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丸パクリされるぐらいだから、レゴランドだって結構イイよね、という話

週刊文春の取材により、としまえん跡にできたハリーポッター施設が実はレゴランドの内部資料を丸パクリしていた事実に続き、元社員によりオリエンタルランドの内部資料まで持ち出していたことが判明したようだ。

どうやら事実らしいのだが、内部極秘資料はともかく、外観やスタッフの様子、料金など、外部からわかるものについて参考にすることは問題ないだろう。別に内部資料なんて参考にしなくても十分に参考になる点はあるだろうと思うけど、たぶん偉い人って「内部にこそ秘密がある」と考えてしまうのだろう。

ディズニーランドにしてもレゴランドにしても、一番の魅力は「世界観」であり、その点ではハリポタは十分な世界観を持っているので、十分魅力的なものを作れるんじゃない?と思うのだが、まあすでにUSJにあるわけだし差別化のためにも他施設を参考にしたかったのだろう。

「レゴランドなんて話題にそんな上らないし、参考にしても意味ないんじゃない」という声も聞こえてきそうであるが、私の地元愛知県の施設なので、私はそうではないと肩を持ちたい。

そもそも「レゴ」といった特殊な世界観が放つ雰囲気は一流のものであり、実際子供だけでなく、大人でもレゴにはまっている人は少なくない。

パーク内も、大手2大パークに比べれば狭いけど、レゴブロックで作られたキャラクターや建造物は見ていて壮観である。

乗り物に関しても、数はちょっと少ないかもしれないけど、1日で楽しもうと思ったらちょうどいいくらいの数である。スタッフの応対も感動ほどまではいかないかもしれないけど、感じは良い。

なので「面白くなさそうだから行っていない人は、是非行ってほしい」と声を大にして言いたいのだが、それがそうでもない。まあ声を中ぐらいである。なぜなら圧倒的に2大パークと比較して劣っている点があるからである。

それは『営業時間』である。レゴランドの営業時間は「10時から17時まで」のたったの7時間しかない(冬季、平日)。しかも、レストランは15時に閉まる。おいおい、ちょっと乗り物並んでいるうちに終わっちゃったじゃん、という経験を私はしたことがある。

一方でディズニーランドは9時から21時(冬季)の12時間、USJは9時から20時半(冬季、平日)の11時間半である。楽しめる時間が全然少ないのである。

これを若い方が重視する「コスパ」で比較してみると以下のとおりである。
(1時間当たりの入場料、小数点切り捨て)

・ディズニーランド
 入場料(オフピーク)9,400円÷12=783円
・USJ
 入場料(オフピーク)8,600円÷11.5=747円
・レゴランド
 入場料(オフピーク)5,300円÷7=757円

上記の通り、殆ど差がないのである。施設の多さや、レストランの多さなどの規模を比較すると同じくらいの価格ならディズニーやUSJに行った方が得と考える人も多いだろう。私も同じなら(距離的に同じくらいにあるとしたら)圧倒的に2大パークに行く。交通費まで足したら楽しめる時間が長い方がコスパも良くなる。

ちなみに、愛知県の隣、三重県が誇る遊園地「ナガシマスパーランド」は以下のとおりである。
・入場料5,800円÷7時間(冬季営業時間)=828円
あれ、他のテーマパークより高い・・・。

というわけで、どうやらどこのテーマパークも1時間あたり800円くらい(オフピーク時)を想定して設定しているようだ。もしかしたら運営していくにはこれくらいの収入が必要と業界では周知の事実なのかもしれない。関係者の方、知っている方がいらっしゃったらコメントください。

なので「どうせ同じ単価で遊ぶなら、長い時間遊べるほうがいいよね」となり2大パークに軍配が上がるのは仕方ないことなのかな、と思う。もちろんコンテンツが飛びぬけて面白いけど。

しかしながら「レゴ」だって対抗しうるコンテンツだと私は思う。なので是非レゴランドにはチケット料金多少上げてもいいので、遅くまで遊べるようにしてほしいと思う。私は最近「県民の休日」なる平日に行ってきたのでものすごい人だったが、普段の平日はわりと閑散としているようだ。でも、長い時間遊べるとなれば、学校帰りの学生なども来園し人も多くなるはずだ。そして人は人が多くいる場所に集まってくる。なぜならたくさん人がいる場所は楽しそうだからだ。この「楽しそう」は遊び場にとって最も重要な要素だと思うのだが、いかがでしょうか?

今日はここまで。

引き続き、どうぞよろしく!


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