《矛盾》

人生とは矛盾な事ばかり起こってしまう。ついこの間まで当たり前のことが当たり前のことで無くなり、人は皆ある時突然変わってしまう。その結果人は強くなるか弱くなる。俺は間違いなく後者だ。なぜなら心臓に治らない病気を患った今年の2月から間違いなく俺は泣き虫になって、今ではもう泣きたい時に泣けなくなってしまうくらい涙が枯れ果ててしまったからである。以前誰かが『人間本当に悲しい事があったら涙は出ない』という事は恐らくこの事だろう。医者が言うには俺は生きているのが奇跡らしく、定期検診と論文を読んだ限り、完治したいならオペを受けるしかないらしい。手術は受けたくないが生きたいと思うのと後何回普通に通学できるのか考えると毎晩眠れなくなる。そして結局眠れずに朝を迎え、『こんな俺が生きてていいのだろうか。』と答えの無い問いの答えを毎日必死に考える。果たしてこんな俺が本当に生きてていいのだろうか。