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聖天様へのお供え

 聖天様への日々の御供えで基本となるのはシンメトリーです。壇の上がシンメトリーで整然と美しいのを御好みになられるからです。故に御供えは偶数個を用意します。最低二個で左と右に綺麗な対称となるようにします。御供物を頂戴してもシンメトリーが形成できない場合は、自費で追加購入したりもします。

 並べ方も見た目がなるべく美しくなるよう工夫します。何かを盛って御供えする場合には、器も煌びやかなものを用います。白だと無難ですが彩りが足りないので、明るい色調の花柄等を選んで、季節等も考慮してチョイスします。お茶席の配意と同じような感じですね。茶道で主人として貴賓をお迎えするのと同じ。

 お茶やお花も少々でも心得ておいて損はありません(免状を取得する必要はないですが、時間等が許せば学んでおくと良いです)。拙僧は幼い頃厳しい先生に両方とも徹底的に叩き込まれたので、その点は感謝しています。日本の茶道でなくても外国の似たものでも、御持て成しの為になる技能は学習し、祭祀に活かすと良いです。合掌

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