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渋谷という"街"をどうやって"ローカル"に変えるか

今日は、「"コンテンツ"によって人は歩く導線を変え、"体験"によって文化を作る」ということについて話します。

以前、建築業界の方と話していて、建築というのは、「人の歩く導線を変えるものだ」というような話を聞いたことがあります。(あくまでその人の持論です。)
 
というのも、分かりやすい例としては、田舎の街に大型デパートが出来て商店街から人がいなくなったり、逆に商店街に魅力的なイベントや施設が出来ることで商店街に人が戻って来たり。 

●今や日本でもおしゃれな街アメリカのブルックリン  

ここは元々産業地帯として発展していった地域で、7000もの工場や工業施設がありましたが、アメリカの大恐慌時代に荒廃し、治安が悪化し、スラム街となり、ギャングスターのアル・カポネなども輩出していました。
 
ただ、ブルックリンの良さは大都会ニューヨークからほど近いところ。70年代から家賃の安さもあり徐々に駆け出しのアーティストや表現者が移住して来ました。

そして、街の状況を変えたのは伝説のアートイベント「ダンボ・アートフェスティバル」。97年当初は草の根的に始まりましたが、2010年代には3日間のイベントで20万人以上を動員するほどになったそうです。

ファッションショーやライブ演奏までなんでもあり。屋外での大規模なアート展示や壁面を使ったアートなどアーティストが街を変えるきっかけを作りました。
 
それを機に、イベントに参加する為に観光客が訪れ、観光地化することで街の治安がよくなり、「アートの街」ブルックリンという"文化"になりました。
 
前振りが壮大に長くなりましたが、つまり、今まで行きもしなかった場所に人が行くことで、変化が生まれ、文化が変わるということです。
 
現在、渋谷でも都市開発を行い、今後ますます新しい商業施設やオフィスが沢山立って来ています。
それによって、人の歩く導線が変わります。 

●導線の変化によって、誰にどんな影響があるのか?

このままの流れでいけば、新規商業施設内の店舗に人が集まり、これまで繁盛して来た店からは人がいなくなることになるかもしれません。

また、オフィスの数も増え人口も増えますが、その人たちはこれまでのお店を知らず、新規商業施設内の店舗やチェーン店に流れる可能性が高まります。
 
これにより、不利になってしまう可能性があるのが、既存の店舗です。
 
この時、どうやったら小さな既存店舗がその流れに抗えるのでしょうか?
 
ヒントは最初の事例の商店街の話
田舎町の商店街の近くに大きなデパートが立てられた時に、最後までシャッターを降ろさず営業を継続できた商売があります。
 
それは、「スナック」です。
というのも、本屋さんやお肉屋さんなどでは商品を売っているという意味でデパートと同じ土俵で戦わなくてはならない。
 
同じ買うなら品数や価格の安い方を選びますが、スナックの魅力は、近所の顔なじみが集まったり、いつものママとのなんでもないトーク。
逆にお酒は安い焼酎だったり、時にはお客さん自身で作ることもあります。
 
つまり、スナックを選ぶ理由は、「酒場」だからではなく「この酒場でしかできない体験」だからです。
 
ということは、小さな既存店舗が生き残る為に必要なことは"体験"を売ることが必要です。

●体験を売るにはどのようにすれば良いのか?

それは、「共通言語」を作ることです。

で、「共通言語」はどう作るかというと「共通体験」から生まれます。 

例えば、スナックでは日常でこのような会話が広げられています。

「渡辺さんがこの前◯◯でさ〜!」

「あ、それ知ってる!」

この場合の共通言語は「渡辺さん」で、共通体験は「そのスナック界隈で誰もが知っている体験談」となります。
 
つまり、小さなお店が勝つ為には、「お店での共通体験」をいかに作るかが重要となります。

ちなみに、ここからが宣伝への導入となりますw

お店での共通体験とは、
①スタッフとお客さん
②お客さん同士
③スタッフ同士
と分解することができます。
 
こう考えると、どれくらいのお店がお客さんとの共通体験を作れているでしょうか?
 
特に、都会の中では忙しさのあまり、マイナス面での共通体験を作ってしまっているケースもあります。
例:「あの店のスタッフ態度悪いよね〜」など
 
POTLUCKでは、まず手始めにこの①スタッフとお客さんの共通体験作りにフォーカスした取り組みを行なっていきます。
 
現状では、ランチタイムの余計なオペレーションを取り除き、スタッフとお客さんの対面性をあげること。
そして、9/20にプレスリリースを配信しましたが、今後はアパレルなど、食以外のブランドとコラボすることで、共通言語を作ります。
 
そうすることで、POTLUCKを通じて、店舗とスタッフにおける共通体験を作っていきたいと思っております。

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POTLUCKとは

POTLUCKは、月額料金として30日間有効のチケットを購入することで、様々な飲食店のランチがテイクアウトできるようになるサービスです。事前予約制で待ち時間がないため、「お昼はどこも混んでいてゆっくり過ごせない」というランチタイムの混雑から解放され、有意義な時間を過ごせるようになります。
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