見出し画像

【ポケカ スタン レシピ】スピードファイヤー【大会レポート付き】

2021/05/01。第8回ポケカ侍ッにて使用した新アーキタイプ「スピードファイヤー」について記す。
なお戦績は2-3であるが基盤としては良いものが出来上がったためひとつの提案としてここに記す。

1.レシピ

20210501スピードファイヤー

画像のとおり。

2.どういうデッキなの?

後攻初手190ダメージを与えて気持ち良くなるデッキ

3.もーちょいくわしく

詳しくも何も2.のとおりである。

このデッキは後攻特化デッキである。
オーロラエネルギーのコストに基本悪エネルギーを使用することでじゃえんのつばさを絡めてガラルファイヤーVに2エネ用意することができる。
ここにメロンを使用することで3エネに到達するため190ダメージを出して攻めていこうという、トラッシュを利用したコンボデッキである。

4.個別解説

■ガラル ファイヤーV 4枚
コンセプトポケモン。悪タイプのポケモンVであり、特性によりトラッシュを活用できる。
これまではエネルギーを供給するサポート役の印象が強かったが、今回はこれで攻め込んでいくことをコンセプトとした。
悪打点であるためこくばバドレックスVを一撃で倒すことができ、190ダメージはデデンネGXやクロバットVを素で、ダンデを絡めると大体のたねポケモンを葬り去ることができる。
これを実現するためのコンボパーツ、および、同じガラルファイヤーVを2回動かすためのカードが他の56枚である。

■ガラル フリーザーV 1枚
手札にあるエネルギーをトラッシュすることができる。
コロトックVtoともに採用することで手札を減らしつつドローを進めることができる。
手張り2回+メロンで超タイプの打点を出すことも一応できる。

■コロトックV
ガラル フリーザーVと合わせてデッキを掘り進め、コンボパーツを集める。
ガラル ファイヤーVをあなぬけのひもやマオ&スイレンで下げたのちこれをバトル場に出すことでエキサイトステージの引く枚数を増やすことができる。
メロンや手張りで逃げエネを無理やり確保することもできる。

■クロバットV 2枚
悪タイプのアタッカーになれ、コンボパーツを引けるカード。
これもメロン+手張りでワザを使うことができる。
タフネスマント+ナイトシティで攻めていくことも一応可能である。

■デデンネGX 2枚
手札を捨てることができるドローカード。唯一のGXワザであるビリリターンGXを使うこともなくはないと考えた。ビリリターンGXを使うことでさらにドローを進めることができるうえ、1ターン作ることが可能となる。

■ワタシラガV 1枚
メロンをトラッシュにおいておける要員。2回3回と使いたい別のサポートを使うのも選択肢である。また、メロンを絡めると草打点になることも一応できる。

■ミカルゲ 1枚
vsマッドパーティを優位に進めるためのカード。ガラル ファイヤーVは自傷ダメージがあるため少ないマッドパーティ枚数で倒されてしまいがちである。
後続をしっかり絶つ必要があるのでクリティカルポイントで使用したい。

■グレートキャッチャー 1枚
フィニッシャーである。手札のエネルギーをトラッシュできることやメロンと同一ターンに使用できることから気軽に構えておける。
今回オドリドリGXを倒す際に使用した。

■タフネスマント 3枚
同じガラル ファイヤーVを複数回動かすためのカード。実質HPが240となるため何もないブレイブキャリバーまでなら耐えることができる。
一度耐えると次のファイヤーを用意するためにメロンを使用しなくてよくなり、マオ&スイレンなど別のサポートを使用することができるのだ。このためHPを上げておくことは重要な要素であると考える。

■クイックボール 4枚
手札をトラッシュすることができることと、このカードでないと確実にポケモンを持ってくることができないことから4枚。
V専用のボールが出るならそちらで良い。
ボール枚数は合計7枚であるが不足気味であるため要検討である。

■スーパーボール 3枚
デッキを混ぜることができるカードである。最初のポケモンはほぼ何が当たっても良いうえ、コストになることもできる。

■タッグコール 3枚
グズマ&ハラ、マオ&スイレン、シロナ&カトレアを引っ張るためのカード。
特に頂への雪道でデッキが機能しなくなるため、グズマ&ハラは連打できるのが望ましい。
一度耐えてしまえばマオ&スイレンによる受け回しでサイドを取らせにくくすることも可能である。

■エネルギー転送 2枚
トキワの森ではなく引いたら引いた分つかえるうえ妨害のされにくいこちらを採用。
基本エネルギーをトラッシュに複数置いておくのが重要なデッキであるため複数枚おける可能性のあるこのカードでなければならない。
頂への雪道が多く採用される環境であるためトキワの森への依存度を上げるのは危険だと判断した。

■リセットスタンプ 1枚
相手を1回だけ止めるカード。後半でしか使うことはないのでデッキを循環させるカードに変更したほうが良いと思われる。

■あなぬけのヒモ 1枚
メロンと同時に使い相手のベンチのポケモンを倒すためのカード。
ナイトシティによりクロバットVが受け札になってくれるのでガラル ファイヤーVの出しいれば少しだけしやすいのもポイントである。
また、コロトックVのドローを取ることもできる。器用。

■ポケモンいれかえ 1枚
相手を入れ替えたくないときに使用するカード。

■Uターンボード 1枚
コロトックVやデデンネGXの補助用である。雑につけることは難しいためあきらめることもあるが、エネルギーをトラッシュして逃げたとしても次のじゃえんのつばさやメロンにつながるためまったく無駄ではない。

■メロン 4枚
なんだこのクソみたいな文章は。ポケモンVならなんでも水エネルギーと一緒にエネルギー加速を行うことができるうえ、次弾の装填までこなしてしまう。
やはり巨乳はすべてを包み込むのか。
このデッキはこのカードの恩恵を最大限受けるためにたねのポケモンVで固めており、これを単なるドローカードとして使ってもさほど問題ない。
最速オーラバーンでなくても盤面形成ができればよく、次のメロンを引くためのカードが豊富であるため強気に撃ってしまってよい。
基本水エネルギーをコスト専門にしてやればよいのだ。

■グズマ&ハラ 2枚
ナイトシティと合わせて頂への雪道を破壊するカード。
雪道を破壊することは現環境必ず意識しなければならない。このため安直なグズマ&ハラの切りすぎはおしおきされるのだ。
オーロラエネルギーやタフネスマント、Uターンボードは最初の1枚で持ってくればよく、2枚目はスタジアムのみ持ってくるモードを使用するので良い。

■マオ&スイレン 2枚
一度耐えたガラル ファイヤーVを回復させるカード。オーラバーンでの自傷ダメージによる気絶を回避することができる。
タフネスマントによりHOが270へと上がっており、オーラバーンの使用では240ほど残るため一度ポケモンVの攻撃を受けることができるようになるのだ。
ナイトシティにより下げたガラル ファイヤーVを再度出すことも容易である。

■シロナ&カトレア 1枚
ボスの指令やメロンを拾うためのカードである。終盤はこのカードでプレッシャーをかけていく。
地味にドロー効果も見逃せない。

■ボスの指令 2枚
フィニッシャー。190ダメージを2回あてればポケモンは気絶する。
デデンネGXやクロバットVを選択してトドメを刺してやろう。

■ダンデ 1枚
2枚目のガラル ファイヤーVで使用することになるカード。220ダメージを出すことができるためたねのポケモンVを一撃で倒すことができるのだ。
ムゲンダイナVやザシアンV、はくばバドレックスVを倒してサイドレースを優位に持ってくるのを狙う。

■ナイトシティ 3枚
頂への雪道を破壊し、ガラル ファイヤーVでの受け回しを可能にするためのスタジアムである。
頂への雪道1枚で負けてしまうデッキであるため、これを解除したターンには全力で回しきることを目指す。
そのための有効なスタジアムはトキワの森ではなくこちらであるのだ。

■オーロラエネルギー 4枚
なぜか2枚エネルギーがついてしまうカード。

■基本悪エネルギー 5枚
ガラル ファイヤーVは悪悪無色であるため、手札にひいたときにつけたいエネルギーは悪>水である。引いて手札からつけるカードであるためこちらを多め。

■基本水エネルギー 4枚
こちらはトラッシュに1,2枚置いておけばよい。素引き時とエネルギー転送、メロンの使用しやすさを考慮すると4以上必要である。
3の場合は2枚目が引けない・置けないことが多いため。

5.ポケカ侍ッでの戦績

1戦目:白馬インテレオン+雪道
後攻0-6×
じゃんけん勝って後攻を選択
タッグコールでグズマ&ハラ2枚持ってきたのにコストに使ってしまい雪道で封殺されて負け。

2戦目:モクナシダダリンザルード
先攻4-6×
じゃんけん負け
ザルードに回復を挟まれたうえ弱点対面のため捲れず。

3戦目:フリージオインテレオン+ガラル鉱山
後攻6-3〇
じゃんけん勝ち
ミカルゲが20ダメージを与える活躍をした
フリージオを倒していき、グッズロックが途切れたところにグレキャからオドリドリGXを倒して勝ち

4戦目:カビゴンジュナイパー
後攻2-6×
じゃんけん勝ち
引き直し時点でジュナイパーのパーツが見え投了したくなる
パラソル+ジュナイパー単騎を作られたので投了

5戦目:溶接工ハピナスV
後攻6-4〇
じゃんけん勝ち
ガラル ファイヤーV+マオ&スイレンで受けまわす
ガラル ファイヤーVで2回殴るとタフネスハピナスVといえど気絶するので、相手に回答がなくなって勝ち

結果:2-3

6.メタゲーム上の立ち位置

後攻初手で190ダメージを出せる可能性があることから、先攻2ターン目に悠々と準備をしてくるデッキ(三神ザシアン)や悪弱点のデッキ(オーロット&ヨノワールGX、黒馬バドレックス)が流行しているのであれば一考の余地がある。
一方で、雪道環境であったりVポケモンの通りが悪い、ビクティニVMAXがはびこっているなどであれば使用してはいけないデッキとなる。
例えば環境がムゲンダイナ、れんげきウーラオス、こくばバドレックスの3すくみであると定義した場合、これらすべてに対抗しえるデッキとして候補に挙げても良いのではないだろうか。

7.さいごに

結果を出したデッキではないが、面白いものができたため紹介という形でここに記す。
質問や使ってみたうえでのクレームなど何かあればお申し付けを。
以上。

8.おまけ

2021/05/03追記
デッキ紹介動画
https://youtu.be/q3iIYEhMBgs

対戦動画
https://youtu.be/aNjAFxcvDSo

以下、投げ銭用なのでなにもなし。

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?