「10月」ホテル・旅館に泊まった日本人の数はコロナ前の2019年同月比を5,8%増で上回ったが、外国人観光客はまだまだこれからだ。
ども、スマレジの新垣(あらかき)です。
BOOK-OFFが好きでよく行きます。
先週は目当ての小説は見つかりませんでしたが、思わぬ掘り出し物に出会いました。「Kyoto JAZZ massive」の1996年のコンピレーションアルバムをゲット。300円です。あぁお手ごろだ。そして、なんて素敵なBOOK-OFF。
さて、
今日は訪日観光客数から考察してみようと思います。
先日、
観光庁から、10月の国内ホテル・旅館に泊まった日本人は、コロナ前の2019年同月比を5,8%増で上回った(4,210万人)と発表がありました。
一方
外国人宿泊数は、2019年同月比78,9%減。外国人観光客の回復はこれからですね。
宿泊旅行統計調査(令和4年9月・第2次速報、令和4年10月・第1次速報)
沖縄の外国人観光客は全体の約30%(2018年度)
私は沖縄出身なので、沖縄県の外国人観光客数を見てみたいと思います。
コロナの影響が出る前の2018年度は、沖縄の入域観光客数全体の約 30%が外国人観光客だったようです。このうちの約8割を台湾、中国本土、韓国、香港の方々です。
参考:令和元年度ビジットおきなわ計画より
コロナの影響で外国人観光客がまったく日本に入ってこれない時期がありました。そうなると単純に、沖縄の観光産業の収入の30%が消滅した。が、そう単純でもないのです。
ご覧ください。
外国人(空路)のほうが、一人当たりの消費額が多いのです。最も高い2015年は何が起こったのか?解りますよね?中国をはじめとするアジア圏の観光客による「爆買い」です。あの頃の観光地やドラックストア、家電量販店は右を見ても左を見ても外国人観光客ばかりでした。
外国人観光客のほうが一人当たりの消費額が多いとなると、入域数割合30%減以上の観光収入が消滅したのでは!?こりゃ一大事だ!と思って計算機をたたいてみました。
⇒ 令和元年度ビジットおきなわ計画のP3「平成30年度の実績」で計算。
すると、外国人観光客による消費(沖縄にとっての観光収入)の割合は26.7%と出ました。入域観光客の外国人割合30%より下回っています。といっても、やっぱ大きな打撃であったのは間違いない。コロナ関係の支援金がなければ、沖縄の産業はもっと打撃をうけていたことでしょう。
外国人観光客がやっと戻ってきたという今日この頃。
心より待ち望んでいる町の小売業や飲食業、ホテル業や旅館業やサービス業の方々は多いのではないでしょうか。よっしゃー来年の春節は期待できるぞ!と思っていた矢先に中国でのコロナ大流行。うーん…なんだかなー。中国内で流通しているワクチンは効き目が薄いのだろうか。謎だ。
コロナの影響が落ち着き、国内観光客が戻ってきているところですが、沖縄にとっては、一人当たりの消費額が大きい外国人観光客の戻りが待たれるという状況に変わりはありません。というか、日本にとってはと表現したほうが良いかもしれませんね。ガンガン日本にお金を落とす外国人観光客が待たれます。早く日本に遊びに来てガンガンお金を使って欲しい!スマレジのユーザー様には、中小企業や町の小売業、飲食業の方も多くいることからも、早く外国人観光客が戻ってくることを祈るばかりです。
と思ってた矢先、こんなニュースが飛び込んできました。
訪日客の高額消費急増、百貨店 コロナ前超えも
※日経新聞より 2022年12月19日
円安もあいまって、外国人観光客の消費額が伸びているようです。
なるほど、日本でお金を使いたいわけだ。早く日本においで、そして、お金をガンガン落としていってね!
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