見出し画像

馬の性質を理解しよう〜乗馬上達のために〜

「馬との接し方がよくわからない」、「馬ともっと仲良くなりたい」、「乗馬上達に向けて」そんな方へ向けた、馬の性質に関する記事です。

馬の性質を理解することが乗馬上達の第一歩!?

乗馬を楽しむためにも、上達するためにもパートナーである馬の性質を理解することが大切です。

「馬は噛んだり、蹴ったりする」

ということを稀に聞きますが、馬は本来、他の動物に対して攻撃的な動物ではありません。

馬の性質を理解し、乗馬の上達を目指しましょう!!

馬は草食動物

馬は草食動物です。当たり前だって?でも基本から抑えることがとても重要です。
馬には、角も牙もありません。

襲われた時、身を守るために立ち向かうのではなく、とっさに逃げることによって、安全を確保しようとします。つまり、自分の身が危険にさらされるところから、遠ざかろうとする本能があるのです。

馬の基本的な性質

馬は大人しく、人によくなつきます。
しかし馬は、人が想像するよりも敏感な生き物だということを忘れないようにしましょう。

耳や、目、鼻などの感覚が非常に発達しているため、ちょっとしたことにも驚きます。前述した、馬が蹴る、噛むというのは基本的に悪意からではなく、雑な扱いや急な状況の変化などにより馬が不安を感じた結果です。

馬は記憶力にとても優れている

馬は、物事を理解する能力はそれほど高くないのですが、極めて記憶力がいいと言われています。
一度覚えたことはなかなか忘れない生き物だということを覚えておきましょう。

この性質、皆さんの乗馬レッスンや、馬と関わる時に当てはめるとどうでしょうか。

例えば、乗り手要求に馬が答えてくれた時、愛撫をして馬を褒めることで馬は、「乗り手の要求に答えたら褒めてもらえた」ということを記憶します。
すると、再び同じ指示を馬に要求した時により良い反応を示すでしょう。

逆にいうと、馬が人間に対して危険な反抗をした時には諦めるのではなく、「しっかりと叱る」ということが重要だということです。
馬が反抗した時に、人が諦めると馬は「人に反抗すれば諦めることがある」と記憶します。
もちろん、馬が叱られたことに怒る場合もありますので、ご自身の安全を第一に...馬と力で喧嘩しては、人が馬を操ることはできません。

馬が、人の要求にしっかり答えた時には褒め、だめなことはダメとしっかり教えるようにしましょう!

まとめ

馬は攻撃的の動物ではなく、逃げることが安全確保の基本!
また、記憶力が非常にいいという側面も。
馬の性質は一頭一頭異なるので、これらをよく注意して、親しみを込めて馬と接してみてくださいね。

前の記事

次の記事


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?