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子供と親と、キッズコーナー

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子供と親の関係性を、キッズコーナーと絡めて考える
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2021年3月の記事一覧

「靴下とサスティナブル」②愛着が生まれる

心に湧き上がる「寂しい」気持ちは、「愛着」が生まれた証拠 前の記事にも書いたが「もったいない」を、 ・物質として無くなると不便、不利益と感じること ・寂しいなどの感情 といった論理的、感情的な2つに分け、寂しいなどの感情面について考えてみようと思う。 寂しい気持ちが生まれるということは、ものに対して「愛着」を持ったからにほかならない。 「愛着」とは自分の感覚からすると「愛着」とは、ものを対象にすることが多い言葉だと思っていたのだが、検索してみると、こどもの発達に関わるこ

「靴下とサスティナブル」①もったいないという気持ち

この間、こどもが言った「ありがとう」で思いがけず涙が出てしまった。 こどもの靴下に穴が空き、もう十分履いたから捨てようという話になり、なんの気なしに子供に捨てるように言った。そしたら、ゴミ箱の前でモジモジしながら、捨てようとすると、手を引っ込める。何度か繰り返した後に「寂しくて捨てられない」と言うので、「靴下にありがとうを言ってから捨てようね」と捨てるよう促した。 素直に靴下を握りしめ、寂しさと感謝が体全体から滲み出ているような「ありがとう」を言って、ゴミ箱に捨てた。

こどもとのコミュニケーション

共に在る感覚を考える 「こども」と「親」である自分 もちろん一人の人間同士であるので、様々な違いがある。 お互いに愛情を持っている相手でも、違いに関して譲れないことも日々生活を共にしていればたくさん出てくる。 そんなとき、譲れないことに対して、どんなスタンスでコミュニケーションをとっているのだろうと考えてみる。 違いに対しての捉え方他者とコミュニケーションをとる際、それぞれの違いをどのように捉えるのか。 ①他者を”こういう人だから”と決めつける。 ②あくまでも自分が主体