月の土地

月や火星の土地を買える会社経由で、昔オトンに月の土地をプレゼントした。実際に月に移住できるようになったときに有効な権利かどうかそもそも疑わしく詐欺まがいの企業だと当時から騒がれていた。あれは本物ですか?などとYahoo!知恵袋で尋ねる人々までいた。

当時のわたしは実際にそれが保証されているものかどうかなんてどうでもよく、キチンとした額に入ったオシャレな権利書や月の憲法なんかがオリジナルの封筒に入って届いたことにシビレたし、なによりオトンが満月の夜に「おれあそこに土地持ってるんだぜ」ってバーのママとかにネタで話せると言っていたのには笑った。自分の親が、自分と同じものの見方をしていることが嬉しかった(こう思うのは普通親のほうなんだろうけど)。

もし宇宙開発がもっと早く進んでいまごろ月にいろんな建物が建っていたら、きっとオトンは月面ショッピングモールのトイレ付近の、権利書が示す座標で「この一帯おれの土地♪」って言ってお気に入りの場所にしているだろう。

素敵だなと思えること自体に投資できるってあれと同じだよなーって、人様のnoteに投げ銭ポチりながら思う。

続きは、そんなかんじの月のネタのマンガを1本載せています。

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