湘南ベルマーレ 2019 採点と寸評(No.20~29)

ゴール裏の1サポーターが全選手の1シーズンについて簡単に振り返っていく企画の第3弾。

[訂正とお詫び] 湘南の背番号20はクリスランです…第2弾で謎の訂正を入れていましたが…
19歳にして頭が既にボケてて、決定戦引き分けの立役者が完全に頭から抜け落ちてました…
よって今回を20~29、次回を30~50&監督とします…大変失礼致しました…

No.20 クリスラン

採点 5.0(シーズン途中加入)

リーグ戦6試合出場
J1参入プレーオフ決定戦出場

仙台や清水でプレーし得点をJリーグでも重ねてきたFW。
昨年10月に右膝前十字靭帯損傷の大怪我を負って清水を退団し、所属元のブラガに戻ってリハビリを続けてきた。
その中でFWに困っていた湘南が目をつけ、今年の夏に獲得に至る。
加入前にBMWスタジアムのスタンドに降臨した時は湘南サポがザワついていた。

しかし、怪我の影響もありスタメン出場は最後まで1試合もなく、その期待感に応えるほどの活躍は出来なかったと言わざるを得ない。
また、加入して3試合目の鳥栖戦ではオーバーヘッドの着地に失敗して右腕が逆に回るという事態に。
あまりの衝撃だったため、今季は絶望かとも思ったが、そこからまさかの1ヶ月程度でケロッと戻ってきた姿にはびっくり仰天であった。
ただ浮嶋監督が就任してからは度重なった負傷の影響もあり中々ベンチに入ることもままならず、出番は最後の最後、プレーオフまで待つことになった。
しかし、その大一番で彼は重要な仕事をやってのける。
前半をビハインドで終え、このまま行けばJ2降格という、地獄に片足を突っ込んだ状態で迎えた後半。
開始からピッチに送り出されたのはクリスラン。
技術とパワーを兼ね備える彼にボールを集め、山﨑をシャドーに配置転換することで徐々に相手を押し込んでいく。
そして生まれた同点弾。
松田天馬の「スルー!」の声に反応し、見事な連携から生まれたゴールだった。
45分間を全力で闘い抜いた結果、ヘトヘトになった彼は笛がなった瞬間に倒れ込んだ。

負傷の影響もあり、不完全燃焼に終わったシーズンではあったが、「出れば何かやってくれるのではないか」という期待感は常に抱かせてくれた。
スピード、パワー、技術全てにおいて能力は申し分ないので、来季も残留の運びとなればチームのエースになりうる存在であることは間違いない。
出来ればコンディションを序盤から上げていき、開幕から得点を量産するような、そんな未来を願ってやまない。

No.21 富居大樹

採点 6.0

リーグ戦出場4試合
ルヴァン出場6試合
J1参入プレーオフ決定戦出場

昨季に山形から加入し、湘南加入2年目となったGK。
2年間所属した山形でも主に第2GKであり、今年で30歳ながらJ1リーグ戦での出場は未だになかった苦労人。
昨季はルヴァンカップで2試合出場し、悪くないプレーを見せていたため、今季は秋元の牙城を崩すことが期待されて入ったシーズンとなった。

今季も滑り出しは順調でルヴァンカップのグループステージでは全6試合に出場し、リーグ戦でも常にベンチ入りするなど第2GKの座は確立しており、あとはリーグ戦に出場することが目標となっていた。
夏に軽い怪我で離脱し、苦しい時期もあった中で地道に努力を続け、8月に復帰。
その後もベンチ入りし続け、虎視眈々と出場機会を狙っていた。
そしてついにその時は訪れた。
突然の騒動から崩壊寸前のチームを浮嶋さんが受け継ぐ中でも連敗と大量失点が止まらず、カンフル剤としてGKの変更を断行したのである。
J1リーグ戦初出場となった第31節のアウェイC大阪戦。
J1初出場とは思えない落ち着きと安定感を披露し、前半にはギリギリのボールを手を伸ばしてスーパーセーブするなど、久々に無失点で前半を折り返す立役者になった。
試合こそ後半奥埜にヘディング弾を叩き込まれ(GKはノーチャンス)、6連敗となってしまったが、最小失点に抑えた守備は見事であり、初出場でも安定感を見せたとともにショートパスが繋げる富居は完全に指揮官の信頼を掴む。
以降の試合は全てに出場したが、全て最小失点以下に抑え、広島戦では無失点で勝利に貢献。
またFC東京戦では後半ATに森重に同点弾を叩き込まれた(これもGKはノーチャンス)ことから号泣し秋元に宥められるなど、勝利に対して、そしてチームに対して熱い想いで臨んでいることがこちらにもひしひしと伝わってきた。

最後の最後で踏ん張って残留できたのは間違いなく富居の力があってこそ。
感謝の思いは尽きない。
来季、また競争の中でシーズン開始から本当に正GKの座を掴み取り、新たな守護神としてチームの勝利に貢献してくれることを期待している。

No.22 レレウ

採点 3.5(シーズン途中で水戸に期限付き移籍)

リーグ戦出場2試合
ルヴァン出場3試合2得点

今季加入したレフティーのFW。
加入前はWBやシャドーをこなせる、技術があるなど評価は悪くなかった。
ただいかんせん湘南の外国人スカウトはあまり目が利くとは思えないため、「そんなに期待していいのかな」と思う自分もいた。

いざシーズンが始まるが、当然のように()リーグ戦ではなかなか試合に絡んでこない。
しかし、ルヴァン第2節の横浜FM戦でスタメン出場するといきなりその技術を見せつける。
秋野のスルーパスに上手く抜け出すとGKとの1対1を冷静に芸術的なループで制し、勝利を決定づける2点目をGET。
得点をあげたことで出場機会が増えるかと思ったが…
リーグ戦では一向に出番が回ってこない。
ルヴァン第4節の札幌戦でも秋野のスルーパスから一矢を報いるゴールを決めるも、特に評価が上がることはなく、リーグ戦では第6節のホーム磐田戦の途中出場と、第14節のホーム横浜FM戦でスタメン出場したこの2試合の出場にとどまった。
明らかに足りない運動量と横浜FM戦で見せた守備力が皆無な点。
湘南ベルマーレというチームにおいて1番必要な部分が欠如しており、なかなか出場機会に恵まれることは無かった。
そのまま夏には水戸にレンタル移籍となり(契約解除じゃなかったのが意外だが)、その水戸でもJ2リーグ戦出場2試合にとどまるというまさかの事態に。
レンタル期間の満了のニュースがシーズン終了前にいち早く飛び込んできたが、果たして来季は湘南でプレーするのだろうか…(いや、しないだろうというのが個人的な見解)

湘南ベルマーレというチームに加入するにあたって運動量と守備力が1番に求められるのは誰しもがわかっていること。
その中で個性を発揮出来る、そんな選手を連れてくるのが外国人スカウト、そしてフロントの仕事である。
いざ加入した外国人が走れない、守れないでは話にならない。
ただでさえ貧乏なのに使えない外国人(言い方は悪いが)に散財するという失敗を何度繰り返しているのか。
ブラジルから直接連れてくるのはいい加減にやめた方がいいのではないかとも感じる。
Jリーグ経験者、もしくは欧州から連れてくるのが手っ取り早い解決策ではないだろうか。
いずれにしろ、外国人スカウトやフロントにはいい加減に「ちゃんとした仕事」をしてもらいたい。
選手としてはクラブのレジェンドだろうと、首脳陣やフロントに入った瞬間からそんな経歴は関係ない。全く別の職種だからである。
もしかすると向いていないのかもしれないが、今やるべき事を整理して、ピッチ上の選手たち、クラブスタッフ、そして我々サポーターと共にしっかり闘って欲しい。

No.23 小野田将人

採点 5.5

リーグ戦出場10試合1得点
ルヴァン出場5試合
天皇杯出場
王者決定戦出場
J1参入プレーオフ決定戦出場

元日本代表監督の岡田武史がGMを務めるJFLのFC今治から3階級特進でJ1の舞台へと駆け上がって加入してきた男。

正直最初どういう選手なのかは未知数だったが、早い段階で鮮烈にJ1デビューを飾る。
それが第4節のホーム仙台戦。
坂と大野が揃って離脱し、DFがいないという由々しき事態の中で3バックの一角に大抜擢。
初出場とは思えない落ち着きと、また攻撃においても勢いを見せつける。
すると前半43分だった。
自らドリブルで持ち上がり、左サイドに流れていた山﨑に預けるとゴール前に猛進。
山﨑がダイレクトでクロスを上げると、そのボールに滑り込みながら合わせ、GKの手を弾きながらもネットを揺らす。
三階級特進は伊達ではないということを結果で見せつけた。
その後もコンスタントに出場を続け、坂や大野が復帰してからもベンチに入り、3バックとWBをこなすことからチームの戦力に確実になっていた。
しかし、5連敗となったホームC大阪戦に出場したあとは全く出場機会に恵まれず(控え組で臨んだ天皇杯と王者決定戦には出場したものの)、ついにはベンチからも外れることも増えていく。
騒動とともにメンバーが固定されることもあり(本人の怪我もあったのだろうか)、また鈴木冬一の躍動なども1つの要因になっただろうか。
出番はその鈴木冬一が出場停止となった最終節まで待つことになった。
一番重要な最終節にフル出場し、無難なプレーを見せるとプレーオフにも最終盤の後半ATに岡本拓也との交代で出場(時間を稼ぐ意味もあったか)、最後の最後でチームの戦力にも戻った。

レンタル契約のため来季はJ3に昇格した古巣今治に復帰するのか、レンタル延長、もしくは完全移籍で来季も湘南でプレーするのかは不透明。
いずれにしろ、彼の能力はJ1でも遜色なく通じるという部分は見せてくれただけに、来季も彼のプレーには注目していきたい。
もし湘南に残留という形になれば、3CBやWBの牙城を崩してスタメンを奪取するような活躍を見せて欲しい。

No.24 大橋祐紀

採点 5.0

リーグ戦出場5試合1得点
ルヴァン出場4試合

昨季は入団が決まると同時に特別指定選手として登録され、残留がかかった最終節にベンチ入りすると途中出場でJ1初出場を早いうちに果たす。

そして満を持して臨んだルーキーイヤー。
大学での活躍、そして運動量もありながら技術にも長けており、万能型のFWということで指揮官からの信頼も厚かった。
開幕戦に途中出場すると、その後もコンスタントに試合に絡んでいき、またルヴァンではフル出場するなど経験を積んでいく。
そして迎えた第9節のアウェイ鳥栖戦。
リーグ戦初スタメンを果たすと、後半14分に念願の瞬間が訪れる。
それまでもチームを活気づけるプレーを見せ、徐々に馴染んできてはいたが、やはりFWということで、得点が一番欲しいところだった。
厚みのある攻撃の中からこぼれ球を拾った武富のクロスに反応し、ダイレクトで合わせてゴールに流し込む。
ついに生まれたプロ初ゴール。
彼は喜びを爆発させ、チームメイトもサポーターも待ちに待った瞬間を祝福した。
しかし、残酷にもこの試合が彼にとっての今季のラストゲームになってしまった。
相手のタックルを交わしきれずに負傷。
右足前十字靭帯損傷に外側側副靭帯損傷、そして大腿二頭筋損傷が重なり、全治8ヶ月の大怪我となってしまった…
手術に成功し、順調なリハビリで徐々にチームの練習にも加わるようになったがやはり大怪我ということで慎重に地道に取り組んで行った結果、今シーズンでの復帰はならなかった。

しかし、彼のサッカー人生はまだまだこれからである。
その能力は光るものがあり、既に湘南スタイルにも順応している。
またスピード、フィジカル、技術、スタミナ全てにおいて優れている万能型の器用なFWであり、浮嶋監督の下でも必ず輝けると確信している。
今季の悔しさを来季に全てぶつけて大活躍し、湘南の新たなエースに君臨してくれることを願ってやまない。

No.25 松原修平

採点 出場時間が短いため採点なし

王者決定戦出場

昨季はJ3の群馬で守護神として活躍し、初のJ1の舞台へステップアップの移籍加入。

しかし1つしかないGKというポジションはやはり競争が厳しく、秋元、富居の前にベンチ入りすらもままならない日々が続く。
富居の怪我でリーグ戦にベンチ入りしたことも数試合あったが、出場はならず。
南米王者との決定戦の1試合のみの出場にとどまった。
その試合では悪くないプレーを見せていたが、いかんせんチームが低調で4失点を喫してしまった。
この1試合のみで評価するのは難しく、採点なしという形に。
しかし腐らずに練習を続けた姿勢、齋藤コーチの下でしっかりと学んだことは来季以降にも必ず繋がってくるはず。
いつの日か、J1リーグ戦のピッチに立つことを夢見て。
レインメーカーの物語はまだまだこれからである。(プロレス分からないので言葉間違ってたらすみません)

No.26 山口和樹

採点 4.0

リーグ戦出場2試合
ルヴァン出場4試合
天皇杯出場

松田天馬や坂圭祐、鈴木国友と同期入団の大卒2年目カルテットの1人。
身長155cmは中川寛斗と同じくJリーグ最小である。
類まれな技術とスプリント力を兼ね備える選手。

2年目となった今季だが、湘南ベルマーレにおけるシャドーのポジションは1番の激戦区と言っても過言ではない。
やはり昨季と同様にベンチにも入れない日々が続く厳しい現実に。
またベンチ入りしても出場することはなかなか出来ず、結果的にリーグ戦の出場は奇しくもホームとアウェイのマリノス戦にスタメン出場したのみとなっている。
出ればチームのアクセントとなり、悪くないプレーを見せていたがいかんせん結果に結びつかない。
アシストは昨季見せたが、チャンスは何度かあった中でゴールがあまりにも遠すぎた。

プロの現実は厳しく、大卒2年目にして今季限りの契約満了が決まってしまった。
湘南ではなかなか輝くことが出来なかったが、その才能は確かである。
琉球での活躍を祈っている。

No.27 鈴木国友

採点 3.5(シーズン途中で鳥取に期限付き移籍)

リーグ戦出場3試合
ルヴァン出場2試合

松田天馬、坂圭祐、山口和樹と共に2018年に加入した大卒カルテットのうちの1人。
ベルマーレのジュニアユースでプレーした経験を持ち、相洋高校に進学、その後桐蔭横浜大学から湘南に加入するという経歴。
ルーキーイヤーの昨年はルヴァンカップでプロ初ゴールをあげるも、恵まれた体格を中々活かしきれず苦しんだシーズンとなった。

挽回を期して臨んだ今季だったが、激戦区のFW陣の中では中々出番が回ってこない。
スタメン出場となった第9節の鳥栖戦では前半45分限りで交代となり、起用に答えることが出来なかった。
その後リーグ戦で2試合途中出場、ルヴァンでは2試合にスタメン出場(うち1試合はフル出場、残り1試合はハーフタイムで交代)するも、結果はおろか特に目立ったインパクトも残せず。
苦しい時期を過ごしていた中で7月、J3の鳥取に期限付き移籍となった。
鳥取では14試合で3得点をあげるなどまずまずの活躍を見せている。
ただやはり激戦区のFW陣の中に入り込むほどの爆発的な活躍を見せた訳では無いため、おそらくこのまま完全移籍、もしくは別のクラブにという運びになる可能性の方が高いかもしれないが…
どのような形になっても、自分の特徴を活かして頑張って欲しい。

No.28 鈴木冬一

採点 7.0

リーグ戦出場22試合
ルヴァン出場5試合1得点
王者決定戦出場
J1参入プレーオフ決定戦出場

C大阪の下部組織で育ち、ユース時代にはJ3でのプレー経験もありながら、高校2年生の途中から長崎総合科学大学附属高校への転入を決断。
高校サッカー選手権でも注目の選手の1人となっていた。
C大阪仕込みの類まれなるボールタッチ、その独特なタッチからのドリブルと視野の広いパスセンス、FWから中盤、またSBまでこなす器用さを兼ね備えている。

今季注目の選手の一人だったが、プレシーズンから技術力で違いを見せていた彼は序盤から試合に絡んでいく。
ルヴァンカップで初出場すると、怪我人が続出したことから第3節の鹿島戦で途中出場、そして第4節の仙台戦ではスタメン出場を果たす。
その後は初めての右サイドでのプレーでも無難にこなし、指揮官の信頼を掴み取って徐々に出場機会を増やしていく。
ルヴァンカップ第5節の長崎戦ではプロ初ゴールをあげ、5月から6月にかけて行われたU20W杯の日本代表にも選出。活躍を見せた。
代表から戻ってきたあともコンスタントに続け、また怪我をしない体の強さとどんなことが起きても崩れないメンタルの強さから、監督が代わったあとも出場がなくとも常にベンチ入りを果たしていた。
チームが崩壊しかけていた清水戦や川崎戦でも彼のプレーと勝利に対する情熱だけは数少ない光だった。
浮嶋体制になってからも信頼をガッチリと掴み、杉岡が負傷離脱したこともあり左WBのポジションを確保。
持ち前の攻撃センスを存分に発揮し、今年1年で守備の部分も粘り強さが増して成長。
山田直輝などチームメイトとの連携も抜群で、ルーキーイヤーながら瞬く間にチームの主力となり、特に浮嶋体制においては絶対に欠かせない選手の一人となっていく。
不可解なイエローカードで最終節の出場停止が決まってしまった広島戦では、悔しさから人目もはばからずに号泣した。(どうやら久々の勝利で泣いていた訳では無いらしい)
ただその情熱の中にも常に「サッカーを楽しむ気持ち」を持っており、残留がかかる大一番となったプレーオフの徳島戦でも、出場停止となった最終節と違って出場できるからか、試合前練習の際には笑顔を見せており、その恐れ知らずな姿にはクラブスタッフでさえも度肝を抜かれたという。
徳島戦でもその技術をいかんなく発揮し、同点弾の起点となった。
今ではヘアスタイルも高校時代の坊主からは想像もつかないほどの姿になっている。
髪をただ伸ばしただけではなく、試合によって金や銀に染め、すっかり高校生の面影はない。
明るい性格と無邪気な笑顔は高校生のままだが。(笑)

12月のU23合宿にも招集されており、東京五輪出場も大いに期待できる。
来季も今年のようにのびのびとプレーすることでチームの勝利に貢献し、そしてその先へ繋がるようなパフォーマンスを見せて欲しい。
個人的にはSBやWBではなく、もっと前目のポジションで得点に絡んで欲しいとも思っている。

俺たちと駆け上がれ。見せつけろその技を。
来季も頼むぞ。冬一。

No.29 福島隼斗

採点 出場時間が短いため評価なし

ルヴァン出場2試合
天皇杯出場

選手権にも出場した大津高校から加入したCB。
鈴木冬一と同じく選手権の時から注目選手の1人にも挙げられており、チームのキャプテンも務めていた。
そして貰った背番号は29。
杉岡大暉に姿を重ねずにはいられなかった。

しかし、順風満帆とはいかなかったルーキーイヤー。
DFラインは手薄で負傷者も続出した中でもリーグ戦での出場は0。
ルヴァンカップでの出場もいずれも遠征で敗戦となった長崎戦と札幌戦のみの出場にとどまった。
自身も負傷があったのか、調子も中々上がってこない。
肝心のDFは後手後手、ビルドアップでも単純なミスを繰り返し、久々の出場となった天皇杯ではJFLに0-4の大敗を喫したチームの中でも1番酷い出来だったように感じる。(ハイライトしか見ていないが)

本来の彼の持ち味は全くと言っていいほど出せなかったルーキーイヤー。
さぞかし悔しかったことだろう。
来季はもしかするとレンタル修行も一つの手かもしれない。
来季も湘南でプレーするのであれば、手薄で怪我がちな選手が多い最終ラインのメンバーに割って入ってリーグ戦の出場、そしてポジション確保に至るくらいの活躍を見せて欲しい。
同期の鈴木冬一とは大きく差をつけられてしまったが、まだまだ彼のサッカー人生は始まったばかり。
福島隼斗の逆襲はここから始まる。
強豪校でキャプテンを務めた実績は伊達ではないと思っている。
頑張れ。

第3弾は以上です。
山口和樹らのリリースを待ってた部分もあり、今回も第2弾から日にちが空いてしまいました…
第4弾は今週中に出せるように書いていきたいと思います。
今回もお読みいただいた皆様、ありがとうございます。

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