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【ラジオDJへの道】第85歩:エピソードトーク&曲紹介Vol.76「秋田を縦断してマタギに触れ合った話」「マタギの玉手箱(本城奈々)」

「なんだかんだ二週間も前に更新した第76回、noteでも更新します。」
ということを3ヶ月以上前に書いたままになっておりました。
いよいよ9月に入り2022年も残り4カ月ということで、気合を入れて更新頑張ろうかなと。
まあ本音はコロナ後遺症の「倦怠感」でこの一週間、21時にはベッドの中に入ってしまう自分を少しでも律したいと思ってノルマを課してるわけですが。

既にstand.fmの方では95回まで配信してるんで、noteでもぼちぼち追いかけなきゃいけないなと。というわけでまずは書きかけだったこちらから。

今回は旅の5日目の模様をお送りします。もう4ヶ月近く前の話ですが💦

大館→鷹ノ巣

大館に泊まったわけですが、大館は大館で見たいポイントが多くてですね。改めてゆっくりと観光したいなと思ってます。

そんな中で早朝から訪れたのが、大館が本場の一つであるきりたんぽ。ANAか新幹線かの機内誌に特集されていたのが「十字屋きりたんぽ店」。朝8時から営業ということで、その時間に合わせてホテルから向かいました。

いやあ、いいんですよ、雰囲気が。家族みんなでやってますという感じで。もちろん機械も導入されてて、アサイチで行ったらきりたんぽが機械で焼かれてたんですけど、それ以外はほぼ手作業。

おばちゃんからみそきりたんぽを二本、テイクアウトで購入して、電車に乗るまでの時間で美味しい朝食となりました。

ちなみに大館駅の近くにもいろいろとありまして、まずは「秋田犬の里」ですね。大館市は秋田犬で有名で、あのフィギュアスケートで有名なザキトワ選手にプレゼントしたのも大館市。そうした秋田犬の色々な展示をしているようです。(今回僕は行けてない)

そしてその施設内には「青ガエル」と呼ばれる、渋谷のハチ公前に設置されていた都電の車両が設置されてます。なぜかというと、秋田犬である「忠犬ハチ公」の縁ということで、大館市と渋谷区が交流促進協定というのを結んでいるらしいんですね。

というわけで、大館駅を後にして、鷹ノ巣駅へと到着しました。

・大太鼓の館

鷹ノ巣駅がある北秋田市の売りといえば、ギネス認定の世界一大きい大太鼓です。駅を降りたらドーンと大きな看板が。

というわけで、駅からタクシーで12分ほどの「大太鼓の館」へと向かいます。
こちらの施設は道の駅併設の施設で、北秋田市が誇る「綴子の大太鼓」、かつギネス認定された「世界一の大太鼓」を展示してるんです。それは見たいでしょう!

期待が高まる中で入場したわけですが、そこで待っていたのは「謎の色調不調」だったのです。
さっそく写真を見てもらいましょう。

これも。

これも。

これがギネス認定の世界一の大太鼓。一枚の牛革なのでかなり大きな牛が必要とか。

世界一のギネス認定のこれも。

写真が全て黄色い!! その場で「えっ?なんで?」と思ってスマホを再起動したりしたものの、何枚撮影しても色調が黄色くなるわけで。

何か霊的なものがいるんじゃないかと思っちゃうくらいだったんですが、Googleマップに登録されていた他の方の写真も見てみると、半分くらいは同じように黄色くなっているのを確認。
どうやらスマホのカメラによっては、その展示会場の照明やらの環境がこのような現象を生んでいるみたいなんですね。いやあ、不思議。

実際に、その太鼓を多数展示していた大部屋から出ると、普段通りの色調に戻りました。

展示自体は、世界一の大太鼓だけじゃなく世界各地の太鼓の説明や展示も丁寧にされていて、なかなか見応えがありました。
謎の色調不調を呼ぶ大部屋と共に、近くに来た際は寄ってみる価値はあると思いますよ!

鷹ノ巣(鷹巣)→縄文小ヶ田→阿仁合→阿仁マタギ

大太鼓の館から鷹ノ巣までタクシーで戻って、いざ秋田内陸縦貫鉄道の旅。
ちなみに細かいんですが、JRだと”鷹ノ巣駅”で、秋田内陸縦貫鉄道だと”鷹巣駅”だったりします。
ダイヤは大体1~2時間に1本くらい。いざ出発!

非常にシンプルな時刻表
結構乗客は多いですね

・伊勢堂岱遺跡

秋田内陸縦貫鉄道の始点である鷹巣駅から数駅で到着するのが、縄文小ヶ田駅。ここから徒歩数分で到着するのが伊勢堂岱遺跡です。

この遺跡は世界文化遺産にも登録された遺跡で、ストーンヘンジで知られる”環状列石”が国内最多の4つもあるのが特徴。しかもその環状列石の保存状態がかなり良いというのもポイントです。

世界遺産認定もあって、現在はかなり整備されていて、ガイダンス施設ではこの遺跡の特徴や歴史、そして日本各地の土偶などの説明がされています。

面白かったのは、土偶の人気投票がされていたこと。ここの遺跡の土偶はかなり特徴的な形をした「板状土偶」で、この日も人気を集めてました。

立派な施設!
これが「板状土偶」。特徴的なフォルム!
こんな感じで日本各地の土偶が集結!
やっぱり人気はある程度集中するんですな~

・阿仁合駅

阿仁合駅は秋田内陸縦貫鉄道の中間、メイン駅の一つ。
駅も大きいし、併設の食堂ではいつもなら美味しい料理が食べられるんですが、この日はイベントということで駅弁フェアをしてました。

ということでお昼に駅弁を食します。ちなみに駅舎の二階は資料室みたいな感じになってて、秋田内陸縦貫鉄道の写真とかが展示されてます。

そして駅舎の隣には「内陸線資料館」があり、秋田内陸縦貫鉄道の歴史だったり、マタギの民家の模様を知ることが出来ます。待ち合わせ時間に楽しむのにはちょうどいいですね。


・阿仁郷土文化保存伝承館・異人館

阿仁合駅から徒歩数分のところには、「阿仁郷土文化保存伝承館・異人館」があります。

阿仁地方は150年近く前に阿仁鉱山が栄え、その鉱山のために外国人が招聘されていたんですが、その時の洋館がこの施設になってるわけですね。

洋館の中にはビリヤード施設やシャンデリアなどの内装が残ってて、明治時代の建物好きにはたまらない感じです。
駅での乗り換え時間で楽しむのが良いですね。

・マタギの湯、マタギ資料館

阿仁合駅からまた列車に乗って、途中の絶景を楽しみながら到着したのは「阿仁マタギ駅」。そこから送迎車(事前に予約)に乗って数分で到着するのが、この地方で有名な温泉施設である「マタギの湯」です。

マタギの湯は温泉としても有名なんですが、何より併設された「マタギ資料館」が魅力的なんですよね。

直近で「マタギ」として有名な人物といえば、漫画「ゴールデンカムイ」のキャラクターである谷垣ニシパだと思いますが、その出身地として設定されているのが、ここ阿仁なのです。それくらい阿仁マタギは有名なんですね。

私設に到着して受付を済ませたわけですが、何と受付をしてくれた人物というのが「阿仁マタギ」の会長を務めるマタギの方でした。まあその時は気付かず、その後にマタギ資料館に掲載されていた新聞記事の写真を見て気付いたんですけどね。

そんな「マタギ」を身近に感じられる秘湯。今回僕は日帰りでしたが、宿泊も出来て料理も楽しめる施設なんで、次回は是非一泊してゆっくりとマタギの世界を満喫したいなあと思った次第です。

とりあえず今回は温泉でさっぱりと楽しみ、入浴後に日本酒を美味しくいただきました。


阿仁マタギ→角館

さて鷹巣駅から始まった秋田内陸縦貫鉄道の旅もいよいよ終点。つまり完乗ということですな。

終点は新幹線も止まる駅である角館。個人的には4~5年前に母親と祖母を連れて旅した以来。

実は前回もちょうどこの時期に訪問して散りかけの桜を見たわけですが、今回は完全に葉桜でした。まあ、今回の旅の初日で分かってたことだったんですけどね。
それもあって旅程を変更して角館の滞在時間を減らしていたんですけどね。

というわけで見事な葉桜の写真でも。唯一何とか桜の名残もあった写真もついでに。

角館→秋田

さて、葉桜だった角館を後にして、秋田駅へと戻ります。今回の東北旅の最後の夜は秋田駅で宿泊です。

秋田駅には行きたいお店がいくつかあるんですが、このゴールデンウィークはどこもかしこも営業をやっておらず途方に暮れたんですよね。

そんな中で何とか開いていたお店に入店し、最後の夜を満喫しました。

日本酒の飲み比べにきりたんぽ鍋。いやあ、最高ですな。


ということで、この日は終了となりました。いやあ、移動ばかりだったけれど、温泉も入れたし最高だったなあ。

さて曲です。本日はこちら。

せっかくならマタギ関連の曲がいいなあと探していて見つけたんですが、秋田県出身で阿仁在住のシンガーソングライターである本城奈々さんが地元の事業の一環として発売された地元の商品ブランド「マタギの玉手箱」という事業のために作られた曲が良くてですね。こちらを是非。

歌詞もまたいいんですよね~。これを阿仁からの帰りの列車の中で聞けたのは良い思い出になりました。

皆さんも阿仁へ出かける際には是非、この曲を聴いてみてください。もちろん「マタギの玉手箱」の商品の購入もぜひ。

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