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不器用に生きる泣き虫へ


この世の中は本当に、修行だらけな世の中だと、つくづく思います。


人生=修行という考え方は仏教に由来しますが、
僕はこの考え方で生きていると思います。


僕はスピリチュアルな人間ではないですが、
人の魂は未熟なものであり、人生をかけて魂を磨いていくという考え方は
僕にとってはしっくりきます。


なぜなら、生きている中で、上手くいかないこと、憎いこと、悔しいこと、腹が立つことが多すぎるからです。特に、自分のことを見つめた時にくだらない人間だと思い、腹が立ちます。人は人を羨ましがっちゃうということが、残酷ポイント1つ目だと思います。


人と比べて自分はなんてくだらないんだと思うほど、
理想のかっこいい自分像には程遠いし、まだまだ人の為に生きれていないと思います。


理想のかっこいい自分像というと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、
人に優しくありたいとか、難しい話も理解したいとか、嫌なことがあってもへこたれたくないとか、そのレベルの小さな理想の話です。


もっというと感情豊かな人間になりたいとか、
口がうまい人間になりたいとか、
喋りで人を笑わせられる人間になりたいとか思います。


でもそれらを達成しようと思った時に、当たり前ですが、すぐには達成できません。長い時間と精神をかけて、ちょっとずつ上達していくものだと思います。


僕が残酷だなと思う2つ目のポイントは、それらの努力は実らない可能性があることと、時間がいくらあっても全ての理想を達成するのは不可能であるということです。

いつ理想の状態レベルの域に達するかは誰にも分からないので、
下手をすれば、自分が向いてないことで10年は磨き続けないと、
理想の自分になれないかもしれません。


。。。


正直、しんどくないですか笑
長いって。10年は。


10年間も劣等感を抱えながら、努力し続けられる人の方が少ないと思います。

努力している間も、周りを見渡せば、自分が何年もかけて改善しようとしているものを、センスでやってのける人間を山ほど目にすると思います。


地獄です。

10年間も、自分の出来なさを痛感しながら生きていくことにもなります。


地獄です。


だからもう、人生は修行だなと思った方が楽になれます。


しかし、中には人生は修行じゃないという人もいるかもしれません。
人生=どれだけ楽しめられるかだと思ってる人もいると思います。
そういう人には、生きるのに不器用な僕達の苦しみは、分からないでしょう。


僕達は普通に暮らしたいだけなのに、
その普通ができない。
とんでもなく大きな喜びも大きな悲しみもなくていいから、平穏に生きていきたいのに、それができないんです。


もし気を使わず、適当に生きれば、
間違いなく堕落してしんどくなってしまいます。
残酷ポイント3つ目です。


堕落してしまえば、
何もしていない自分を責め、
キラキラしてる人を羨み、
人とのコミュニケーションは疲れるから避け、
部屋に閉じこもる。


気を抜けばこんな生活になります。


これで幸せを感じることは、まずできません。


ただ、普通に生きていきたいだけなのに、なんでそれができないかなあ。
めちゃくちゃ悔しいです。


こんな風にしんどくなるのは、
意識が自分に向いてるからだと分かっています。

でも、自分の幸せを抜きにして、人の幸せを願うくらい懐も広くないです。
自分に悩みがあるのに、みんなの前では平気なふりをできません。


もうこの際、くだらない自分でもいいから、
もっと意識を”誰か”に向けることができれば、
自分のことで悩まずに済むのにね。
人のことで悩んでる人の方が、かっこいいのにね。

でも、自分を諦めきれないんだよね。
分かるよ。


気を抜けば自分が可哀想って思うもんね。
仕方ないよ。


もっと自分を輝かせたいと思う自己愛から、
試練と思うほど辛い感情を山ほど浴びるんだろうね。
自己愛だと思ったら、この辛い感情も素敵だと思える気もしてきました。


そんな修行の世の中ですが、
強く逞しく生きていきましょう。

自分を磨いた先に人の幸せを最大限届けられるばちかっこいい人になるために、最終的には、めちゃくちゃかっこいい自分になろう。
そのかっこよさが溢れて、周りの人にもかっこよさや幸せが伝播するくらいになっちゃいましょう。


自分のことはある程度どうでも良いと思いながら人の為に生きている人よりも、自分も周りも好きで溢れさせちゃいましょう。


僕は自己愛を肯定します。
センスで楽に生きている人よりも、
自分の足りなさを嘆いてもがきながら生きている人の方が、
かっこよく、渋く、深みがある人になると思います。


強く希望を持って生きていこうぜ。


疲れたら癒すよ。


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