ブックチャレンジ4日目

毎日やろうと思ってたけど3日ももたずにお休みしてしまった。

次はどれにしようか迷ったけど、これ。

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姑獲鳥の夏。和服指ぬきグローブで有名な京極夏彦先生のデビュー作。

これはもうめちゃくちゃにぶん殴られた。多分一番読み返した作品じゃないかな。そんなんありかよ、みたいなトリックと、本来余り好きではないはずのお耽美な雰囲気と、ありえない位のページを割いた、トリックを読者に理解させるための事前説明が、全部面白い。
現在ようやく珍しくなくなってきた、脳と認知に関する知見を1994年の時点でほぼ完璧に理解していて、それを解説し(しかも面白く)それを物語りとして織り込むという手腕にただただ脱帽するしかない。

どれくらい好きかというと姑獲鳥が辞書登録してあって一発で変換されるくらい好きだし、貸したり無くしたりでこれで4冊目位。

いっちょ小説でも書いてみるかと思い立った京極先生が電話帳で一番最初に載ってたとこに送りつけ、「半年くらいかかりますよ」って言ってた編集が面白すぎて3日で返事がきてそのまま出版が決まったっていういわく付きの作品なのです。

このシリーズは、この後も何冊かでていて、この作品も620ページくらいあるけど、新しい刊になればなるほど分厚くなるのでこれは一番読みやすいと思います(物理的に)


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