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【#ポケカ】JCS使用デッキ「オーガポン型トドロクツキex」について【4-3】

2024/06/01。参加権利があるので、JCSに参加した。
調整過程とデッキについて記載する。


1.デッキ選択過程

CL札幌後、いくつかチームメイトよりデッキを提案いただいた。
そのなかで気になったデッキは以下である。
・マシマシラ入りウガツホムラ
・イサハオーガポン

特にイサハオーガポンはCL札幌シニアで実績を残していることから強く推された。
この2つ+今回使用したデッキの3つを候補とした。

1-1.マシマシラウガツホムラ

回復+大ダメージを同時にこなせることから。
ライコポンがトレンドとなるなかで、ライコポンメタのリーグ本部が流行っているとの情報をキャッチした。
スタジアムが自然に多数投入できてライコポンへのランガン勝負を持ち込めることから候補としていた。

しかしながらこのデッキは思ったよりもスピード感にかけていた。
後攻最初の番にれっかばくしんを使うためのカードが揃わないことが多々あった。また、れっかばくしんを使った次の番にどうしよう?となることがあった。
イサハオーガポンと比較するとダメージが出せるがオーリム博士の気迫に依存していることがネックとなった。
PTCGLでまわしていくうちこみ上げてくるコレジャナイ感に抗うことができなかったため、10本ほど回して終わった。

1-2.イサハオーガポン

こちらはチームメイトにも協力をいただいてわりと本気で使用するつもりでいた。最終系は以下。

ギプスによる受け回し、ボタンによるイサハ連打。
みどりのまいをベースにした各種妨害。
一度受けられるということはマシマシラで返せるということ。打点向上を期待した。
だがどうやってもライコポンに勝つことができなかった。

みどりのまいが強い、ということからオーガポン みどりのまいexをつかおうとなり、自身の中で一番うまく使えるデッキを探した。

1-3.オーガポン型トドロクツキex

大本は札幌で使用したデッキである。
同じオーリム博士の気迫を使うデッキであるならタイプの管理が楽でかつ確実に気絶させる方がつよいと思い選択した。
対ドラパへの意識や調整結果で構成は少し変わっている。
総計100本ほどPTCGLでこなした。
この時点ではライコポンにはある程度勝てていたことから仮にライコポンにあたったとしてもある程度行けるだろう、と信じた。

メタ読み的には意識がライコポンに向いていて、ライコポンに勝てる古代バレットのようなデッキがはびこると予想した。
そのうえでドラパ、リザ、サナにはきちんと勝たなければいけないと考えた。あとはライコポンに有利と言われているルギア。やたらおまつりと当たったがおまつりまではメタゲームの深読みをしすぎであるという結論のもと、オーガポン型トドロクツキexに決めた。

2.デッキ解説

トドロクツキex 3枚
確定きぜつ。ここ最近意識されていないため後攻初手で急に起動して一撃で葬り去るとゲームを終わらせることができる。
カラミティストームで220ダメージを出すと、おまもり付きなら2回目のワザを撃つことができるかもしれない。
展開中にベンチに置ければよいので、他のポケモンを置くグッズ>ポケモン本体で良い。オーリム博士の気迫を使うまでに用意すればよいので3枚。

トドロクツキ 2枚
対非ルールデッキや壁役として。
ドラメシヤ、ヒトカゲ、ポッポ、ミュウexを倒す。
オーリム+つけかえで起動するときの中継役にもなれる。
スタートして小突くだけでも十分である。
非ルール進化デッキには必ず使うが他の対面ではあってもなくてもよいことから、強いカードは4+弱いカードは0の平均を取って2枚。

オーガポン みどりのめんex 2枚
ライコポンに誤認させることができる。
逃げ1のため自前で逃げることができ、みどりのまいでエネとドローを供給する。
かがやくゲッコウガがいると大地の器が3枚ドローになる。
またオーリムで草エネを場にひっぱってくることで付け替えから殴ることもできる。
ベンチに1枚あれば良いことと、このポケモンには依存していないのであってもなくても構わないことから2枚。

かがやくゲッコウガ 1枚
ドロソ。逃げ1。入れない理由がない。
手札からエネを捨てられること、初動になることからこちら。

イキリンコex 1枚
最強のドローカード。2枚入れてもいいくらい。
初動として使うことときあいをいれるで最低限の仕事ができること。こちらがトドロクツキexを複数体用意できるならこのポケモンを倒すような余裕を相手に与えられないと考えている。
コンボパーツが多いデッキである以上このようなサポートを使わずにたくさん引くカードは必要。

ミュウex 1枚
ミライドンに誤認させることができる。
逃げゼロで置きドロソ。つけかえからゲノムハックも。
シャリタツと違って1枚でコンボパーツを拾えるのでこちらにした。
シャリタツは緊急ボードが必要で、かつ「サポートなら何でもよい」場合に候補となる。このデッキの場合はサポートはほぼオーリム博士の気迫だけであることと、グッズがコンボパーツであること、緊急ボードを持ってくる手段がシークレットボックスだけであることからシャリタツは不向きであると判断した。

テツノツツミ 1枚
ボールがベンチ呼びになる。この手のデッキには数枚ほしい。つりざおで複数回使ったりする。
くるいえぐるで倒したいのはルールを持つポケモンなので、サポートを使わずにベンチを呼ぶ手段は本当にありがたい。

エネルギーつけかえ 4枚
ドラゴポンから着想を得た。
みどりのまい+つけかえで起動できるのでトドロクツキexの起動ルートが増える。先にエネルギーを場に出しておかないといけないことから嫌っていたが、みどりのまいとの相性が抜群であるため採用に踏み切った。
オーリム博士の気迫で草エネルギーを引っ張ってオーガポンに付け替えるといったことも一応可能。

大地の器 4枚
エネルギーを持ってくる。手札調整してリスタートも。
今回は特殊エネルギーは入っていないので大地の器で良い。
みどりのまいとかくしふだがあるのでこれ+手札1枚が3ドローに変わる。

シークレットボックス ACE SPEC
オーリム博士の気迫、ボールorダークパッチ、おまもりorボード、ポケストップと持ってくる。フィニッシュターンに手帳と合わせてボスを持ってくるかもしれない。
あってもなくても良いがあるとめちゃつよカードだった。
他のACE SPECにはできない動きであるためこちらがしっくりきた。

ともだちてちょう 1枚
ボス、オーリムの使いまわし用。
ポケストップにしたので手帳を採用して落ちるのをケアした形となる。
ポケストップを使うデッキにおいてはともだちてちょう1~2,ポケギア3.0を採用することでポケストップからサポートを触ることができるようになる。単にボスやオーリム博士の気迫を使いまわすだけではなくポケストップのリスクを下げることができるのだ。

ダークパッチ 4枚
つよいカードは4。
悪エネルギーをベンチポケモンにつけることができる。みどりのまい+エネルギーつけかえ、オーリム博士の気迫と3ルート用意することによりどこか1か所うまくいかなかったとしてもくるいえぐるを使えるようにしたい。そのためにはポケストップに引っかかる+消費がしやすいグッズであるこのカードは4枚必要である。

すごいつりざお 1枚
テツノツツミの使いまわしや大地の器で3ドローしたいときのエネ戻し、トドロクツキexの使いまわし。

ハイパーボール4枚/ネストボール4枚/ヒスイのヘビーボール1枚
たねポケモンのコンボデッキであるため。ボールは本当は10ほしい。
たねポケモンデッキはヒスイのヘビーボールは必須と考えていて、採用しないなら進化デッキを使ったほうが良い。

トレッキングシューズ 4枚
何でも複数枚入っている感覚になるカード。
エネルギーつけかえ、ダークパッチ、ボール、大地の器。当てたいカードは種類がバラバラであることからこれが4枚。悪エネルギーが落とせたらラッキー。

緊急ボード 1枚
スタート時以外いらないので1枚。
シャリタツのときは必ず張りたかったが今回の構築ではあまり必要でない。

勇気のおまもり 2枚
HP280のトドロクツキexを作ったり、ミュウやオーガポンにつけてファントムダイブをケアする。
札幌時点では必要だったカードで、気づかなきゃいけなかった。

オーリム博士の気迫 4枚
つよいカードは4。
3枚ドローできることから初動になりえる。これを使ってエネルギーを付けることが主軸である。
ゲームを決めるカードであり、かつ初動なので4枚。

ボスの指令 1枚
オーリム博士の気迫に頼らずに3エネ用意できるのでボスを使う余裕がある。そのため採用に踏み切った。
2枚目かポケギアは必要だった。
非ルールをよけてルール持ちを倒したいがオーリム博士の気迫を使うことにサポート権利を使うことから1回しか使えない想定。初動にならないので強いカードとは言い切れない。
フィニッシャーになるのでゲーム中どこかで1回引ければよいので適正枚数は2枚のはず。

ポケストップ 2枚
シークレットボックスと付け替えが引っかかるため。シークレットボックスのコスト確保のために回すことがある。
エネはゲッコウガとオーガポンに回す分で十分なためサイクリングロードから変更した。

悪エネ7枚/草エネ4枚
オーガポンにつける3エネ分×安全率1.5=4。
悪エネ6だと触れずに負けたゲームが多かった。
くるいえぐる/カラミティストーム用に2枚必要で3枚目はエネなら良い。仮に悪悪悪の3枚必要とするとトドロクツキex3体分なので9枚×安全率1.5=13。
オーリム博士の気迫、ダークパッチはエネルギーの重複をOKにできる。オーリム博士の気迫が2枚分、ダークパッチが1枚分になるので13-3=10。
みどりのまい+エネルギーつけかえで供給できるのが草エネルギー3枚分なので10-3=7。

3.戦績

1戦目:リザードンex
後攻 6-5〇
トドロクツキexスタート、エネ5枚。手張りエンド。
ナンジャモされたので手札を見たらブン回せるようになったのでブンブンする。
かがリザの返しにボスでロトムV取って勝ち。

2戦目:ライコポン
後攻3-6×
初手オーリム3ボス1をぶった切る。
ケガワの返しにボスが撃てなくて走り負け。

3戦目:ロストバレット
後攻6-2〇
すごくしんどそうに回していたのでこっちが先にブンブンして勝ち

4戦目:ルギア
後攻6-4〇
4マリ、ツツミスタート。
前チラーミィ後ろルギアV。くるいえぐるにたどり着く。
プライマルターボ一度も言わせずに勝ち。

5戦目:ライコポン
後攻3-6×
前ライコでおまもりエンドだったので後攻1ターン目にくるいえぐるを狙うためにブンブンするがオーリム博士の気迫にたどりつかない。
そのまま高打点の殴り合いになり、こちらが間に合わなくて負け。

6戦目:ドラパ
後攻6-4〇
ACEがネオアッパー
ドラメシヤ、ドロンチを取れたのが大きくてドラパにくるいえぐって勝ち

7戦目:ライコポン
後攻2-5×
ブンブンするもケガワにてこずる。
ナンジャモケアで立てたトドロクツキexがボスで倒され、こちら手負いのトドロクツキexのみ。こちらが殴れば両負けにしかならないので降参。
スタジアム3枚目入れとくべきだった。

4.デッキ分析

今回使用したデッキは大本はCL札幌と同じであった。
デッキと戦績を振り返る。

ライコポンに勝てていないこと。
PTCGL上では勝てていた。これはスナノケガワが採用されていないことによりサイド2-2-2で終えるゲームになっていたためと考える。
それなら先に殴れる後攻のほうが強い。
非ルールのトドロクツキがどうにかケガワかオーガポンを倒せると話は変わってきたと思う。もしくはボスorポケギアとスタジアムを厚くしておくか。
ライコポン自体は減る読みであったが実際3回当たってしまった、ということで当たり運のところもあるだろう。
だが、会場にいると想定される全部のデッキに勝てなければ意味はないのだ。特にデッキを作る側にとっては勝てないデッキがある程度環境に存在するようなものを作ってしまった場合それはデッキではないと自身では考えている。

ライコポン以外には勝てたこと。
こちらがすべて後攻であったし引きがある程度ついてくれていた。
札幌時点で勝てていなかったドラパを取れたことは大きい。

PTCGL上では勝てているがJCS形式に直すと予選を一度も抜けたことがないこと。
10本1セットで実施していたので総合成績だけなら7-3、といったことはあった。だがJCSでは3敗目が付けばドロップである。
この意識があればもう少し練れたかもしれない。

机上理論の上では各種環境デッキに対しては以下である。
・ドラパ
後攻であだうちやばねでドラメシヤを倒す
ドラパルトexが出てきた返しに新規にくるいえぐるを作って殴る

・ルギア
後攻でくるいえぐるorカラミティストームでルギアVを倒す
ルギアルギアされたらあきらめるがルギア1体ならわからせる

・リザ
ドラパと同じ
オーガポンでリザが倒せること、最初のリザはおまもりで受けることを意識する。

・ライコポン
後攻でくるいえぐるを使う。サイド1枚はツツミとボスでかわす。3回ワザ撃って勝利。
ナンジャモを意識して2体目のトドロクツキexを作るか、ボスを警戒して出さないかは問われるところである。こちらがおしている状況ならナンジャモを使う余裕はないはずなので2体目を用意するほうが良いはず。

・ミライドン
後攻でくるいえぐるもしくはカラミティストームを使う。サイド2枚ポケモンしかいないから勝つ。ド有利。

・サーナイト
2ターンくれるはずなのであだうちやばねで暴れる。

実際はライコポンにはPTCGLでの経験とかなりズレが生じていた。
このデッキは自身だけで調整したためそれが裏目に出てしまったといえる。
ドラゴポンの考え方と似ているので早めに提案しても良かったかもしれない。が、イサハオーガポンは練りこませるだけの魅力があったし協力してもらった以上これで勝ちたかった。

5.不採用カードについて

5-1.ポケギア3.0

サポートを触れる、7枚見れる、シャッフルできる、ポケストップに引っかかる。
ポケストップ+サポート軸のデッキではほとんど入っているカードである。
これに関しては未だに正解がわからない。
hitさせるためにはサポートそのものがデッキにたくさんあることが条件になる。なのでオーリム博士の気迫以外にサポートが複数入る場合は候補である。それこそメロコであったり、ボスの指令であったり。
みどりのまい+エネルギーつけかえによりサポートそのものへの依存度を下げることができたためサポートを使わないターンがあってもいいと思ったので抜いた。必要寄り。

5-2.シャリタツ

少し述べたがサポートなら何でも欲しいというデッキではないことと緊急ボードが必要になることから。札幌時点で気づくべきだった。

5-3.プライムキャッチャー ACE SPEC

ベンチを呼べるカードである。
初動にはなりえない。初動にならないカードはボスの指令が既にあるため使えないカードがある状況を減らすべく不採用。

6.おわりに

ナイトワンダラーが発売されたら、モモワロウ+マニューラの無限ボスギミックを搭載する形となる。
サイド2枚を倒し続けるのは三神ザシアンのそれである。このデッキはまだはやすぎたのかもしれない。
メロコ型トドロクツキexが勝てたのはクロススイッチャー+エネ加速があったからだということを再認識した。

以上

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