ボイスドラマの完成まで!⑨収録当日!

こんにちは、涼子です。3月になりましたね!

ということで、先月、新作ボイスドラマの収録が終わりました。

私のnoteではちょっとずつ、ボイスドラマの制作過程について書いてきましたが、現実の制作過程に追いついたので、ここからはリアルタイムな制作ペースに合わせて、『ボイスドラマの完成まで!』を書いていきたいと思います!

↓前回はこちら↓

さて、話を戻しまして。

先月下旬、ボイスドラマの収録が無事終わりました!

今回のボイスドラマは『斬舞踊 外伝弐巻~素桜の書~』ということで、今回も地域を舞台にしたオリジナルストーリーが展開されていきます。

舞台は「諏訪」。現在の長野県が舞台です。

もちろん主人公は、中井和哉さん演じるスサノオと、伊藤かな恵さん演じるクシナダ。今回はクシナダに予想外の出来事も起こりますので、楽しみにしててください!


収録は、某スタジオにて行われました。

役者さんのスケジュールを元に香盤表を作成し、その時間に間に合うようにスタッフ陣は準備を進めることになります。

私たちの場合、集合時間は収録開始の2時間くらい前。

まずは全員分の飲み物や当日の軽食等を準備してからスタジオ入りです。感染症拡大以前はみんなでつまめるお菓子も多かったのですが、最近は絶対個包装の食べ物!ということになってますね。


スタジオに入ったら、メンバーは3手くらいに分かれます。

まずは、エンジニアさんと一緒にマイクやレコーディング機材の準備をする人たち。私はここに加わっても、ウロウロすることしかできません(笑)なんだかすごいたくさん機材とか配線とかあるんです!

なぜあんなにもスムーズに色々繋げていけるのか・・・。


そして、ケータリング(食べ物・飲み物)や感染症対策グッズの準備とか、掃除とかしてくれる人。これが一番ありがたいです!一番キャストさんに直にかかわってきますからね!


そして、私は何をしているかというと・・・。

音響監督さんと、台本や香盤表を元に打ち合わせをしています。

こじぷろメンバーは収録にそこまで詳しくない人が多いので、収録の進行に精通している音響監督さんとの打ち合わせが、あるとないとでは、始まってからの進み方が段違いです。


まずは、キャストさんに伝えるべき、普段使わない言葉や固有名詞のアクセントを確認。ちなみに、一番アクセントが多様化しやすい言葉は「スサノオ」だったりします。

そして、本筋の収録とは別に録る、いわゆる「別録り」が発生する場所の確認。三章の『斬舞踊』で言えば、最後の戦いのとき。ヒスイとクシナダが話している後ろでスサノオが戦っているシーン、わかりますかね?あそこのスサノオの戦いの声は別録りしています。

「どこだ?」って人はぜひ、『斬舞踊』のクライマックスを聞いてみてください!

それから、アドリブが発生するシーン。これはこじぷろならではかもしれません。私の脚本は、

(この先スサノオとクシナダのアドリブが続き、声が遠ざかってフェードアウト。)

みたいなアドリブ指定が発生します。この場合、キャストさんはどのくらいの長さアドリブが必要か分からないので、その前のお芝居から流れで続けていただき、じゅうぶんな長さが録れたらスタッフ側から止める、という収録方法をとります。そのアドリブがどこで発生するのか、の再確認ですね。


これらを事前に打ち合わせておき、キャストさんがいらっしゃったら、収録前、もしくは該当シーンの収録前に音響監督さんから伝えてもらう、といった感じになります。

ちなみにこちらが、この間の収録時に私が書き込んだ香盤表の一部です。今回もアドリブが入ってます。字が汚いのはご愛敬(笑)

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こうして準備が終わり、キャストさんが入られたらいよいよ収録が始まります。

そのお話は、次回しようと思います。

それでは、また。

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