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幹部の心得

この記事は

・幹部を任されている人
・これから幹部になりたい人
・もっと上の幹部になりたい人
・店の環境を整えたい人

に向けて書きました

(2,757文字)


店では

1.利益を出せる人
2.問題処理能力の高い人
3.問題処理能力の質が良い人

が偉くなっていきます

他力本願、他責思考ではなく
自力本願、自責思考で物事を考える事が
幹部に必要なマインドです


1.利益を出せる人


a.自分の利益
b.全体的な利益
があります

個人と全体では全体的な利益向上に貢献してる方が価値が高いです

理由は、全体的な利益が個人の利益を上回るからです。

仮に現時点で個人の利益が全体の大多数を占めていたとしても、長期的な視点で見ると全体的な利益を考えれる方が役職者として重宝されます

その方が組織にとって利益が大きいからです

2.問題処理能力が高い人

何か問題があった時に
自分で処理する能力があるか
その知能があるかどうかが重要になってきます

下に行けば行くほど、問題処理能力は下がります
だから、ミスは先輩や優秀な人がカバーします

3.問題処理能力の質が良い人


【三流の仕事】
"とりあえず解決すればいい"
と考えているのは三流の仕事です
この場合、店の方針とズレていたり
その問題が解決する事で
別の問題を引き起こしていたり
別の問題を放置していたりする事が多いです


その為、全体的な利益や長期的視点での利益を損失する危険性がある事が問題です。
そもそも、多面的な視点で物事を見れていない視座の低さ自体も役職者として問題になります



【二流の仕事】
TOPの方針に従った解決をするのが二流の仕事です
今までの方針を理解してるので自動的に処理ができるようになります



【一流の仕事】
二流の仕事に報連相が加わったのが一流の仕事です
店の方針を理解している上で、更に確認や報告をする事で日々変動する状況の把握と共有まで出来る人です

二流の仕事で終わる人は
報連相の重要性を理解していません

『それくらい、わかってるだろう』
『解決できたから良いだろう』
『言っても言わなくても一緒だろう』

解決した事や起こったトラブル、現在の状況の共有の重要性を理解できていない事が大きな問題です。

捉え方を変えれば
上司に報連相をしないのは
『上司が自分より優れた判断基準を持ってるかもしれない』という想像力が欠如してるか
単に、自分の能力を過信してしまっている可能性があります。


・幹部のマインド


多くの人は
"上に何かしてもらうマインド"
が抜けません
それは幹部になった人にも見られます


自分が偉くなりたいと考えている人は
『〇〇のせい』
『店のせい』
『〇〇が悪い』
『どうにかしてほしい』

という発言を少なくし
改善の為に自分が出来る事の提案を増やす必要があります


そして、上に解決してもらう事が当然のように振る舞ってはいけない

逆に考えればわかると思う
あなたの部下が事あるごとにあなたに

『これが問題です』
『どうにかしてください』
『良くないです』
『あり得ない』

と言ってきていたとしたら、どう思うか?

『その内容が正しいかどうか』ではなく
A.問題が起こった時に誰かに投げるだけの姿勢なのか
B.自分が出来る事を提案する姿勢なのか


が大切だ

何故ならAばかりの人が集まった場合
何一つ問題は解決せず
他責思考ばかりが蔓延してしまうからだ

『姿勢』は誰に立場を与えるかを決定する際に非常に重要なポイントとなる


優秀な人は、問題に対して
自分が出来ることはないか?
どうすれば自分の力で現状を良く出来るか?

を考える事ができる
そしてその提案をできる人は成長する

"この問題に対して、僕が〇〇をして解決するのはどうですか?"
と提案出来るマインドの人が幹部だ


"店が〇〇してくれ"
"誰かが〇〇してくれ"
"良くないと思う と言うだけ"
"問題提起するだけ"
は幹部ではない

問題は上にあげて投げっぱなしにするものでは無いし

『上司は、問題解決要員ではないのです』

上司は指導者として
各々の問題処理能力を高め
強い組織と環境を作る為に存在しています

問題処理を代行する為に存在しているのではなく
問題処理能力を自らも学び、身につけ
部下にも身につけさせていく事が上司の仕事です

そうする事により
強い組織を作る事と全体的な利益に繋がります

上層部がケツ拭き要員、問題解決要員になってしまっている組織は強い組織とは言えないからです

強い組織とは
高い問題処理能力を大多数の幹部が身につけ
各々が自立出来た上で
共有、協力、尊重している組織です


・あなたは会議や普段の会話でどう話しているだろうか?


【三流】〇〇が問題です 〇〇がヤバいです

【二流】〇〇が問題だからこうしてほしい
(それで得をしたり解決するのが部分的になっている )←質の欠如と偏り 他力思考

【一流】〇〇という問題に対して
Aの視点からするとこう
Bの視点からするとこう
Cの視点からするとこう、
なので僕が〇〇をしてDをするのはどうでしょうか?
(様々な視点から物事を見て、その共有をした上で自らが出来る事を提案する)



あなたの上司は
あなたより問題処理能力が高いから
あなたより高い地位にいます

だから上にあがりたいのであれば
問題処理、提案、姿勢の面を更に高める必要がある



『そうじゃない上司もいるじゃないか』
『自分より能力の低い人が出世している』
と思う場合、多くは

a.その上司の視野と自分の視野に差があり、上司の方が広い視点で物事を考え判断している(そこに気付けていない、見えていない)

b.その上司の利益を出す能力が高い

c.相手から見て,自分の信頼貯蓄が少ない

d.自分の言動など何か別の事で損失や心配をさせている部分がある

のどれかに該当している事が多い

※勿論その他の理由が原因の場合もある
綺麗事抜きに現実では評価者の基準が誤っている事もあるかもしれない
しかし、基本的にはどんな状況下においても
"自分が改善していくスタンスとマインド"
で仕事に取り組む事が大切
その方が将来、結果的に自分の利益に繋がる
上記を改善していき
自身のスキル向上をする方が賢明だ



利益に関しては冒頭で
全体的な利益向上に貢献してる方が価値が高い
と伝えた

だからこそ、問題処理能力が高い人が上になる必要がある

問題処理能力が低かったり
誤った方法で処理してしまうと
全体的な損失を生むことになる


皆,自分が可愛いし
自分が損失を受けたく無いからこそ
自分が1番得をする方法を考えてしまうし
自分が損をしている事に対してフォーカスしてしまう

そして誰かに何かをしてほしい
ほしいほしいほしいとなっていく

だからこそ広い視点を持つ事
問題を自分で処理する力を持つ事
問題処理の質を高める事(報連相など)
が重要視される


・最後に

例えば店でSTAFFがミスをした時
幹部はどう考えるべきか

A.あのSTAFFヤバい 誰が入れたんだ なぜだ
(問題を吐くだけ)

B.教育者は誰だ 誰の責任だ
(問題追求をして改善しようとする)

C.この問題が再発しないように、定期的に講習を行おうと思うのですが、どうでしょうか?
又は、仕組みを〇〇に変更するのはどうでしょうか?
※自分が出来る事を考え、相談し、実行出来る

幹部はCの考えを持って行動する事を求められる

そして、Cの意見を伝えても
却下されたり、通らない事もある

その時に拗ねない、ネガティヴに囚われない姿勢も必要だ

意見が通らない事には必ず理由がある

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