見出し画像

【ポケカ】エレキマスター決定戦 使用デッキ「ロトムVSTAR」【デッキレシピ】

2022/08/21。高田馬場バトロコにてエレキマスター決定戦というイベントが行われた。
当記事は参加記録である。

1.エレキマスター決定戦とは

ずんだもちとーまさんたちが行っている、ポケモンカードにおけるタイプ統一構築による対戦イベントのことである。
CL横浜までの刺激を受けることを目的に当イベントへの参加を決めた。

なお、ゴムのグローブと雷以外の基本エネルギーが禁止である。
そらをとぶピカチュウなどの雷弱点雷タイプに逆境グローブを付けることは禁止されていなかった。

2.メタゲーム予想

https://twitter.com/Rylia_Only_me/status/1561245663962480640

ベンチを守る手段に乏しいことからベンチ狙撃タイプのデッキがまずは対策が必要なのではないかと考えた。
雷タイプといえばモココがいるが、これを使ったエネルギー加速とベンチ狙撃が両立している環境であるためまずはここを環境の軸とした。

たとえば連撃ゼラオラVやジバコイルVSTARがあげられる。
モココ+αと仕留めることで盤面を優位に立てることが可能だ。
これを防ぐためにはそもそもモココなどのベンチを並べない構築にすればよい。

だが、単騎のみの構築だとコケコVMAXがおもくのしかかってしまう。
よって、持ち込むための条件は以下となる。

・単騎構築相当であること
・マヒを乗り越えられる構築であること

ここから当初考えたデッキが次のデッキである。

3.候補デッキ「ピカチュウVMAX単騎」


単騎構築といえばパッチラゴンVMAXが有名である。
ピカチュウVMAXにする理由は以下である。
1.自前でエネルギー加速ができること⇒ハピナスVのような動きが可能
2.250+30ダメージの280が主軸であること

特に1.はすごいきずぐすりの使いやすさ向上に一役買っている。
参加を決めた当初は当デッキタイプを使うつもりでいた。

大きな問題として、打点不足による時間切れが挙げられる。
パッチラゴンVMAXと違い反射ダメージがないため、どうしてもダメージレースで不利を負いがちだ。
対人が必要なデッキタイプであるにもかかわらず対人で練習できないこともあり、これを持ち込んで全敗コースを考えていた。

ふと1枚のカードを思い出す。

ロトムである。
検索していた条件は「2エネ」「たねポケモン」「後攻1ターン目に200ダメージを出せる」である。
2エネである理由は以下である。

マリィのプライド。
ドローしないメロンである。
これ+手張りで2エネを実現できることからロトムを考えることにした。
この時すでにほとんど時間はなかった。

当初はたねロトムV+サンダー2枚+5道具+プライドでたねVを葬り去るデッキを作っていたつもりだった。
ドローにも打点にも飢えていた自身はロトムはVSTARがいることを思い出し、デッキにいれた。
ドローソースだったはずの彼がメインアタッカーへと変貌した。

サンダーが抜け。
へんかんスターでの爆ドローに依存した。
持ち込んだデッキが、完成した。

4.使用デッキ「マリィのプライド型ロトムVSTAR」

4-1.どういうデッキなの?

ロトムVSTARできもちよくなるデッキ

4-2.もーちょいくわしく

先攻時
2ターン目にへんかんスターで手札を投げ捨てる⇒2エネロトムVSTARを供給し続けて殴る。

後攻時
気合でマリィのプライドから2エネロトムを降臨させて殴る。

4-3.各カード解説


ロトムV 4
ロトムVSTAR 3
コンセプトカード。
たねサンダーを使うとロトムVでも打点が出た。
ドローしたいので4-3。
どうせ落ちるのでつりざお⇒ボールで道具整理しながら整える。

カプ・コケコ 1
逃げゼロかつジバコイルVSTARを耐える。
モココを倒す活躍をした。

げんきのハチマキ4
こだわりベルト4
打点向上カード。ロスト枚数減らせるかも。
げんきのハチマキは正直サンダーならべるときの名残。

しあわせタマゴ4
手札を投げ捨てるデッキなので。あるとないではプレッシャーのかけ方が違う。

ふうせん2
正直サンダー並べるときの名残だが、マリィのプライド補助にもなる。

おおきなおまもり4
別の道具のほうが良かった。学習装置3+ジャマーとか。
その辺にあった適当な道具を入れた。

トレッキングシューズ4
エネに触る、道具やザクロをトラッシュする、など。やくわりはたくさん。

クイックボール4
ハイパーボール4
手札を捨てるカード。
デッキも圧縮できる。
ポケストップ前にポケモンぶっこ抜いて手札を稼ぐことも。

ポケギア2
ポケストップで引っかかるサポート。ともだちてちょうもセットにするべきである。
ロトムの打点を考えるとどうぐをデッキ枠にかなり割かなければならないためこのあたりは犠牲になった。もっと練れたであろう枠。

ツールボックス1
デッキからポケモンのどうぐをぶっこ抜くカード。
コストを拾ってくる役割を持つ。
へんかんスターやトレッキングシューズのドローは道具以外がいいのでできるだけたくさん一度にぶっこ抜きたいと思い採用
hit率がそこまで高くないことがネック。でも入れないとへんかんスターでのドローや圧縮に差が出るので気合で引き込む。

エネくじ1
ほんとは3ほしいカード。
スピード雷+ポケストップ+トレッキングシューズというターボ構築向きなカードが揃っているが、スピード雷はポケストップでは拾えない。
基本エネルギーはマリィのプライドでつければいい。
後半つりざおで戻したエネルギーも抜くことができる。
エネルギー転送ではスピード雷は拾えない。

学習装置1
最強カード。1枚しか余ってないので1。

マリィのプライド3
ポケストップで基本エネルギーが落ちても問題ないように装える。
学習装置を張れなかったとしてもエネルギーを有効に使える。
誰も使ってないオリジナリティを出せる。
マリィがかわいい。
ただしドローには貢献しないことと、先攻を取るならエネ加速はそもそも2回でいいことから、2回撃てるだけの枚数=3枚。
SRは持ってない。

ザクロ1
手札を捨てるカード。
何度も使えるので、へんかんスターの後だったり手札を整理したいときに使う。
ザクロは闘ポケモンがいなくても手札から使えることは覚えておくべき。

ポケストップ3
へんかんスターで引く枚数を増やしたい。
基本エネルギーが落とせる。
ポケモンが落ちてもつりざおが当たれば問題ない。

ふつうのつりざお1
考え方はこの記事

落ちてもいいように組んでおけばデメリットはメリットになる。マリィのプライドも含めて3ドローしているようなもので、残っているならばさらに3枚ずつ引く枚数が増える。そんなのは最強に決まっている。
すりかえカップと併用すると面白くなったかもしれない。

スピード雷エネルギー4
つよいカードは4。
ドローができる。
ターボ構築にスピード雷エネルギーが使えるということは勝つということ。
打点が出る2エネの雷たねVが出てはいけないのは後攻1ターン目からたねVをしっかりと倒すことができるから。
不純物の多いロトムデッキだと難しいというだけで。

基本雷エネルギー4
3でも良かったかも。マリィのプライドがつかえたらそれでいい。

5.当日のマッチアップ

1回戦:ロトム 先攻6ー0〇
マイナンスタート。後攻1ターン目にロトムでのドローを選択してくれた。
当然先攻2ターン目から殴る。勝ち。

2回戦:ロトム+マルマイン 後攻3ー6×
5マリ。後攻初手200をチラつかせるも決まらず。
こちらが詰まってしまい捲れなくて負け。

3回戦:ジバコ 先攻1ー6×
初手でハンドいっぱい構えるも即飛んでくるマリィ。
二度と手札が揃うことはなかった。

4回戦:ロトム 先攻6ー5〇
最初だけドブン。詰まったところを巻き返される。
道具たりずボスも拾えなくなってくれて勝ち。あぶない。

5回戦:ゼラオラVSTAR 後攻6ー5〇
パラライズボルトでスタート。
引きまくって手札を溜めてドブン。
ゼラオラVSTARはロトムをワンパンできないので勝ち。

結果:3-2
予選落ち。

6.振り返り

構築面
少なくとももう少し早く手を出すべきだった。
キバナ、研究は絶対入れるべきだった。
特にキバナは捲れるカードであった可能性が高い。
道具は厳選したほうが良かった。ツールジャマー、学習装置、しあわせタマゴから構築していくべきであった。
作ったのは前日の18:00付近。注文するのが遅かった。

マリィのプライド。
会場内で唯一使っていた自身がある。
ほかは先攻取る前提のロトムばかりであった。
だからこそ、もっと詰められたのではないかとも考える。
もともと後攻初手で220を出すデッキばかりを使っていたのだから、今回も突き詰めていきたい気持ちがあった。
妨害は妨害で興味はあったが。

環境的な目線で行くと、予想とは大きく外れていたように感じる。
ロトムだらけであったし、マヒメタにたどり着いていた人はかなり多かった。
今回はメタを回せなかったことが原因である。で、これは一人で考えていた結果だからである。
また、ロトムを使おうと決めた際に後攻初手で吹き飛ばせばメタは関係ない、といういつもの思考に陥ったのもあまりよくなかった。
少しだけでも情報交換していくべきであったかと考える。

7.おわりに

タイプ限定という特殊な環境であったが、構築のいい勉強になった。
本命であるスタン環境でも活かせたら良いと願うばかりである。
動画に出演したメンバからWCS参戦者が出た以上、負けてはいられない。
得意なデッキ構築で勝負をかけられる日が来るまで、ポケモンカードをしっかりと楽しんでいきたいと思う。

以上。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?