祝🧡「Believe」3周年～深くて優しいジェルくんの歌声～

2024年2月24日 01:58

今日、2月24日は、"すとぷり"のオレンジ担当で最強エンターテイナー、"ジェルくん"の1stフルアルバム「Believe」の発売3周年記念日です。

ジェルくん、「Believe」発売3周年、おめでとうございます！！

すとぷり関連の記事で毎度書いているとおり、私は新しいリスナーなので、残念ながらこのアルバムが発売された当時のことをリアルタイムでは知らず、Believeに収録されている曲たちも、1枚のアルバムとして一気に聞きました。

1曲1曲に深い思い入れがある…というよりは、ジェルくんに興味を持って間もなく、「アルバムも出しているんだ！」と知って入手して、当時休止期間に入ったばかりで浮上も少なかったジェルくんのことを、このアルバムを通してより深く知ることができた、新規リスナーだった私にとって、ジェルくんを知るための手がかりがちりばめられた大切な材料になった、そんな意味のあるアルバムです。

さっそく話が脱線してしまい恐縮ですが、私はすとぷりにハマる前、音楽に関しては、長年に渡りほぼロック一筋でした。20代前半で、アメリカ出身のロックバンド「Green Day」と、それまでの自分の人生を180度変えられるような出会いを果たしてから、ひたすら洋楽のパンクロックを中心に音楽を聴き続け、若かりし頃は激しい縦ノリの汗臭いLIVEへと足繁く通っていました。

そんな生粋のロックおばさんである私が、つい最近まで信じて疑わなかったのは、音楽は、鳴らしたい音があり、伝えたい言葉があり、それを自分の手で表現する形が、一番カッコイイに決まってる！！ということでした。つまり、自分たちで作詞作曲をし、自分たちで楽器を鳴らして歌うという、まさにロックバンドこそが最高の音楽の形態だと思い込んでいたのです。

正直に告白すると、すとぷりを推すようになり、ジェルくんのリスナーになってからも、音楽についてだけは当面の間、少し軽く見ていました。（本当にごめんなさい…。）でも、そこまで頭の固いロックばばあだった私の心も、すとぷりを知るにつれ、時間をかけて彼らの音楽を聴き込み、LIVEにも足を運ぶようになるにつれ、どんどんと柔らかくなり、その考えにも変化が訪れました。

そもそも、バンドを組むことができるなんて、けっこう恵まれた環境にあるとも言えるわけです。楽器があり、集まれる場所がある、そして何より、そんな友達や仲間がいることが大前提ですから…。しかしながら、すとぷりを通して初めて足を踏み入れたインターネットの音楽の世界は、全く景色が違っていました。

とりあえず、歌を歌ってみようかな…。
歌は歌えないけど、作曲をしてみたい。
機材に興味があって、ミックスにチャレンジしたい。

インターネットを通じてそんな風に、自分の興味があること、やってみたいことに、まずは勇気をもって一歩踏み出して挑戦してみる。一人では、曲を作って、楽器を演奏して、歌うまでの全てはできないけれど、この部分ならできるという個々の力を寄せ集め、結集させて。1つの曲、そして1枚のアルバムを作り上げていく。

曲を作る人と、歌詞を書く人と、歌を歌う人と、楽器を鳴らす人と、音を調整していく人と、それらがみんな違ったっていいものはいい。いろいろな人が関わるからこそ、関わった人の数だけ、熱い思いが蓄積されて作り上げられていく音楽もあるのだと。それは、私が長年愛してきたロックバンドのサウンドに、勝るとも劣らない魅力とパワーがあるということに、否が応でも気づかされました。

「音楽にジャンルは関係ない」

これは、今の自分だからこそ、声を大に言えることです。そもそも、ジャンル分けすること自体が、ナンセンスなんですけどね。良いメロディーに、説得力のある歌詞、そしてその曲に込められたメッセージを歌に乗せて届けることのできる、歌い手、シンガー、ボーカリストがいてくれれば、形に関わらず、ジャンルは何であれ、最高に素晴らしい音楽が出来上がるのですよね。

…おっと！

ごめんなさい！　ジェルくんのお祝いをする予定が、すっかりロックおばさんの音楽遍歴を語る記事になりかけてしまいました。軌道修正して、ジェルくんのBelieveに話を戻します。

あらためまして、ジェルくんの1stフルアルバムであるこの「Believe」は、3年前の今日。2021年2月24日に発売されました。この界隈では有名なクリエイターさん、ボカロPさんである、じんさん、れるりりさん、八王子Pさん、R Sound Designさん、梅とらさん、などなど豪華な面々よる書き下ろし曲、すとぷりの音楽担当、るぅとくん作曲の楽曲に加え、なんとジェルくん本人が作詞・作曲をした曲まであり、超豪華な全15曲が収録されていて、下記3つのバージョンが出ています。発売当時は、それぞれ店舗別の特典もいろいろあったとのこと。くぅ～、欲しかったぜ（涙）

「初回限定DVD盤」

「初回限定ボイスドラマCD盤」

「通常盤」

BelieveのXFDはこちらへ🎶

そして、収録曲の詳細、ジェルくんご本人のコメントはぜひぜひ、ジェルくんのオフィシャルファンブック「ジェルめもりー」をご参照ください！

このアルバムは、エロティックでちょっと（いや、かなり）エッチな魅力全開な曲を中心に、切なく苦しい恋心を歌ったバラード曲、少しアンニュイで大人な雰囲気漂う曲、ジェルくんがもう一人の自分に気付いた…と表現する、過去の自分と向き合うような心に刺さる曲、そして、このアルバムのタイトルにもなっている、まっすぐな希望を歌った曲まで、本当にいろいろなジェルくんの魅力があますところなく、ギュウギュウに詰まりまくっている1枚となっています。

どの曲も大好きな上、あまりに方向性が違いすぎる曲たちなので、お気に入りの１曲を選ぶのはかなり難しいのですが、私はジェルくんが作詞・作曲をしている「Sコート」が好きです。というか、ジェルくん！　作詞・作曲までできちゃうって、凄すぎませんか？　何度聞いても、途中で入るセクシーすぎる「残念」のセリフに毎度撃ち抜かれております。キャッ！

今年2024年1月27日に、すとぷりチャンネルから突然のお知らせ動画が投稿され、電撃的な活動復帰宣言をしたジェルくんですが、先週2月16日（金）にはなんと、自身のYouTubeチャンネル「ジェルちゃんねる」にて、数年ぶりとなる歌枠を生配信。さらに翌日には、なーくん、莉犬くんと3人で、超激レアなカラオケ生配信も行いました。

リスナー歴の浅い私は、当然のことながら、ジェルくんの歌枠で生の歌声を聴くのは初めての体験でした。金曜日は、通常の配信からメンシプまで合わせて3時間以上。翌日もカラオケから2時間ほど。ジェルくんの歌声をたっぷりと聞くことができて、幸せすぎる時間を過ごさせていただきました。何よりジェルくんが、本当に楽しそうに歌っている様子が印象的で、聴いているこちらもとても嬉しくなりました。

ジェルくんの声…。

私があらためて語るのもおこがましいのですが、本当に魅力的な、唯一無二のボイスなんですよね。イケボには違いないのですが、いわゆるテレビアニメの主人公になりそうな王道の爽やか系イケボというよりは、艶があって魅惑的な、もっと言えばセクシーで色気溢れる響きの声なんです。…ですが、その響きの奥には、深い優しさと温かさが湛えらえれていて。聞いていると、身も心も包み込まれて溶けていくような、そんな感覚に陥ってしまう、まさに媚薬ボイスです。語彙力が少なくて自分で自分に腹が立ちますが、要はそうです。大好きってことですね（笑）

そして、すとぷりを追い始めて心から感嘆したことの1つでもあるのですが、ジェルくんはもちろん、メンバー全員、歌が本当に上手い！！　これもまた、私が上から目線で評価めいたことを口にするのはおこがましいですが、本当にシンプルに、全員が素晴らしい歌い手です。

その中でジェルくんは、単に優しいセクシーボイスで歌唱力があるというだけでなく、遠井さんシリーズで数多くのキャラクターを一人で演じ分けている、まさに声の使い手としてのその技術力と演技力もあいまって、人の心にググっと迫って、そのまま魂をギュッと掴まれてしまうような、そんな独特の力のある歌声を聞かせてくれるのです。

エロティックな曲では、心をそっと撫でるような妖艶な歌の舞いを。
シリアスな曲では、誰かの魂に直接語り掛けるような歌声で。
ポップな曲では、空高く舞い上がるようなピュアな響きを。
切ないバラードでは、夜に降る雨のようにしっとりと歌い上げる。

CDでももちろん、その魅力を十二分に堪能することができますが、やっぱり生配信での歌声はまた、一味も二味も違う感動を味わうことができました。

Believeを発売してから3年。この3年間は、ジェルくんにとって、決して平坦な道のりではなかったはずです。けれども、そんな苦しい時間も乗り越えて、こうして今、リスナーの前に戻ってきてくれたジェルくんが奏でるその歌声は、きっとよりいっそう深く美しい響きを携えて、その熱い思いと共に電波に乗って、私たち一人一人の心に直接届いたのだと思います。

いやぁ、生の歌声って。
本当に本当に、いいものですね。

最後は喉の調子がおかしくなるぐらいまで、たくさんの歌声を届けてくれたジェルくんに、感謝の思いでいっぱいです。歌声を通して、ジェルくんが伝えようとしてくれたこと、ちゃんとみんなの心に届いていましたよ。

そして、いつか、本物の生の歌声を。
同じ空間で。
そう、LIVE会場で。
聞くことができる日を、密かに夢見て待っています。

最後に、一番新しいジェルくんの歌声をここに置いて、Believe3周年お祝いの記事を締めくくりたいと思います。

6人に戻ったすとぷり初めてのオリジナル曲、バレンタインデーに合わせリリースした「バレンタインday君を離さないっ！」です。聖かまってちゃんの、の子さんが作詞作曲を手掛けた、力強くて優しい、胸がキュンとなる素敵な1曲です。いきなりジェルくんからの歌い出し、こんなんもう、ドキッとしないわけがない！！

毎度ながら、まとまらない記事となってしまいまいした。最後まで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、本当にありがとうございました。