出来なかったってことくらいですね。残念。

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余市から小樽に戻り、小樽からJR函館本線にて長万部へと向かいます。この区間も廃線が決定(正確には小樽~余市間のみどうなるか未定)しているんで、もしかすると乗り納めになるかもしれません。

およそ4時間ほどかけての鉄道旅なんですが、途中の倶知安駅(くっちゃんと読みます)で乗り換え。その乗り換え時間を使って、駅近くにあるスイーツの有名店「お菓子のふじい」にて、焼き立てのシュークリームとカスタードパイを購入。これが例の悲劇を生み出すことになるわけですね。でもほんとサクサクで美味しかったです。

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無事に長万部駅に到着して有名なご当地キャラ「おしゃまんべくん」に出迎えられた後、地元のレンタカーショップでぼったくられそうになりながらも向かったのは礼文駅。ここで更なる悲劇が起こるわけです。

当初の列車到着時刻から早まっていた時刻表はこちらです。あまりに呆然としてしまったんで、視界から遠ざかる列車を写真に収めることも出来ず、気を取り直して撮影した礼文駅のホームの写真が切ない限り・・・。近々リベンジしますよ、必ず。日本一の秘境駅である「小幌駅」にね。

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夜になってたどり着いたのが、室蘭市。東室蘭駅から一駅行ったところにあるのが、名物”室蘭やきとり”の元祖である「鳥よし」さん。

先代から受け継いだ現在の大将も既に80歳を超えていて、夫婦での営業もいつまで続けるか悩んでいるようで。この日の客は僕一人でしたが、東京に住んでいた時のことも含めて色々とお話を伺えてとても充実した時間でした。何より数年前にブラタモリの収録でタモリさんがいらっしゃったときのことを嬉しそうに話しているのが印象的。いつまでも何とか続けて欲しい、というのは部外者の勝手な期待ではありますが、また再度食べに行きたいですね。

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ちなみにその”室蘭やきとり”を全国的な知名度に押し上げたのが、人気チェーンとなった「やきとりの一平」。その本店にはしごして、焼き鳥を堪能しました。

室蘭やきとりの最大の特徴は、長葱の代わりに玉葱を使うこと。あとは埼玉県の東松山市などと同じく「やきとり」といいつつ鶏肉ではなく豚肉を使っていたりするんですけど、豚肉と玉葱のペアが甘いタレにマッチして旨いんですよね。正直僕はこっちの方が好きかもしれません。

室蘭やきとりの元祖と人気店をハシゴして、その魅力に気付かされた夜でした。

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旅の最終日は、朝早くからレンタカーを利用して、室蘭市内を観光します。最初に向かったのが「チキウ(地球)岬」。ここが絶景でした。写真でもわかりますよね。

実はここ、向かっている途中は霧がどんどん濃くなってきて、この岬の前の展望台とかでも何も見えない状態になってしまって「こりゃ失敗したなあ」とか思ってたんですよね。

でも最も景色が綺麗である岬に到着して展望台に上っている途中、良い感じに霧が晴れてきて、ただ岬から見下ろす海には霧が漂っていて、正に見た目は雲海! 雲海の反対側には函館の山々が見えて、本当に神々しい景色でした。何せ15分くらいは一人でずっと見惚れてましたからね。ほんと良かった。これは運が良かったと思います。

その後は東日本最大の吊り橋である「白鳥大橋」だったり、旧室蘭駅を見物したししながらレンタカーでのドライブを終え、最後に食べたのがこちら。

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室蘭のもう一つのご当地グルメである「室蘭カレーラーメン」。その名店の一つである「ふじ亭」の人気メニュー、「カツカレーラーメン」をいただきました。

室蘭のカレーラーメンは、以前食べた新潟の三条市のカレーラーメンと比べるとよりドロドロしてるというか、カレーうどん寄りな気がして、それがまたカツに合うんですよね。

チャーシューもカレーに合ってたんですけど、唯一「ん??」となったのがワカメ。どうにもワカメとカレーの組み合わせが違和感でした。

トータルとしては非常に美味しい、ただボリューミーなラーメンとしていただきましたけどね。

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こうして室蘭を満喫した後は、お昼過ぎに白老駅へ。ここに出来たのが国立のアイヌ博物館。博物館と共に様々な施設が合わさっているのが「ウポポイ (民族共生象徴空間)」です。

ここはアイヌ文化をしっかりと継承しようと、体験学習やらも含めて様々な面からアイヌの歴史と文化を紹介してくれる施設。まあ内容的に専門家から疑問符を持たれている展示もあるようで、「税金をあれだけ投入したのにこれはまずいでしょ」といった声も結構目にするんですけど、僕のように基礎知識もあまりない身からしてみると、アイヌの色々なことを知ることが出来てとても有意義でした。

あと個人的には漫画の「ゴールデンカムイ」を愛読してるんで、その作品内の色んなシーンを身近に感じられたのが良かったですね。

こうして今回の旅は最後の目的地、前日朝にも訪れていた小樽へと向かいます。

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まずは小樽市民のソウルフード「半身揚げ」と小樽ビールを、元祖の店である「若鶏時代なると」にていただきます。

これがジューシーで大きくて食べ応えありまくりでした。実はこれ以外にザンギも頼んだんですけど、これも大きなのが5個もあり、食べきれずに残りをテイクアウトしたんです。(これがまた飛行機の機内で匂いを充満させていたような・・・)

ちなみに同じように「半身揚げ」といえば新潟市にもあるんですけど、新潟の方はカレースパイスで味付けされているのが特徴。小樽の半身揚げはシンプルイズベスト。鶏の旨味が凝縮されてる気がします。ビールもハイボールも進む、進む(笑) これがこの旅のラストの食事となりました。

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最後は小樽運河のナイトクルーズ。船に乗って小樽運河をゆっくりとクルージング。ライトアップも綺麗で、なかなか楽しめますね。

というわけで、四泊五日の二年ぶりの北海道旅を終えたのでした。小樽駅の4番ホームの若大将に見送られながら。

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北海道エリアもだいぶ塗り潰せて来ましたね。しかしこの本が発売されて10年も経たないうちに、既に廃線になっているところがいくつもあるのが切ない。

【今回の旅の前】

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【今回の旅の後】

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さて今回の曲ですが、北海道と旅、といえばもちろん「水曜どうでしょう」。去年のBlu-ray発売記念のイベントにも参加したくらい好きなんですよね。そのテーマ曲である樋口了一「1/6の夢旅人 2002」をお聞きください。


いやあ、この曲を聴くとまたすぐにでも旅に出たくなりますね。その場合は一人旅というよりは仲間とワイワイ、ですけど。

ちなみに僕の中でいつか「水曜どうでしょう」のような動画を手掛けてみたい、と思ってたんですが、機会があって仕事で似たような企画をすることが出来ました。

仙台出身の人気YouTuberであるかっつーを起用させてもらった、企業タイアップ動画。企画から演出(テロップなど含む)、そして一部出演までしてます。ある意味僕の「水曜どうでしょう」好きが結集された動画なんで、興味がありましたら是非。20分ほどありますけどね。公開3ヶ月で6万回再生なのでなかなかです。(かっつー様様ですが)


というわけでまた来週。
次回こそゲストのお話を伺います!(実はもう収録済みです)

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