これから海外でサッカーしようと思ってる人全員に読んでもらいたい学校では教えてくれない大事な話(後編)

11、山田大記との出会い

僕は一時期、シュトゥットガルト、いやドイツ1美味しい日本食レストランでお手伝いをさせてもらっていた。
ドイツ語の勉強にもなるし、賄いで日本食を腹一杯食べさせてもらえたし、お酒も好きなだけ飲ませてくれたし、オーナーには今でも感謝している。
そんな時、カールスルーエSCにいた大記さんがチームメイトと食事に来てくれて、レストランで話しかけられるのは鬱陶しいかなと思いつつも、どうしてもご挨拶したかったので話しかけさせてもらった。
自己紹介して、明治の頃からめちゃくちゃ見てました(観客席から)とか話してたら、帰り際にもし良かったらって連絡先を教えてくれて、たまたまレストランで会っただけなのに、どんだけ優しいんだと感激。
それからちょくちょく連絡させてもらって、何回もカールスルーエSCの試合をVIPで観させてもらったり、試合後にめちゃくちゃ美味しいイタリアンをご馳走になったり、家にも泊めてくれて色んな話をしてくれたり、セレクトショップに買い物にいったり、めちゃくちゃお世話になった。(ドイツのスタジアムのVIPはやばい。入り口はもちろん違うし、中ではビールもシャンパンもソーセージもシュニッツェルもザワークラウトもなんでもあるし、やばい)
期間で言うと半年余りだったが、本当に大記さんにはサッカー選手として大切なことをいくつも教わった。違う国に行こうかと、相談した時は、それが正しい選択なのか?というのを立ち止まって一緒に考えてくれた。
僕が、J1〜J3クラブのHPから、50件以上練習参加のお願いメールを送りまくるという暴挙にでたのは大記さんのせい(おかげ)。

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無理言ってプレゼントしてもらったポカールユニ。宝物、部屋に飾ってある。恐れ多くてまだ袖を通すことができていない。

12、JクラブのHPのinfoから問い合わせをしまくる

JクラブのHPにはお問い合わせがあって(J1上位クラブは無い傾向にあるw)、お問い合わせのところを見ると、infoだったりメールアドレスが記載されている。
僕の作戦は、そこからメッセージで練習参加させてほしい旨をお伝えする。という作戦とも言い難い実にシンプルなもの。

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送信フォルダにまだ残っていたリアルな問い合わせメール(笑)
こんな問い合わせにご担当者様がいるのかわからなかったけどとりあえずw

ちなみにこのアビスパ福岡さんは超丁寧に返信してくれて、専属のスカウトがいるので練習参加は受け入れてませんと。きっちりお断りメールをくれました。ありがたい。
基本的に返信はこないんだけど(当たり前だw)5,6チームは練習にきていいよ。と言ってくれた。その中で当時J1のヴァンフォーレ甲府に練習参加させていただくことになった。
新シーズン立ち上げの初日から2日間山梨でトレーニングの後、キャンプに行くからよかったらそっちにも連れてってもらえるとのことで、チャンスをもらった。
ドイツでの旅を終えることを決めて、荷物もすぐまとめて家も解約して、その日に航空券をとって帰国した。

--つづく--

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