見出し画像

部屋にヘビが出ました

いたんですよ、ヘビが。

家の中に。

生きたやつが。

どこからか入ってきちゃったんでしょうね。

でその存在に気づかずにふんでしまったんです。

素足で。ぺたぁっと。くにゃっ、て感じで。

それは体長約20センチくらいの小さなヘビでした。伸ばしたらもうちょっとあったのかな?

そのくにゃっとした感覚にものすごくびっくりして、すぐにふんだほうの足を浮かせたのでヘビは無事でした。

ふんだ時に足をかまれた様子はなかったので私の足も無事でした。

どうにかこうにかしてその小さなヘビをタッパーウェアの中に確保し、フタを閉めて一安心したところで改めてそのヘビをまじまじと眺めてみました。

私の住むカリフォルニア州にはいろいろなヘビがいて、その生態や生息地もさまざまです。

私はいわゆる山の中に住んでいるわけではないのですが、部屋の前には自然豊かな、トレッキングやお散歩に最適な渓谷が広がっています。

そのため小さな野ウサギや野鳥や昆虫などはしょっちゅう目にしますが、ヘビは一度も見た事がありませんでした。

しかし春から夏にかけてはいろいろなところでヘビの目撃情報があり、特にガラガラヘビは危ないので茂みなどでは注意しなければなりません。

ガラガラヘビの毒性は非常に強く、万が一かまれた場合は病院で手当てを受ける必要があり、最悪の場合は命を落とす可能性もあります。

おとなのガラガラヘビは危険を察した時にそのしっぽを激しく動かして「シャカシャカシャカ」という警戒音をならしますが、こどもは警告なしにいきなり噛んでくる可能性があります。

こどもでも強い毒性を持っていますので、こどものガラガラヘビには特に注意をしなければなりません。

さて、私の部屋に出たヘビはなんの種類のヘビだったのでしょう?

いろいろ調べてみたら「gopher snake」という種類のヘビだと分かりました。

【Gopher snake】 ゴーファースネーク 。げっ歯動物の巣穴に侵入する無毒ヘビでネズミや害虫などを食べてくれる良いヘビだそうです。

一晩タッパーウェアのなかで過ごしてもらい、翌日彼は遠くの野に放たれました。

もう戻ってくるなよー。


しかし一体どこから侵入してきたのでしょう。

ひとつだけ思い当たるのは、壁とつながっている洗濯乾燥機のパイプが少しずれていてそこに空間があったので、もしかしたらそこから紛れ込んできてしまったのかもしれません。

また予期せぬ訪問者がいると困るので、その少しずれていた壁の空間は速攻で修理しました。

しかしガラガラヘビでなくて本当に良かったです。

その後しばらくは床や地面に落ちている細くて長いものを見ると異常に反応してしまったり、はだしで歩くのが怖かったりしましたが、今はもう落ち着きました。

迷いヘビを捕獲している最中は始終落ち着いて行動するようにしていましたが、逃げようともがくヘビがこちらへ向かって来た時には、近所中に響き渡るような叫び声をあげてしまいました。

ゴーファースネークとガラガラヘビは模様などがちょっと似ているところがあるために見分けがつきにくいことがあるそうです。

ヘビを見たら何もせずにその場を離れるのが一番よい、ということですね。

まあ家の中で見たらこの限りではありませんが。


























この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?