「ありがとう」と「ごめんなさい」
「ありがとう」と「ごめんなさい」。
きっと小さい頃は言えたはずなのに、大きくなったら言えなくなる。
でもね、どんな時でも、何歳でも、どんな立場でも、この言葉をすぐに言える人は、徳をする。
「ありがとう」と「ごめんなさい」
きっとね、人っていうのは「感謝してもらいたい」とか「謝ってもらいたい」とか、そういうふうに思ってるんじゃなくて、「気持ち」のキャッチボールをしたいだけなんだ。
気持ちのボールを、いろんな人とパスしあって生きているから。
ほら、自分が投げたボールが戻って来ないのって、ちょっと寂しいじゃない?
そうだ。きっと、寂しいんだ。
「ありがとう」と「ごめんなさい」
その言葉がないと寂しいんだ。
だから、それを言える人は徳をする。人の寂しさをちゃんと拭えるから。
「ありがとう」も「ごめんなさい」も、ありふれた言葉。
でも口にするのはなんだか少し勇気がいるんだ。
小さい頃は勇敢だから、すぐ言える。
でも、大人になると周りの目や自分のプライド、いろんなものが怖くて、勇気が出ない。
よく考えれば、「ありがとう」と「ごめんなさい」を言えないことの方が怖いのにね。
大事な何かを守る言葉。
「ありがとう」と「ごめんなさい」
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