鬼頭明里2ndLIVE "MIRRORS"の感想を書いてみた

こんにちは。
今回は12月4日(土)に開催された鬼頭明里さんの2ndLIVE "MIRRORS"の感想を書いてみようと思います。
昨年開催の1stライブツアー "Colorful Closet"には、東京・名古屋の2公演に参加し、明里ちゃんのソロとしてのライブの第1歩を感じることができました。

そこから1年と少し経ち、様々な舞台を経てからの今回のライブ。
本人のパフォーマンスはもちろん、舞台全体の演出も含めて、良いステージになってほしいという期待も込めて、このライブを楽しもうと思っていました。

それでは、セットリスト順に感想を追っていきます。

OP映像
BGMに乗せてスクリーンに万華鏡が次々と映し出されます。
ミニアルバム「Kaleidoscope」にピッタリのクールなOP映像でしたね。
毎度テーマに沿った映像を作ってくださるスタッフ陣にも感謝。

1.The One
映像が終わるとダンサーと共に銀の衣装に身を包んだ明里ちゃんが登場。
セトリ予想キャンペーンでの公式ツイートによると「1曲目は皆さん納得」とのことだったので、この曲か「No Continue」という予想が多かったみたいですね。

誰もが見るそれぞれの夢を思い描いた場所は遥か遠くに
言葉だけじゃ解き明かせない だから僕は行くんだ まだ見ぬ方へ

歌い出しの歌詞を改めて見ると、1曲目に相応しい言葉が並んでいると感じました。
4人に増えたダンサーの動きとも相まって、開幕を彩っていました。

4人いることで更に幅が広がると思うので、是非続けてほしいです。

2.Star Arc
個人的推し曲その1。
なんとなくこの辺りに持ってくる気がしていたので、運営と考えが一致してて嬉しかったです。

どこまで走ったって 変わらない景色だって
もう1回もう1回 儚い祈りを繰り返すよ
たとえ泣いたって 諦めないこと誓った
もう1回もう1回 やり直し前へ進めるなら
この想いは色褪せない
始まりの場所を思い出した 夜明けを待たないで進むよ

サビの歌詞を書き並べると、前曲との繋がりが見えるような気がしてきます。
いわゆる「エモい曲」の1つだと思うので、繋がりや流れがあるとより映えますね。

3.23時の春雷少女
みんな大好き田淵智也曲。
かなりパッセージの速い曲、音程も高いしリズムも取りづらそうに思えるのですが、 1stライブの時よりも余裕を持って歌っているように見えたので、やはり進化していると思いました。
間奏のキーボードソロもフルバンドならではの臨場感で良かったです。
ラスサビ前の振り付けもスムーズに行ってましたね。

MC1
まずは衣装について。銀色メインのノースリーブ。
スカート部分には今回のテーマである"MIRRORS"にちなんで、鏡を散りばめているとか。クール系の衣装に仕上がっていましたね。
それから、編み込んだ髪に付けていた2本のヘアピンがとても似合ってて可愛いなと個人的に思いました。まあ明里ちゃんはいつも可愛いんですけど。
また、本人から「ジャンプOKだよ!横じゃなくて縦に跳んでね!跳びすぎて天井に刺さらないように!」とのお達し。
明里ちゃん、表現がいちいちオタクっぽいので面白いんですよね笑

4.Fly-High-Five!
5.Always Going My Way
ジャンプ煽りが入ってからのこの2曲。もうマサイ族するしかないですね?
Fly-High-Five!はダンサー4人とわきゃわきゃしながら歌う姿もとても可愛らしかったです。間奏のウェーブも突然言われた割にはかなり揃っていたんじゃないかと。
Always Going My Wayは前奏の振り付けを真似しながら見るのが楽しいです。
「鏡」の中に入る演出も取り入れてましたね。

ああいう演出ってとっても面白いと思うので、また機会があったら見たいです。
この2曲みたいな元気な曲は明里ちゃんの声の質にすごく合うなあと思ってるので、こういうテイストの曲は入れていってほしいところ。

6.Desire Again
鏡の中で早着替え。黒メインのロックなカッコいいセパレート衣装でした。
お腹を出していたので「あの衣装着るためにきっと努力したんだろうな…」と思ったのですが、やはり「痩せているうちじゃないと着られない!」と本人もライブ後のFC配信で仰っていたので、相当頑張られたのでしょう…
本番に向けて減量する、声優さんもボクサーと同じですね(?) 
衣装に呼応するように、ステージのパフォーマンスもカッコよさを増していたように思いました。スクリーンに歌詞が出る演出も相乗効果を生み出してます。
この曲は何と言っても、サビのブレイクで跳ぶのが楽しいんですよね。だからみんな跳びましょ。周りで跳んでる人が2人くらいしかいなかったの、悲しいですよ?笑


7. Drawing a Wish
1stアルバムからロックテイストの曲をここで。
正統派な曲をしっかり歌いこなしていたと思います。
この曲もテンポ速いですけど、サビなんかよく歌えるよなあ…と尊敬します。
歌ってる時はクールに、間奏になると自然と笑顔になる明里ちゃんの表情が良いですね。

「この曲終わってMCかな?」と思いきや、会場全体でクラップによるコーレス。
定番の「男子!」「女子!」などに合わせてのクラップでしたが、最後に入った「学生!社会人!ニート!」の掛け声には思わず笑いがこぼれましたね。ニートって別に言わなくても良くないですか笑
明里ちゃんらしい1シーン笑

8.CRAZY ROCK NIGHT
クラップ煽りを入れて、MCが無いままこの曲へ突入。
観客もかなりクラップに入りやすかったと思います。
2番の「Hey, Let's Go!」もバッチリ決まってました。
本人的にも相当な決めどころなんだろうなと感じたので、早く声出しOKになってみんなで揃えて言える世の中になってほしいですね。
「拳を上げろー!!」の煽りも最高でした。

9.No Continue
前曲終わりからそのままこの曲になだれ込みます。
これだけカロリーの高い楽曲をほとんど休憩無しで続けざまに歌う姿を見て、高い力量を感じました。
見てる側もこれだけ激しい曲が続くと体力的にもキツいのですが、歌ってる側は当然もっとキツいわけで。
「負けてられない!」と思って気合いでついていきました。

運命だって誰が決めたんだっけ?
目の前に広がる 白紙の未来
答え合わせをするのは他でもない自分自身だ

明里ちゃんが更なる未来を切り拓いていけるように応援していく所存。
アニサマで披露した時は音源バックでの歌唱だったと思いましたが、今回はなんと言ってもフルバンド。演奏も際立っていました。
個人的にこの曲を1曲目に予想していたのですが、このセットリストの流れだと、ここに置いてあるのがすごくしっくり来ましたね。

ダンサー&バンドメンバー紹介
明里ちゃんが衣装替えに下がったところでメンバー紹介へ。個人的にどのライブでもバンド紹介パートが好きなんですが、今回は輪をかけてカッコよかったです。
パワフルなガールズバンド、しなやかさと力強さを兼ね備えたダンサーズと、ライブを引き立たせています。
特に今村さんのドラムは全身全霊で叩いてる感じがしてすごく好きです。自分が打楽器ちょっとかじってたのもあってライブ中もドラムは結構見ることが多いのですが、あれだけ叩けるのって本当凄いなって思います。
伊藤千明さんのベースソロの時に推しジャンしてた人がいた気がしたんですが、恐らくナンちゃんの兼任オタクと予想。違ったらごめんね。


10.Follow me!
バンド紹介がめちゃくちゃカッコよかったので、その流れでぶつけてくるかと思いきや、なんと真反対だったのでビックリしました。あの流れなら次もカッコいい曲(Swinging Heartとか)が来るかなと思ったので。
本人のパフォーマンスは非常に可愛かったですね。
衣装も白のワンピース風でお人形さんのような可愛さでした。ヘアピンも変わってたかな?
1曲通してダンスも踊ってましたね。とっても可愛い振り付けで、明里ちゃん自身も「私の楽曲の中で最もカワイイ曲」と言っていたので、演出も含めて見事な仕上がりになっていたと思います。
次に披露される時にはサビの振りコピをしてみたいと思いました。

11.Closer
この曲も振りが可愛いですね。
Bメロとサビの振付がお気に入りです。簡単に真似できるし。
前曲と合わせてこの2曲は可愛らしい笑顔がたくさん見られたのも良いところ。

MC2
ようやくMCパートに突入。
鏡の中に入った演出を嬉しそうに話す姿にほっこり。
それと、恒例の「回って〜」で毎回「くるくるくるくる…」って言ってくれるの本当可愛いんですよね。
あれ言ってくれるの明里ちゃんだけなので笑

12.dear my distance 
MCもそこそこに次の曲へ。

何十年先も歩き続けていたいよ 君の声が遠く聞こえなくても
広い世界で理由を見つけられた僕は足を止めない

初めてのアニタイでこの歌詞というのが、この曲の好きなところです。デビューしてから2年余り、まだまだ歩みを止めない姿に惹かれる人も多いことでしょう。
情感を込めて歌う姿が印象的でした。途中でサイリウムが青に変わる演出も、公式が「ぜひやってほしい」とお願いするくらいなので、これからも続いていくのでしょう。

13.トウメイナユメ
個人的推し曲その2。
軽快なギターのイントロが気持ち良い曲。魚住さん素敵。明里ちゃんもリズムに乗って軽やかに歌っていきます。ちょっとした振り付けがまた可愛いんですよね。
間奏のバンドソロ回しにも魅せられます。
歌詞はかなり切ないんですが、それを感じさせない楽曲・編曲の構造に唸ってしまいます。

14.キミのとなりで
この曲のイントロが来ると空気が変わりますね。周囲の観客も息を呑んだのが分かりました。
可愛らしい笑顔やアンニュイな表情を織り交ぜながら歌うところに、この曲の持つ意味が表れているようでした。

1日ずつ重ねて 落ち込んだりしたって
またすぐに重ねて ああ期待したりしてる
1日ごと膨らむ 確信してるよ 名前をつけてもいいでしょ?
眩しくて暖かい これは これは

眩しくて暖かいこの気持ち、会場にいた全員が明里ちゃんに持っていたことでしょう。

15.深夜センチメンタル
またしても鏡の中で早着替え。衣装も白のドレス風に。アシンメトリーのスカートがひらりと舞う姿が美しいです。
からの個人的推し曲その3。大人っぽい雰囲気から椅子を使った演出で魅せてくれます。MCでも触れていましたが、脚を組んで歌う姿はまさに妖艶。
西野さんのピアノがリズム良く旋律を奏で、明里ちゃんの歌声が乗る。心地良い空間です。

最初に聞いた時からこれ思ってます。序盤でも触れましたが、パッセージ速くても行けるのは流石ですね。

16.INNOCENT
今度は椅子ではなく階段に座りながら1つ1つの言葉を歌い上げる明里ちゃんの姿が印象的です。
切ないながらも決して後ろ向きではない曲。しっとりした照明の雰囲気にピッタリでした。

17.Tiny Light
キーボードのイントロが入り、2つ目のアニタイ曲をここで。

まだこの胸の中 息づいたまま
小さな灯火のような思いを
風に打たれぬように 雨に濡れないように
ずっと抱き締めてた

美しい歌詞とともに、小さな灯りは今では大きな形になってパシフィコ横浜に響いていたと思いました。

MC3
お気に入りの衣装だからか、いつもより多めに回ってましたね笑
配信のコメントで流れる拍手をわざわざ空中に「8」をいくつも書いて表すのがやっぱりオタクっぽいなと思わざるを得ませんでした笑
そしていよいよライブは最終盤に入ります。

18.Dive To World
爽やかにアクセルを踏んで加速していきます。
この曲も清涼感たっぷりで本当に好きなんですよね。

飛び込め未知なる世界へ
僕たちが描いた地図に沿って進んでゆけ
想いは光に変わってく
どんな暗闇だってきっと照らしてくれるよ

聞いている人の背中を押してくれる応援ソング、ラストスパートにはもってこい。
余談ですが、トウメイナユメは「手を伸ばしても届かない」から「夢だけは終わらないで」なのに、Dive To Worldは「手を伸ばしても掴めないものばかり」なのに「だけど諦めない」なんですよね。
同じシングルに収録していてこの対比というのもおもしろいです。

19.君の花を祈ろう
この流れなら本編ラストはこの曲しかないでしょう。
1stライブの名古屋公演サプライズを思い出しますね。

いつかまた会える日が来るから その日まで今は
ずっとさよならは きっと言わないから

世の中の事情により、様々な活動に制限がかかってしまった中で発売された1stアルバム。新規曲の最後に収録されていたのがこの曲です。
色んなことに耐えて頑張ったから、今日またこうして楽しい時間を過ごすことができる。今日が終わってもまたどこかできっと会える。そんな想いが詰まっているのかもしれません。
サビ前の2回クラップはあんまりやってる人いなかったけど、もし揃ったら会場全体で一体感を感じられると思うので、出来る人は是非やってほしいなと思います。

EN1.Swinging Heart
本編の余韻の中、アンコールがかかり、満を持してデビューシングルが登場。
 1stライブ東京公演での1曲目、緊張が残りながら歌う姿を覚えているので、今回のパフォーマンスを見るとやはり進化しているなあと思いました。
歌声はもちろん、動きの1つ1つに自信が感じられたのが良かったなと。

MC4
ここでご本人からのありがたいお言葉。

ライブって苦手だった。歌って踊るとか表情を作るとかも分からなかった。でも、歌ってて楽しくて笑ってるんだって分かった。

これ、すごく良い言葉ですよね。明里ちゃんが自然と「楽しい」と感じてくれるなら、見ているファンとしてもとっても嬉しいので。
新曲リリース情報もあり、FCイベント発表もあり、まだまだ成長していく明里ちゃんの姿をもっと見ていたいです。

EN2.V!vace
「1、2、3、4!」の掛け声を合図に、最後はみんなで元気良く!
初めて聞いた時から「この曲でライブ締めたい!」と思いましたし、実際にライブの最後に本当にピッタリな曲でした。お久しぶりの銀テープ射出も盛り上がりましたね。

こんな夜は全部抱きしめてキミのとなりで
ユニゾンする声 何度だって口ずさむんだ
どんな夜も全部抱きしめてキミの笑顔で
変えていこう 新しい朝はボクらの胸の中

最後の曲でありながら、また次のステージへ向かう希望を歌っているようにも思えたんですよね。
聞いていて自然と笑顔になる、そんな素敵な曲です。
こうして会場いっぱいの笑顔とともに、2nd LIVE "MIRRORS"は大団円を迎えましたとさ。

まとめ
2ndライブにして21曲の持ち曲全てを披露する実質的な全曲ライブだったわけですが、 MCも短くしつつ歌い切るのはやはり高いポテンシャルがあってこそだと感じました。多少の歌詞間違いやら何やらはもっと場数を踏んでいけば経験値でどうにでもなるだろうと思うので、まだまだこれからと捉えています。
ダンスや振り付け入りの曲もしっかりとこなしていたので、次回以降の構成によってはヘッドセットのダンスパートなんて出来るかもしれませんね。
今後、どういったコンセプトの曲が世に出てくるのかもちろんまだ分からないですが、高難易度の曲が来てもそれに立ち向かえる歌唱力は持ち合わせていると思うので、まだまだ進化していく姿を応援し続けたいです。
書きたいことが多くて長文になってしまいました。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます!


最後に、素晴らしいステージを届けてくれた鬼頭明里さん、バンドメンバーの皆様、ダンサーズの皆様、スタッフの皆様、本当にありがとうございました!!!
これからも続いていく明里ちゃんのソロ活動、次のステージも楽しみです!!!

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